リール コレクション

六物一つ備わざれば魚得るべからず(六物=竿 糸 浮子 錘 針 餌) 


磯釣りを始めた30年前、グレ釣り名人 峯 享男さんの本を読み、強い影響を受けた。
「リールはどんな物でも使える。リールは糸同様 使い捨て品。高いリールは必要ない。」
「レバーブレーキ、ドラッグ等付属品は不要。付属機構なしのリールで学べ」
リールをフリーにして逆転で尾長を釣る峯 享男さんの かっこよさ に痺れたものである。
金がなかったこともあるが、当時はタックルに金をかけるなら一回でも多く釣りに行きたかったのである。
だから、リールは一貫してローコスト品を使ってきた。
ところが、現在、中古釣具店タックルベリーには往年の高級リールが安価で売られているではないか。
つい買ってしまうのは人情であろう。 気がついてみると、所有するリールは30個を越えてしまった。
せっかく買ったのに人にあげてしまったり、売ってしまったものもある。
で、リールが手元にある間にリストを作っておこうと思い立ったのである。



ダイワ SS750

その峯 享男さんが愛用していたリール。
超ロングセラーモデルで1986年ぐらいから6年以上カタログ落ちせず売れ続けていたみたいだ。当時18500円だった。
ただ実際に使ってみると、スプール径が41mmと小さいため太いラインを巻くとライントラブルが起きやすい神経質なリールに感じる。
重量は240gで軽量。 現在、4号糸を巻いて保管中。16/03/06入手

ダイワ GS750

SS750の廉価版で外観は良く似ているが、スプール内のドラッグ構造が簡略化されている。使用感はSS750とほぼ同じである。
当時8800円。15/07/03タックルベリーで入手。


シマノ バイオマスターGT2000 

ダイワ SS750と同時期のリール。当時、浅溝ロングスプールが流行だったのでスタイルにも共通点がある。
定価7900円。93年ごろ横浜物流という釣具ディスカウント店で3600円で入手した。
しかし、ベールの動作が気に入らず、スプール径が41mmと小さいため、道糸がバラケやすくお蔵入りしていた。重量は290g。


シマノ MARK3000

当時、愛用していたリールがこのMARK3000である。リアドラッグタイプ。
シマノの輸出モデルを逆輸入したもので1988年にディスカウントストアで@2280円で2台買った。
ライントラブルが少ない優れた設計。スプール径は52mmで道糸のばらけは皆無であっため6号糸を安心して使えた。 軽量で330g。
残念なことに2015年5月22日、網代で42cmのメジナを取り込んだ後、リアドラッグ部のプラスチックが割れてしまった。
リールを取り替えようしたら予備機も同じ場所が割れていて、ちょっと不思議な感じがしたものである。


シマノ MARK2000  

MARK3000の弟機種にあたる。1988年ディスカウントストアで@1980円で4台買った。260g
次第に大型メジナを狙うようになり使用する道糸が6号になると、スプール径が39mmと小さいため使用頻度が少なくなっていった。



シマノ TX120S 

MARK2000をレバードラッグ仕様にしたもの。これも1988年ごろディスカウントストアで@1880円で2台買った。
240g、スプール径39mm。


リョービ EX3800

これも1988年、ディスカウントストアで@2000円で2台買った。
離島遠征で大型の尾長を狙うときに大型リールが必要! と思って買った。ただ、少々大きく重い。375g。
離島遠征でも使わずにしまっておいたが、MARK3000が故障してメイン機種に昇格した。
なんといってもスプール径は57.5mmで最も大きく7号糸も使える。
昨年いっぱいはフルに使用したが、暮れにベールが外れるトラブルがあり、現在は使ってていない。


リョービ CN380

上のEX3800と同等品である。 375g、スプール径57.5mm。
かなり痛んでいたが、EX3800の部品取り用に2016年4月、タックルベリーで入手。



リョービ CN300 MKU

EX3800の一回り小さいモデル。スプール径は49.5mm。軽量290g
これは2015年7月、タックルベリーで入手。
ドラッグがまったく利かず、コルクシートで修理した。
何度か使用したがハンドルが折れたりして信頼感が今一。で、現在は使っていない。


リョービ CN300

CN300 MKUの一代前のモデル。スプール径は49.5mmと同じだが、300gと少し重い。
これも2015年7月、タックルベリーで入手。



リョービ LM3000

リョービの最終版的リール。スプール径は49mm。320g
ワンタッチハンドル。まだ使っていない。2016年4月、タックルベリーで入手。

リョービ CN70 MKU

CNシリーズの最小モデルか。スプール径は37.5mm。軽量195g
これは2016年9月、タックルベリーで入手。



リョービ セラテック3000RD

1988年モデル、定価6800円。スプール径は51mm。330g
リアドラッグモデルで造りはしっかりしている。まだ使っていない。2016年8月、タックルベリーで入手。


リョービ CM1000RD

1987年の暮れにキャステングで、1980円で買った。
リアドラッグモデルでスプール径は40mm。230g
最初に買った磯釣り用リールだったが、ちゃちいリールでベールスプリングが頻繁に折れる欠陥商品だった。
スプール径は40mm。重量230g 。


リョービ CM1000

これはフロントドラッグで1988年に上州屋の特売で、1000円で買った。
ほとんど、使わなかった。スプール径は40mm。重量230g 。


リョービ CM2000

CM1000の上位機種。スプール径は45mm。重量220g 。
2015年6月、タックルベリーで未使用品を入手。


リョービ CS1000 EX

CM1000とほとんど同じだが、ハンドルのシャフトが細くなっている。
スプール径は40mm。重量230g 。
2016年8月に海岸で拾い、修理して使える状態にした。


シマノ today GT−X3000

2015年11月、タックルベリーで未使用品を見つけた。
ちょうどEX3800のベールが故障した時だったので嬉しかった。1991年の廉価番で定価2860円
スプール径は56.5mm。重量355gでEX3800とほぼ同じである。
2、3ヶ月使ったが、道糸がパラパラこぼれるライン トラブルが2、3回あって使わなくなった。

今は何を使っているのかをいえば、下記3機種である。

DIAMOND EX050

まず、大森製作所 DIAMOND EX050。 非常にめずらしいリールで2016年6月、タックルベリーで見つけた。
リアドラッグモデル。シマノMARK3000のリアドラッグが故障した経験があったので、
一瞬迷ったが、丈夫そうな構造だったので買ってみた。 スプール径は49mm。重量310gで申し分ない。
使ってみると大当たり。道糸がこぼれるライン トラブルは皆無である。最重要である夜釣りに使用するメイン機種になった。



オリムピック トレノMX800

ダイワ SS750のライントラブルに悩んでいた2016年6月、タックルベリーで見つけた。
オリムピック最終期1993年のモデルでこの後まもなく、オリムピックは釣具から撤退してしまったと思う。定価6200円
5号糸を巻いて使ってみると、ライントラブルは皆無である。非常に快適に使える。260gの軽さに加え、操作が軽いし、遠投もきく。
スプール径は43mm。すっかり気に入って、日中の釣りに使っている。
SS750とほぼ同サイズ。 どこが違うのかといえば浅溝ロングスプールでない というところだろう。
今にして思えば浅溝ロングスプールはあだ花でメリットはなかったのではなかろうか。


GUANGWEI GS50

2016年2月、タックルベリーで見つけた。China製
ほぼ新品のコンディションで非常に安かったたのと、回転が非常にスムーズだったので、買ってみた。
スプール径は47mm。重量280gで申し分ない。
この機種も道糸がこぼれるライン トラブルは皆無である。日中の釣りに使っている。
ただ、ベールを起こすのに力が要るのが欠点である。
ハンドルはダイワの小型リールと互換性があり、スプールはシマノと互換性があるのもメリットと言えよう。


SUZUMI SF3000

アルミスプール、シルバーブルーの塗装。ウッドノブ ハンドル SUZUMIの高級品か。
ただ、ハンドルを回すと異音がするので安かった。
ハンドルはダイワの小型リール、GUANGWEI GS50と互換性がある。



ダイワ PS2L-2B

1991年モデル。1993年ごろに上州屋で買った。当時、アブ アンバーサダー10000CLを三ッ石の夜釣りで使っていたのだが850gと重かったため、軽い両軸リールを探していた。
本当はアブ アンバーサダー5500が欲しかったのだが高かったので、これを買ってみた。
ハンドルは木製握りの高級品に交換。しかし、中途半端で10000CLの代わりにはならず、おまり使わなかった。




ダイワ GS850

1991年モデル。スプールのラベルを剥がしていないので未使用品と思われる。2016年5月、タックルベリーで入手。
スプール径は48mm。365gグラムで6号糸が使えそうだが、まだ使っていない。



ダイワ GS750

1991年モデル。2016年6月、タックルベリーで入手。
スプール径は42mm。260gグラムで、ギア比は5.3とハイスピード。
これも、まだ使っていない。



ダイワ GS1000

1989年モデル。スプール径は57mm。275gグラムと軽量。当時4380円。
古いが使用感がなく、これは使えそうだと思い、2回使ったが、糸が均一に巻けないし、ベールの動きが気に入らず使うのをやめた。2016年4月、タックルベリーで入手。


ダイワ ST1000

1989年ごろのモデル。スプール径は57mm。310gグラムと軽量。ダイワ GS1000と同等品だが2850円と安かった。
2016年11月、タックルベリーで入手。



ダイワ SF4000

大きい割には350gと軽量。どうも輸出専用モデルらしい。 スプール径は56mm。
これも2回ほど使ってみたが、ベールがやや曲がっており、動きも気に入らず使うのをやめた。
2016年6月、タックルベリーで入手。


ダイワ REGAL−XT1500

1995年モデル。定価5880円。スプール径37mm。265gグラム。木製握り ワンタッチハンドルに惹かれて買った。
小奇麗だが小さくて使い道がない。2016年4月、タックルベリーで入手。



ダイワ REGAL−XT3500

1995年モデル。定価6500円。スプール径49mm。410gグラム。木製握り ワンタッチハンドルに惹かれて買った。
重すぎて使い道がない。2016年4月、タックルベリーで入手。



ダイワ REGAL−XT4000

1995年モデル。定価6800円。スプール径52mm。420gグラム。木製握り ワンタッチハンドルに惹かれて買った。
これも重すぎて使い道がない。2016年6月、タックルベリーで入手。


ダイワ REGAL−Z3500BL

1994年モデル。定価7500円。スプール径49mm。410gグラム。
ゴールドの外観、木製握り ワンタッチハンドルに惹かれて買った。
これも重すぎて使い道がない。2016年5月、タックルベリーで入手。



ダイワ LC1600

リーガルの輸出仕様と思われる。3500クラスに相当。 スプール径49mm。330gグラム。
2度使ってみたがしっくりこないので使用停止。2016年5月、タックルベリーで入手。


ダイワ LC2000

リーガルの輸出仕様と思われる。4000クラスに相当。 スプール径52mm。330gグラム。
ハンドルを回すと異音がするので安かった。 2016年8月、タックルベリーで入手。


オリムピック CX2000

1993年モデル。定価3000円。 スプール径56mm。325gグラム。
一度使ったが、ストッパーが使いづらく、スプール径56mmある割りにラインがこぼれ易く使用中止。
2016年3月、タックルベリーで入手。



シマノ HOLIDAY SPIN 4000

1993年の廉価番で定価4000円。 スプール径は47mm。重量330g。
ライン トラブルは少なく、5号糸を巻き、GT2000 バイオマスターの木製握りハンドルに交換して 数回使ったが、ストッパースイッチの位置が気に入らず、使わなくなった。
2016年4月、タックルベリーで入手。

シマノ NAVI 5000

1993年の廉価番で定価6800円。スプール径は47mm。重量330g。
木製握りハンドル、アルミスプール、3ベアリングと高級仕様。
6号糸を巻いて、HOLIDAY SPIN 4000とペアで夜釣りに使ったが、
傷が多く汚いのとストッパースイッチの位置が気に入らず、使わなくなった。
2016年4月、タックルベリーで入手。


シマノ ACCORT 4000

HOLIDAY SPIN 4000の後継機と思われる。1996年頃の製品か。
スプール径は47mm、重量330gとHOLIDAYSPIN 4000と同じだが、
ラインローラーは樹脂製でメッキがはげている。
5号糸を巻き使ってみたが、道糸がうまく巻けないライン トラブルがあって使わなくなった。
ラインローラー、ベール周りに問題がありそう。
2016年4月、タックルベリーで入手。



シマノ AERNOS 4000

2000年頃の廉価番でオープン価格。 スプール径は47mmとHOLIDAYSPIN 4000と同じ。
アルミスプールだが、質が悪く重いため重量は370gもある。
竿につけて持つとトップヘビーで違和感を感じる。
ただGUANGWEI GS50の軽量スプールが使えるので、交換して2〜3回使った。回転が滑らかなのはいい。
2016年3月、タックルベリーで入手。


最初に買ったGS50が調子良かったため、その後、予備機として6台 買った。使わなくても替えスプールになるし。。
ただ、品質にかなりのバラツキがある。下の弟機種を含めて、すべてタックルベリーで買った。

GUANGWEI GS50 赤












GUANGWEI GS50 SUZUMI

SUZUMIのロゴが入っているのでスズミへのOEMと思われる。

GS50の本体とローター交換

28/8/10の釣行時、ズボ釣りに使っていたGUANGWEI GS50SUZUMIの
ストッパースイッチが効かなくなるトラブルがあり、 現地でリールを交換する羽目になった。
GS50SUZUMIは今回、初めて使用したリールである。
帰宅してストッパースイッチを動かしてみると直っていた。
しかし一旦トラブルが起きたリールは再発の恐れがあるから、そのまま使えない。
で、ストッパースイッチがある本体部分を交換することにした。
GS50SZMのベールの動きはスムーズなので、
ベールが付いたローターごと取り外してGS50赤の本体と組み合わせることにした。
GS50赤はベールの動きが渋く、ちょっと使う気になれなかったから、ちょうどいい。
スプールを外してローターを止めているφ12の真鍮製のナットを外すと、ローターは取り外せるはず。
ところが外れない。5mmぐらいは動くのだが・・・
ネットで調べると、やはりセンターシャフトのナットを取れば外せるようだ。
で、強引に前後左右にひねりながら引っ張ってみた。
すると徐々に動き出し、最後にはスボーンと抜けた。快感。
もう片方のリールも同様に取り外し、ローターの交換完了。
これで、ストッパースイッチの不安は解消した。
GS50は予備機が4台もあるから心強いし、いいとこ取り で部品を組み替える楽しさもある。
分解したついでにコイル状のベールスプリングにボナンザ ボナコートを吹きかけておいた。
ボナコートは金属の摩擦部分に効くというスプレーである。少し動作が軽くなったようだ。
安いリールだが、こんなふうに手入れしていると次第に愛着がわいてくるものである。

GUANGWEI GS40
これは弟機種のGS40。スプールはGS50の大径スプールを装着できる。


GUANGWEI GS30
これは弟機種のGS30。190gと軽量。

GUANGWEI TOP PIT3000
スプール径は49.5mm。重量260gと軽量。China製でメーカーは定かではない。
ハンドルはワンタッチタイプでダイワの大型リールと互換性がある。
2016年9月、タックルベリーで入手。

GUANGWEI TOP PIT1000
スプール径は44.8mm。重量210gと軽量。China製。
ハンドルはワンタッチタイプでダイワの小型リールと互換性がある。
2016年9月、タックルベリーで入手。




 

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