·         クラリオンKM160Wを見限る

 

先週、MDの高品位DAコンバーターを使って、お気に入りのクラリオンKM160Wサブ・スピーカーを鳴らしたことを書いたばかりだか、
そのクラリオンKM160Wを見限ることになってしまった。

ボーカル用パソコンの新しいセッテッングが上手くいったと思い、クラリオンKM160Wで本格的に女性ジャズボーカルを聴き始めたが、あまり良くない。
メインシステムCF150に比べて大きく落ちるのだ。
鳴りっぷりは良いのだが、歌声がバックバンドの演奏と混濁してしまい聴いていて楽しくない。
スピーカーの解像度、分解能力が不足している感じで、歌声に色気、艶がないのである。
こんなはずではなかった。

試しに ロックを聴いてみる。ローリング・ストーンズ。このバンドはボーカルのミック・ジャガーが花形で、
ボーカルとバックバンドと渾然一体となった演奏が特徴である。
ショックなことに、これはさらにダメである。ミック・ジャガーが埋没してしまう。

ボーカルをクローズアップした録音、例えば歌謡曲などは非常に良いのだが、ジャズボーカルやロックのバックバンドの比重が大きい演奏は、
歌声と楽器が混濁してしまい、上手く分解できていない感じなのだ。

自作スピーカーの場合、贔屓目でスピーカー本来の実力より良く聴こえるものである。
それに加えて、クラリオンKM160Wの活発な鳴りっぷりと、付録のDAコンバーターの低解像度に誤魔化されて、真の実力を見損なってしまった。
付録のDAコンバーターでは判らなかったが、高品位のDAコンバーターで情報量が増えたことでクラリオンKM160Wの粗が出てしまったようだ。
特徴であるダブルコーンが混濁の原因かもしれない。

で、クラリオンKM160Wを見限って、以前、一時的に使っていたナショナルAJ−500に交換(4/28)してみることにした。
ナショナルAJ−500(16cm)は音の鮮度がよく、落ち着いた再生音で気に入っていたのだが、約1ヶ月使ったところで、
鳴りっぷりが良いクラリオンKM160Wに交換してしまったのである。

交換したナショナルAJ−500は解像度がよく、歌声と楽器が混濁もなくバックバンドの個々の楽器をきちんと再生してくれる。透明感、SN比感も向上した。
女性ジャズボーカルの色気や艶も出たし、ローリング・ストーンズの演奏も良くなった。

ただ、能率はクラリオンに劣り、音量は小さくなる。約3dB下か。
しかし、付録アンプ LXU−OT1のボリュームを上げれば、十分な音量が確保できる。

このスピーカーなら、ジャズボーカルと長く付き合っていけそうな気がしている。

(もし、ナショナルAJ−500がだめだったらストックしている FOSTEX FX200 という20cmフルレンジスピーカーに交換するつもりでいる。
その場合、スピーカーボックスは後面開放型を使ってみようと思う。)


☆ 写真は現在のシステム 棚上段の白いスピーカーが ナショナルAJ−500

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·         「ステレオ」付録D/Aコンバーター

 

遅ればせながら「ステレオ」1月号付録のD/Aコンバーター LXU−OT2 を使ってみた。(4/4頃)
前年の付録アンプ LXU−OT1 と組合わせて自作スピーカー クラリオンKM160Wを鳴らすのである。

クラリオンKM160Wはボーカルが艶っぽく再生できるため非常に気に入っており、サブ・スピーカーとしている。
昨年の11月(No91ご参照)に、メインのD/Aコンバーター(ビクターDA999)からピンケーブル分岐コネクターを使って、
2つのLAX−0T1に同時にアナログ信号を出力し、
クラリオンKM160WとメインスピーカーCF150の両方にそれぞれアンプLAX−0T1を接続しておき、
クラリオンを鳴らすときにはCF150のアンプのスイッチを切ることで、切替えて使おうと思っていた。

しかし、LXU−OT1のスイッチはボリュームを絞りきってOFFにするタイプであるため、
ON・OFFでボリューム位置が動いてしまうのが嫌なのと(メイン アンプのボリューム位置は固定している)、
クラリオンKM160Wに接続しているLXU−OT1 は2m30cmの棚の上に置いているから、
踏み台に乗ってスイッチを入れるのが面倒くさくて、実際には一度も切替えて使ったことがない。

クラリオンKM160Wを鳴らす時には昨年8月に入手したDigi Fi 付録のUSB DAC付きデジタルアンプ(写真2)を我慢して使っていたのである。
Digi Fi」のデジタルアンプは高出力で、電源が不要で便利なのだが、音質がやや硬く、長い時間では聴き疲れがして不満であった。

先日、メインのパソコンから、JAZZボーカルのデータをサブのパソコンに移して、
「JAZZボーカル再生用パソコン」を作ったばかりなので、
それを使って、付録アンプ LXU−OT1 と 付録D/Aコンバーター LXU−OT2との組合わせ(写真1 左がLXU−OT2)で、
「PCオーディオDigi Fi」のUSB DAC付きデジタルアンプと比較試聴してみた。

LXU−OT1 + LXU−OT2は、Digi Fi」のUSB DAC付きデジタルアンプと比べると、音質が柔らかくていい。使えそうな感じである。

ところが、LXU−OT1 + LXU−OT2 のセットはパソコンの電源を落とすと「バツン!」とスピーカーから大きなショック・ノイズが出るのである。
D/Aコンバーター LXU−OT2のUSB電源が切れるときのノイズが、スイッチONのままの付録アンプ LXU−OT1で増幅されるようだ。
繰り返しているとスピーカーを壊しそうな音である。
これは、ダメだ。気に入ったスピーカーユニットを壊してしまうかもしれない。

付録アンプ LXU−OT1のボリュームを絞りきってスイッチを切ればいいのだが、置いてある場所が2m30cmの棚の上だから、面倒くさくてできない。

その点、Digi FiのUSB DAC付きデジタルアンプはパソコンの電源を落としても「ブツッ」という小さなポップノイズで済んでいる。
「やはり、Digi Fiを使うしかないか」と諦めていた。

ところが、昨日(4/22)ベットの中で、画期的?方法を思い付いたのである。
付録のD/Aコンバーター LXU−OT2の代わりに、
MDレコーダー(ケンウッドDMF−7020)のD/Aコンバーターを使うのである。これはメーカー製だから電源ON・OFFのショックノイズは絶対出ない。
しかも、高級機だからD/Aコンバーターの品位も高い。
このMDレコーダーはD/Aコンバーター(ビクターDA999)の上に置いてあるのだが、最近は全く使わなくなって冬眠していたものである。(写真3上)

@ 昨年10月に買った、DDコンバーターSMSL SD-022-BKを使って、JAZZボーカル再生用パソコンとMDレコーダーを接続する。

A MDレコーダーのモニタースイッチをONにしてパソコンのデジタル信号をアナログ信号に変換する。

B MDレコーダーのアナログ出力から5mのピンケーブルで付録アンプ LXU−OT1 に接続して、クラリオンKM160Wを鳴らすのである。

この結果、JAZZボーカル再生用パソコンの音楽データを
D/Aコンバーター = ケンウッドDMF−7020(電源は常時ON)
アンプ = LXU−OT1 (電源は常時ON)
スピーカー = クラリオンKM160W
との組合わせで、いつでも安心して鳴らすことができるようになったのであった。

* JAZZボーカル再生用パソコンは前回(No102)書いたとおり、光デジタルケーブルでビクターDA999(メインD/Aコンバーター)にも接続しているから、サンプリング周波数48kHzでD/A変換したアナログ信号でCF150を鳴らすこともできる。
その場合は、パソコンからDDコンバーターのUSBケーブルを引き抜くだけでいい。

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·         パソコンを再度交換

 

昨年秋、ジャズ以外の音楽を再生するノート・パソコンを
DDコンバーター経由でメインのDAコンバーター DA999に接続して、それなりに満足して聴いていたのだが、やはり冷却ファンのノイズがうるさい。
ノート・パソコンならディスクトップより静かだろうと思って交換したのだが、
数曲かけるとCPU冷却ファンが回りっぱなしになってしまい、音楽鑑賞を妨げるのである。

さらに、ノート・パソコンに接続しているDDコンバーターが
サンプリング周波数を44.1kHzにダウンコンバートしてしまうのも不満であった。

で、再度パソコンをディスクトップに交換することにした。
今回使用したのは手持ちのNEC VL500/2Dの中では最も程度が良い9号機である。
(NEC VL500/2Dと弟機のVL300/2Dは合わせて9台所有している)
この9号機は事務用に使っていたが、電源ファンの音がほとんどしない静かな機械なので音楽用に転用することにしたのである。
同じ機種でも物によって静粛度はかなり異なる。
このパソコンはヤフオクで千円で落札、出雲大社のすぐ傍に住む女性から買ったもので縁起が良さそう。

NEC VL500/2Dは標準で光デジタル出力を備えているから、
デジタル信号を高音質のサンプリング周波数48kHzで直接DAコンバーター DA999に転送できるのだ。

現状、ジャズ以外の音楽データのサイズは50GBだが、160GBのハードディスクを装着(3/14実施)したから、相当ゆとりがある。
過去において、ジャズ以外の音楽再生用のパソコンを用意していても、普段ジャズ以外の音楽を聴くことは、ほとんどなかった。

そこで、ハードディスクが、ほぼ一杯になってしまったジャズ用のパソコンから、
ジャズの女性・ボーカルをすべて移してしまうことにした。約200曲、容量にして5GB。(4/11実施)

女性・ボーカルはジャズ再生用のパソコンの自動選曲で日常的に聴いていたが、
ハードバップを連続して聴いて乗っている時は女性ボーカルが邪魔になるし、
逆に女性ボーカルを聴きたいときには、パソコンが選曲してくれない! という不満があった。

しかし、こうして分離しておけば普通のジャズを聴き飽きたとき、息抜きに女性ボーカルを任意に聴くことができ、
ジャズ以外の音楽再生用パソコンを有効活用することができるのである。
2台のパソコン信号の切替はDAコンバーター DA999のリモコンでリスニング・ポジションから瞬時に行なえるから実に便利である。

ただ、実際に9号機で音楽を再生してみると、やはり数曲で電源冷却ファンが強く回りだしてしまう。
音楽再生をするとマザーボードの温度が上がるようで、電源冷却ファンが断続的に唸りを上げるようになる。

パソコン本体のケースを外して冷却効果を高めると断続的な唸りは止んだ。

さらに、パソコンを遠くに移動して、電源冷却ファンノイズの低減を図ることにした。
パソコン本体をディスプレイの下から、(写真1 右から2台目の銀パソコンが9号機)
1.5メートル先のラックの影に置いて遮音した。リスニング・ポジションからは約3メートル先である。(4/11実施)
(写真2 ラックの影で、密かに女性ボーカルを奏でるケースを外した9号機)

これは十分な効果があり、今度はこのパソコンと長く付き合えそうな感じがする。

さっそく、アデラ・ダルトのブラジリアン・アフェアー(95年VENUS)やペギーリーをリッピングして、只今 楽しんでいるところなのである。

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·         憂さ晴らし

 

3月後半は目の病気(網膜裂孔)という、思わぬ災難ににみまわれ、
気分的に相当落ち込んだ。
幸い、目の具合は良くなりつつあり、精神的に安定してきたので、
ここで一発、憂さ晴らしをして、さらに元気になろうと思った。

男の憂さ晴らしは 酒、バクチ、女 と相場が決まっているが、
どれも金が掛かるし、身体に良くない。
メグの会 管理人という立場上、清く 正しく 美しく。。
ジャズレコードのまとめ買いをすることにした。
おりしも、ディスクユニオンでは決算大バーゲン実施中。

普段はメグの会のついでに慌ただしく選盤するのだが、
久々に一日がかりのLP買付である。
3/27、11時半、吉祥寺ディスクユニオンに着く。
こういう時はCDよりLPである。安くて質がいい盤が買えるし、所有感、存在感、満足感がある。
バーゲンで安いし、目的が『病気の憂さ晴らし』だから、思いっきり買った。
一通り見終わって気がついたら、3時。
選盤したLPは簡単に持てない位の量になっていた。
レジで数えたら89枚。

これは家まで運べそうもない。
店員さんに相談すると、
宅急便だと4箱になり2千円かかるし、
店で預かってはくれるが「早めに引取って欲しい」といわれる。

結局、二重にした紙の手提げ袋 4袋に詰め込んでもらって、持ち帰ることにした。
幸い、来る時に降っていた雨は止んでいた。
しかし、89枚のLPは相当重く、吉祥寺駅に着いたところでへたり込んだ。
ショルダーバックを持っていたので、一袋と10枚をショルダーバックに詰め込んで、肩にかけるようにしたら、なんとか歩けるようになった。
歩く距離が一番短い井の頭線で帰る。

帰って計量したら一袋6kg合計24kgあった。
2枚組みが2つあったから枚数は91枚。
今回のLP買付けは生涯の最高記録である。もう思い残すことはない?

内容もよく、前から欲しかったLPを何枚か手に入れることができた。(写真ご参照)
憂さ晴らしにはなったが、翌日から2,3日 腕や膝の筋肉痛で少々困った。

89枚で約600曲ぐらいになるか。
これらをすべてパソコンにリッピッングするのだが、たぶん3ヶ月がかりかなと思う。

というのは、パソコンのハードディスクが一杯で何かを消さないと新規にリッピッングできない。
とりあえず今回、180曲ぐらいを消去した。消してしまってもCDやCDRがあれば、すぐに元に戻せるから、気が楽である。

以前はLPから録音したMDを保存していたが止めにして、MDは中間媒体として10枚くらい用意してCDRを作ったら消去して使い回し している。
データの保存はCDRである。
CDRは寿命があって6年位で読めなくなることが多いが、
6年使わなかったら時効だし、そのCDRは、たぶん一生聴かない。

新しい曲を聴いていると気分転換になるし、これまでの愛聴曲がより素晴らしく聴こえるのである。

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·         その後の経過

 

先週、目のトラブル(網膜裂孔)について書いたら、何人かの方から お見舞いの電話をいただいた。
どうも ありがとうございます。その後の経過は まずまず です。

最初は一晩寝れば良くなるだろう と高をくくっていたが、大アマで、次第に悪くなってくる。
右目は黒い星を散りばめた背景に加えて、目の中央に黒いおたまじゃくし が 5、6匹 常に泳ぎまわっているという最悪の飛蚊症状態。
黒いおたまじゃくし、黒い星は硝子体に流れ込んだ血液である。
インターネットで調べると、硝子体混濁、飛蚊症に効く内服薬、目薬はなく、治療法が無い とある。
これはえらいことである。不安とよく見えないストレスで不眠症になるわ、下痢はするわで大変だった。
体が衰弱すると、余計見えなくなって、気分も さらに暗くなるという悪循環である。

目の中央の黒いおたまじゃくし、無数の黒い星が見えなければ多少はいい と思い、UVカットのサングラスをいくつか買った。
 これで、心理的に安定し、気分は相当楽になった。

23日に眼科の検査に行き、視力検査をしたら0.3⇒0.5と意外にも良くなっていた。
さらに、先生が「黒い もやもや は時間が経つと吸収される」と言うではないか。
「直るんですか!」と喜んだ。多少とも希望があると人間、元気になるものである。
治療方法はないが自然吸収はされるのか!

帰ってから、いろいろ考えた。血液が流入した硝子体の新陳代謝が進めば吸収促進になる。簡単なのは湯治だろう。
幸い我が家は24H風呂である。
5分間のジェットバスを2回やって10分間温まることにした。これを朝晩やっている。(効いているみたい)
すると、ドライアイ的に目が乾く。

で、ネットで調べて目薬も買った。ロートのビタ40。
ビタミンEによる血行促進、疲労回復。
ビタミンB6による新陳代謝、栄養補給。
コンドロイチンによる涙成分補給。カリウムによる目の細胞呼吸活性化。
これを1日5回点眼。(効いているみたい)

その結果、黒いおたまじゃくし は徐々に小さくなってきた。

こんな時、救いはジャズ・オーディオである。目の具合が悪いため仕事もならず、終日ジャズを聴いている。
1日 だいたい100曲ぐらいかな。
ジャズ・オーディオの環境を整えておいて良かった。

愛機JBL CF150のしなやかな低音とFOSTEX TA90の透明感ある高域に癒される日々である。

パソコンのハードディスクにはジャズ約一万曲を録音しており、それらはいつでも再生できる臨戦態勢である。
もっぱら、パソコンまかせの自動選曲で聴くのだが、自分で作った6つの自動選曲のチャンネルの中から選曲するように指示している。

4チャンネル(☆4つ)⇒ ハードバップ系 (メインのお気に入り 3362曲)
7チャンネル(☆4つ)⇒ 選りすぐり哀愁系 (モブレー バード モーガン クラーク等 千曲)
3チャンネル(☆3つ)⇒ しっとり系 (Lヤング Mジャクソン その他バラード等 1461曲)
5チャンネル(☆5つ)⇒ BGM系 (ズート ゲッツ ハミルトン ピアノトリオ等 2546曲)
さらに、3 4 5 7 チャンネルで6ケ月間再生していない『長期間未再生チャンネル』と
買いたて、録音したての『新着ジャズ チャンネル』がある。
(残りの1600曲はほとんど聴かない曲)

聴き疲れたところで、チャンネルを切り替えれば気分が新たになって、飽きずにジャズを楽しめるのである。

ジャズはいいなぁーと、改めて思う日々である。

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·         3月のメグの会

 

今月のメグの会は盛況でした。特に美女の参加が記録的に多く、華やかな雰囲気でした。
メンバーの皆様 ご参加ありがとうございました。

さて、今月は酷い目に会ってしまった。
メグの会前日の3/15 午後4時頃、右目に墨を流したような黒い線が現れた。
これは危ないと思い、翌16日眼科に行くと網膜裂孔と診断される。
ほっておくと網膜剥離につながる恐ろしい症状である。
さっそく、レーザー照射で予防してもらう。40発ぐらい撃って貰ったかな。
「先生、今日 吉祥寺に行って、ある会の司会をしなくちゃいけないんですが、
酒飲んでも大丈夫ですかね?」
すると半ば呆れたように
「乾杯程度にしとくんだね。」という。
そうだろーなー。今日はあまり飲むのはよそう。

飛込みだったので自宅と病院2往復。午前9時から午後2時までかかった。
で、少々疲れたが4時ごろ家を出発。吉祥寺ディスクユニオンに5時頃到着。
ディスクユニオン メール会員への連絡によれば、
今月はピンクと水色の帯は30%引きということだったので、ピンクと水色を物色。
下記3枚を買う。
L ウィンチェスター アナザー オパス400円
M ジャクソン バグス & トレーン330円
Y ラティフ  LATEEF (欧州録音)2枚組み 560円

L ウィンチェスターはロシアン ルーレットで早死したのでリーダーアルバムが少なく、この盤は貴重である。
バグス & トレーンは以前CDを持っていたのだが買い直し。
たしか花村さんに売ったと記憶している。
Y ラティフの2枚組みは欧州録音を集めたもので今回の掘り出し物。
Wハーデンなどと普通のジャズをやっている。

写真のCDは「BAPTISTE TROTIGNON」。
テリー ギブスのLPの見返りにHiroseさんに新品をいただいたもの。
Hiroseさん、どうも ありがとうございます。

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·         CDプレーヤーと液晶ディスプレイの故障

 

以前、CDR書き込みに使っていたDVDマルチプレーヤーが故障し、光学ドライブユニットをサムソンに交換したことを書いた。
先日CDを売却する際に、その修理したDVDマルチプレーヤーでCDをCDRにコピーしたのだが、そのCDRをメインシステムのCDプレーヤーで再生するとパリパリというノイズが入っていて、とても聴けない。

ゆゆしき事態なのでいろいろ調査した。DVDマルチプレーヤーを接続しているUSBケーブルを交換したりしてみたのだが、トラブルは解消しない。
サムソンの光学ドライブユニットがDVDマルチプレーヤーのボードに合わないのかなぁー。と思っていたのだが、昨日試しにコピーしたCDRをパソコンで再生してみた。
するとノイズは入っていない。
で、愛車のカーステレオでも再生してみた。やはりノイズは入っていないのである。

すると、メインシステムのCDプレーヤー、ティアックのVRDS25−XSのピックアップの読み取り機能低下による不具合の可能性が濃厚になってきた。
買ってから13年目になるから、壊れてもおかしくはない。
このCDプレーヤーは長岡鉄男先生のお気に入りだった機種で、個人的にも思い入れが深い物である。

ただ、CDRはダメだが、普通のCDは問題なく再生できるのだ。
そういえば、CDRの信号はCDに比べて微弱であると、聞いたことがある。
CDをCDプレーヤーで再生して聴くことは全く無くなってしまったので、新規でCDプレーヤーを買うのはバカバカしく感じるが、ないと不便ではある。
現在、新しいCDプレーヤーを買うか買わぬか、思案中である。

☆液晶ディスプレイの買い替え
先日、オフィスのメインパソコンに接続して愛用していた三菱のパソコン液晶ディスプレイが故障した。
画面にノイズが出るのである。7年前に4万円で買ったものである。修理すると高い。新品を買えば9千円。

で、ヤフオクで買うことにした。
ちょうど、HP(ヒューレット・パッカー)の17インチ液晶ディスプレイが出品されていて、送料が格安で600円、トータルコストでは格安になるので2600円で入札しておいた。

これが、ダメだった場合の予備として、BENQの光沢17インチ液晶ディスプレイも最低落札価格100円で入札しておいた。

さらに富士通とIODATAの17インチディスプレイも最低落札価格の一円で入札しておいた。

翌朝、入札結果を見ると、なんと、合計4台すべて落札できているではないか。こんなことは珍しい。
まぁいいか。この際、すべて17インチ液晶ディスプレイに置き換えることにしよう。
HP以外は最低落札価格の1円とか100円で落札できた。

オフィスのディスク前面には4台の液晶ディスプレイを設置しており、中央のみ17インチ。他3台はサブであるので古い15インチ液晶ディスプレイを使っていたのだが、15インチでは情報量がやや不足。と感じていた。

到着した順に、使ってみると いずれも申し分のない写りっぷりであった。しめしめ。
ちなみに落札価格は
HP 2600円 + 送料600円
BENQ 100円+ 送料1500円
富士通 1円+ 送料1100円
IODATA 1円+ 送料1500円

合計すると約7000円ぐらいで、オフィスのディスプレイすべてを17インチにグレートアップできたことになる。

ところが、使い始めて3日目に富士通が故障。映らなくなってしまった。まぁ、中古品はこんなこともある。
気を取り直して、再度ヤフオクで物色。
一番写りっぷりが良かった、HPの同一機種を600円で入札してみた。
翌朝、入札結果を見ると幸運にも落札できていた。
これはスタンドが無いため、誰も入札する人がいなかったと思われる。
600円 + 送料1500円

スタンド代わりに故障したDVD光学ユニットを使ったら、ドンピシャで決まった。
オリジナルのスタンドよりもグットデザイン。(写真1)

こうして、めでたくディスプレイの17インチへのグレートアップが完了した。
(写真2 左からBENQ、HPスタンドあり、HPスタンドなし、IODATA)

さて、残る問題は壊れた2台の17インチ・ディスプレイと余った3台の15インチ・ディスプレイの処分である。
完動品の15インチ・ディスプレイはもう売っていないので、今後、貴重品になるかもしれず、倉庫に保管しておくことにした。
15インチ・ディスプレイはPCオーディオのCDジャケット表示にちょうどいいのである。

壊れた2台の17インチ・ディスプレイはハードオブに持ち込めば引き取ってくれそうだが、寒いし、かさばって重いので運ぶのが面倒くさい。

で、軽トラックの回収業者がきたら、無料で引き取ってもらおうとオフィスの隅に放置しておいた。

そんな時、エコネット という業者から電話があり、不要家電品を買い取るという。
壊れた2台の17インチ・ディスプレイかあると言うと、見た上で買い取るというではないか。
相手が女性だったこともあり、つい油断して住所、電話番号を教えてしまった。(2月23日)

翌24日、若い男が訪ねてきたのだが、これが今、社会問題になっている「押し買い」だったのである。
17インチ・ディスプレイはそっちのけで、
「コイン、切手ありませんか。貴金属、宝石ありませんか。」と金目の物を狙って執拗にせまってくる。
「そんなもん、ねぇー」というと
「17インチ・ディスプレイは買い取れません」といって帰っていった。バカヤロー!

振込詐欺同様、お年寄りを食い物にする「かっぱらい」である。 やだねー。

翌26日、壊れた2台の17インチ・ディスプレイは
「不要になった家電品、無料で回収いたします」と軽トラックで巡回してきた人相のいいおっさんに無料で引き取ってもらった。

オフィスがスカッとして実に気持ちがいい。すると俄然、今年は儲かりそうな気がしてきたのである(笑)

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·         2月の買物

 

昨日は、非常に寒い中、メグの会にご参加いただき、ありがとうございました。

この冬一番の冷え込みではなかっただろうか。
「うう、寒い。行きたくないなぁ」 と思ったが、雪でないだけマシと気を取り直して、4時ごろメグに向う。

井の頭線に乗って吉祥寺ディスクユニオンに着く。
本日は5%OFFとの張り紙。
今日はテーマを決めて少数精鋭主義でいこう!と決心。
新着CDの箱を見るとミルト ジャクソン、ジーン アモンズが数枚、手頃な価格で並んでいたので、この2人に絞って買った。(写真ご参照)
(写真の2番目のCDはメグの会でIdoさんがかけたフランス人のテナーGUY LAFITTのHAPPY!。素晴らしい演奏だったので頼んでお借りしたものである)

G アモンズ グレーテスト ヒット ザ70s 730 円 CD
G アモンズ ジャグ 450 円 LP
G アモンズ エマーシー ジャグ セッションズ 270 円 LP
M ジャクソン プロフェット スピークス 550 円 CD
M ジャクソン BE BOP 630 円 CD

グレーテスト ヒット ザ70sはGアモンズの70年代の録音を集めたもので、ほとんど聴いたことがないので喜んで買った。マイ ウェイなどが入っている。

“ジャグ”は最初CDを買うつもりだったが、1100円と少々高かった。
で、LPのGアモンズ コーナーを見ると同じ盤が450円と安かったためLPにした。

LPのコーナーに エマーシー ジャグ セッションズという47〜49年の録音を集めた2枚組みLPがあり、28曲入りで270円と非常に安かったのでそれも買った。
以前、Gアモンズのカデットでの47〜51年の録音を集めたヤング ジャグというアルバムを買ったが非常に良かったので今回のエマーシーにも期待している。

Mジャクソンの プロフェット スピークスは94年録音。
よせばいいのに、ジョシュア レッドマンが参加している。
「だから、安いのか・・・」と思ったが、ジョシュア レッドマンが入っていない曲もあると考え、買っておいた。
BE BOPは何度も見かけて見送ってきたが、今回はなんとなく買ってしまった。
にぎやかな演奏だろうけどMジャクソンの演奏に悪いものはないはず。


最近は、自分のオーディオ・システムが固まってしまい、スピーカーの自作も寒いから中断。
ジャズのソフト購入もメグの会の日だけになってしまいジャズ・オーディオ活動はほとんど休止状態。
そのため、プログに書くことがほとんどない。
(コロちゃん、よろしくお願いします)

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·         安物買いが好き

 

今月のメグの会は好天に恵まれ、ラッキーだっだ。
なぜか、メグの会の日に限って豪雨や吹雪に遭遇したりするのである。

さて、吉祥寺ディスクユニオン。
今月は「500円以下の中古品 50%OFF」

店内に500円以下のLPがつまったダンボールがいっぱい並べられていた。
500円以下のCDの箱も5箱ぐらいあったようだ。
全部は見ることはできなかった(半分ぐらいはチェック)が、13枚買った。

B エバンス ニュージャズ コンセプション 250 円
B シャンク サンシャイン エキスプレス 150 円
D リーブス クワイエット アフターザストア 150 円
E ガーナー E ガーナーベスト 150 円
H アレン クリスマスinスイングタイム 250 円
G アレン マルーンズ 150 円
J ゴードン イントロデューシング 160 円
L フィジー イントロデューシング 100 円
L フィジー コルコバード 150 円
L モーガン L モーガンVol.3+1 150 円
P デスモンド Pデスモンド & Gマリガン 150 円
R フリーマン Rフリーマン トリオ 150 円
T ギブス サンダウンセッションvol.2 250 円

合計2200円、平均単価は170円。安物買いが好きなので実にうれしい。

気を良くしてメグに行くと、Noguchiさんが会員へのプレゼント用にLPを13枚も持ってきてくださった。
それらの中から、前から欲しかったリッチ―・カミューカのjazz erotica(フレッシュ サウンド盤)を幸運にもゲット。

さらに、ItoさんからテナーのダニーモスのCDを貸していただいた。
なんだかんだで、今月のリッピングは16枚、半日がかりでも取り込みきれず、3枚は後日に後回しにして、メグの会のホームページの更新を行なった。
2時から4時ごろまでかかって更新完了。

これで、今月のメグ関連の仕事は終り。
あとは、好きなジャズを聴いて、1ヶ月間、家に篭って、ぬくぬくと過せるのである。

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·         D/Aコンバータ

 

横浜ポパイ殿

よかったですね。

僕の経験では再生ソフトによる違いは、さほどではない ように思います。
自分の使いやすいソフトでいいのではないか と。

CDからのリッピングソフトは、僕の場合、ウィンドウズ・メディア・プレーヤー10。

ちまたでは、アイ・チューンというソフトが人気を集めているようです。


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·         再生ソフト

 

月刊「ステレオ」1月号が届きました。勿論、お目当てはD/Aコンバータ。早速、接続してスイッチオン。出ました、Two Trunpetがあふれんばかりに。ここで欲が出て、Amazonでオーディオ用RCAケーブルとUSBケーブルを注文。つぎに質問ですが、再生ソフトによっても音が違うとか。@JAZZに合った再生ソフトはありますか?ACDからのリッピングソフトのお薦めは?よろしくご教授のほどお願いします。


·         オーディオの猛者

 

今月のメグの会のテーマは 雪 だった。 そしたら、天気予報も雪!
でも、行いが良いせいか、幸運にも雪は降らなかった。

今月はCD11枚を吉祥寺ユニオンで処分した。しめて1980円。
買ったのはミルト・ジャクソン4枚で、2800円だった。(写真1)
いつもミルト・ジャクソンを買ってしまうのは、JBL CF150 + T90Aスーパー・ツィーター4ウェイの
ワイドレンジ・スピーカーでバイブを聴くと実に気分がいいからである。

 スーパー・ツィーターをインライン・配列のCF150ユニットの中心軸に正確にあわせたことで、鳴りっぷりが激変、
例えれば、良妻賢母からバーのホステス的妖しい色気を放つ鳴りかたに変ったといおうか。
当面は現行システムのまま、手持ちのソフトをすべて聴き直そうと思っている。

最近の楽しみは、風呂上りに吟醸酒のコップ酒を、ジャズをつまみにチビチビ飲むことである。
風呂上りの5時から夕食前の6時までの”この1時間”が実に楽しい。
こういうのを「インディアン・サマー的生き方」というのかもしれない。

さて、 男の隠れ家 コロちゃんの自宅のメインスピーカーが
46cmウーハーのJBLスタディオモニター4345BWXであることが、明らかになった。

そのなかで、コロちゃんは
「どなた様と違って30年近くオーディオの浮気していません。」と書いている。
しかし、浮気どころか、
自宅以外に “男の隠れ家“ というハーレムを建設し、
20人(機種)以上の美女(スピーカー)を囲って、年中ハーレムに入り浸っているのに
浮気していません! と言い切ってしまう神経の太さ。
豪快というか、痛快というか。。

メグの会 関係者の中で、コロちゃんの4345BWXが最強のスピーカー!と思っていたら、
なんと、殿下も同じスピーカーを使っていたのだ。凄い。

さらに、機長がJBLスタジオモニター4365(ペア168万円)を買ってしまったのである。
38cmウーハー、コンプレッション・ドライバー・ホーン付きの現行フラッグシップ機。
巾60センチ高さ1050センチ 奥行き45センチ 重さ85kgの巨大スピーカー。(写真2、3)

メグの会もオーディオの猛者が増えてきて、がぜん面白くなってきたのである。

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·         管理人は、働いてます!

 

今月は旅行、定例のメグの会と忙しい。今週もメグの会の前後、結構な作業をした。

1.CD売却の準備
 先月、吉祥寺ユニオンで「CD買取20%アップ」のカードをもらったので、CDを まとめて処分しようと思っていた。
手放した後、聴きたくなることもあるかと思い(そういうことは、過去一度もなかったが・・・)
一応、いつものようにパソコンと外付け光学ドライブを使ってCDRにコピーしておこうと思った。
ところが、外付け光学ドライブが故障。CDを読み取らないのである。
買ってから7年も経っているから、仕方ないか。
で、今週は一枚だけ売ることに策戦変更。

2.旅行の写真プリント
 旅行幹事のSAKAUE機長は写真について何にも言っていなかったが、管理人としては
「旅行の写真をみんなに配らないとなぁ―。」と思い、
旅行のメンバー分約25枚、集合写真を中心にプリントした。
プリンターは最近新調したばかりだから、印刷の仕上りはとても綺麗である。

写真を配布用のビニールに入れて準備していると、2時頃、寺島さんから、
「朝日カルチャーのメンバー5、6人がメグの会に参加するから、よろしく頼む」
と電話があったので、念のため 20分早く家を出た。

3.吉祥寺ユニオンでCDを売却
 物はブルーノートのLTシリーズのドナルド・バードの「チャント」未開封品。
LTシリーズはジャケットデザインがほとんど変わらないため、うっかり同じ盤をダブって買ってしまったのである。
査定値は420円。約半値で買い取ってもらえた。しめしめ。
気をよくして、CDを漁る。今月は

カート エリング ザ メッセンジャー
E アレキサンダー イン ヨーロッパ
ネクサス 2000サンプラー(未開封品)

の3枚を買った。しめて500円。
E アレキサンダーの「イン ヨーロッパ」はオルガンのクインテット作品、96年のクリスクロス盤でなかなかの出来であった。ジャケットが破損していたので格安で手に入ったのである。
 さらに、メグの会でコロちゃんからナタリーコール、Kiyoharaさんから、CTIのチェット べーカー・枯葉 を借りることができた。
(写真1 カート エリングはコロちゃんにナタリーコールの見返りとして貸してしまったので写真にはない)

メグの会の後、例によってITOさんと一緒に帰ったのだが、なんとITOさんの車で自宅まで送ってもらった。
ありがとうございます。おかげ様で、いつもより早く寝ることが出来ました。

4.CDリッピング
 KABEさんがかけたテッド ブラウンはなかなか良かった。
僕もLPを持っており、これを機会にじっくり聴きなおしてみようと思い、
LP⇒MD⇒CDRと作成して、翌日曜日(11/18)早朝に買ったものと一緒にリッピングした。

5.故障した外付け光学ドライブの修理
 そして、日曜日の9時ごろからは、故障した外付け光学ドライブの修理を行なった。
ケースを分解して、ユニットを交換するのである。
こんなこともあると思って、2年前、DVD−RWマルチのユニットを買っておいたのである。特価1980円だった。
交換作業は約2時間。昼食前には終った。(写真2 右が新しいユニット)
 最初はうまく動かず焦ったが、再起動して しばらく使っていたら、正常に動くようになった。
しかし、最初にすっきり動かなかったのは少々引っかかる。
これは外付け光学ドライブ本体の基板が劣化している可能性もあって安心できない。
しばらく、様子見だなー。

6. 11月メグの会の風景の更新
 先週 「旅行の風景」のホームページ更新をしたと思ったら、今日は11月メグの会の風景の更新。
慣れてはいるけど、2週続くと面倒なものである。

しかし、みなさんから会費をいただいているからには、翌日の日曜には更新をしなければならない。
昔、ホームページの更新を一週間ぐらいサボっていて、Fukudaさんから「いつになったら更新すんのよ!」と電話で叱責されて反省。
どんなに疲れていても、翌日の日曜には更新をしよう と心に誓ったのであった。。
(ちなみに、ホームページの業者の更新料は一万円が相場のようだ)
今月も翌日4時半に無事完了。 管理人は、廉価で働いてます!

さて、オーディオの話。
 先日、メイン スピーカーのCF150に接続しているスーパーツィーターの位置を
バッフル面より10cm前方にずらして、音質が向上したことを書いた。
あまりにも、うまくいったので、さらにチューニングをしてみた。
 まず、スケール(物差し)でCF150の中心線を計側し、その位置にスーパーツィーターを置き直した。
 さらに、テナーサックスの再生音に艶が出るように、前後の位置を5mm単位で微調整してみた。
すると全帯域の再生音に、艶と色気が付加されたのである。これは、たまらない。

「スピーカーシステムにスーパーツィーターを追加すると、
単に高域の再生帯域を伸長するだけではなく、
過渡特性を改善して音の切れ味やシャープさを加え、
音の透明感や繊細さを向上させて、音楽の表現能力を増すことができます。
また、スピーカーの指向特性をを改善して、
音像定位をより明確にし、リアルな音楽再生を可能にしてくれます。」

 これはスーパーツィーター FOSTEX T90Aの取説の能書きだけど、
これが現実のものとなって、理想の音が出ちゃったのである。

クラリオンKM160Wに浮気して良かった♪

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·         メグの会旅行 

 

今回のメグの会の旅行は大阪、京都を強烈に歩き回る旅で、楽しかったけど、少々疲れた。

旅先で靴が壊れたのも心理的ダメージとなった。
よそ行き用にしていた靴の踵が行きの新幹線の車中から、ぼろぼろと崩壊しはじめたのである。
行く先々で靴の踵や裏が欠落していき、そのうち底が抜けて、
「裸足で歩くことになるのではないか」という恐怖感に襲われる。団体行動なので勝手に靴を買いに行くわけにもいかず・・・

しかし、地獄に仏は澤野工房であった。
1日目の夜、みんなで訪問した澤野工房(澤野靴履物店)に廉価の靴が売られていた。
1200円。買うしかない!
「これ、ください!」
すると澤野社長は「1100円でいいよ」と百円まけてくれたのである。
1100円支払うと、
「どうも、おおきに!」
ああ、大阪にきたんだなぁーと実感。
さらに、お嬢さんからは「壊れた靴はこちらで処分しておきますから」と暖かい言葉。

メグ会のメンバーからは「管理人さんは澤野工房にいってCD買わずに靴買うんだから」
と笑われてしまったが、実にいい思い出になったのであった。
澤野さん、ありがとうございました。
そして、この靴がとても歩きやすく、翌日の京都 祇園 強行軍に物凄く役に立ったのである。

その京都では、前日、大阪在住の弟が土産にくれた「旭ポン酢」のビン750gが結構重く、
京都の山坂道を歩く際、筋力トレーニングのウエィトと化し、疲れに拍車をかけたのであった。

メグの会の旅行の様子は下記URLご参照
http://www.geocities.jp/wedscafe/nao2411/night.html

旅行を楽しんだ後は、その後が大変で、帰宅すれば、会社の帳簿つけ、10月度月次決算、年末調整と仕事が溜まっていて、今週の土日は強烈に忙しい。
さらに、旅行の風景のホームページ・アップ(約3時間かかる)、「メグ会のお知らせ」のハガキを作成、投函しなくては。
この10、11日の土日ですべて片づけようとは思うが、気はあせれど作業は進まず、クルシー。
しかし、本日3時までに すべての業務を なんとか完了することができた。

さて、オーディオのその後、先日書いたクラリオンKM160WとメインスピーカーCF150の同時使用は、中域が混濁して、やっぱりダメ。
やはり、どちらか片側のアンプスイッチを切って、いずれかのスピーカーシステムを単独使用することにした。
単独使用すると、ジャズにおいては、やはりCF150が数段勝っていた。

ただ、この同時使用の失敗にも得るものがあった。
同時使用するにあたって、メインスピーカーのCF150に接続しているスーパーツィーターをクラリオンKM160Wのバッフル面と合わせてみた。
(写真1 CF150のバッフル面より10cm前方にずらすことになる)
同時に、スーパーツィーターの置き場所をメインメインスピーカーCF150のウーハー軸上に正確に合わせた。
すると音の輪郭が明瞭になり、定位感も向上したのである。
シンバルの鳴りっぷりも寺島さんに聴かせたいくらい向上した。

スーパーツィーターは置き場所をずらすことで位相が変わり聴感上の音質が向上する。
オーディオはこうした試行錯誤が必要で「瓢箪から駒」ということが多々あるから楽しい。

あわせて、クラリオンKM160Wのバスレフ・ダクトのチューニングを行なった。
ツィーター取り付け用のφ5.2cmの穴をそのまま利用してバスレフ・ダクトを取り付けるのである。
標準のバスレフ・ダクトは脱脂綿をつめて塞いでおいた。(写真2 試作のバスレフ・ダクトはハガキを丸めて複数作った)

長岡鉄男先生の本によれば、
「カーステレオ用ユニットはF0が高いので、バスレフ・ダクトのチューニング( FD)は100Hzぐらいにするのが良い」
とあったので、それを目処に、カレンダーが入っていた厚手のダンボールのパイプを加工してバスレフ・ダクトを作成した。
φ5.2cm、長さは3cm。これで、バスレフ・ダクトのチューニング( FD)は100Hzぐらいになるはずである。

内側を黒く塗装したら、なかなかの仕上がりである。(写真3 黒いバッフルに合わせてバスレフ・ダクトも黒く塗装した)

100Hzぐらいのチューニングだと中低域の周波数帯域が増強されるようで、ボーカル再生における鳴りっぷりは、かなり良くなったのであった。

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·         スピーカー工作 その2

 

以前、ナショナルAJ−500を取り付けて、スピーカー・システムを製作した。(9/16)
鳴らしてみたら、意外に素晴らしい鳴りっぷりだった。
それに気を良くして、2匹目のどじょうを狙って再度スピーカー工作を行なった。

今回使用するスピーカーユニットはクラリオンKM160Wで、口径16cmのフルレンジ・ダブルコーンスピーカー。
茶色のコーン紙、中央のサブコーンは黒、センターキャップは銀色という派手なデザインのカーステレオ用のユニットである。

96年ごろ秋葉原のコイズミ無線で1本1000円で入手した。
当時のコイズミ無線の有料パンフレット「THE 16cm」によれば、
ジャズ再生において
「結構聴かせる。車専用とはいえ、あなどれない実力をもっている」
「中低域は素直で使える音」
とあった。

安かったので4本買って、2本は愛車のカーステレオに取り付けて使っていた。
カーステレオでは低音がしっかり出ているという印象だったが、はたしてピュア オーディオ用としてはどうだろうか?

それをSONY SS-V700 という16cmウーハーのスピーカーボックスに組合わせる。
(寸法  W:215×H:340×D:170mm 板厚10mm 容量 12L)
ヤフオクで3年前、ユニット・レスの物を一円で落札した。昔のシステム・コンポのスピーカーだと思う。

今回は、ジグソーでの穴加工はなく、ユニットの取り付けだけだったが、ターミナルを取り付けてハンダ付けしたため約2時間かかった。
<写真1は 取り付け前のユニット(埃よけのネットが貼ってある)と、完成後のスピーカーシステム(ツィーターは例によってダミー)>

さっそく、メインスピーカー上段の棚にセット(写真2)して、例の付録DAコンバーター/デジタルアンプで試聴。
最初は外観どおりのレトロな音という印象だった。
ところが鳴らし続けていると、次第に音に響きや余韻が出てきて、どんどん良くなってくる。
特にボーカルが素晴らしい。弘田三枝子の人形の家 は不気味なほど生々しさがあるのだ。
声が伸びきったところに、独特の艶と響きが乗ってくる。黒いサブ コーンが、かなり効いている印象で、
ボーカル帯域の300Hz〜3kHzの上のほうに独特の艶、色気をつけるので、音楽に躍動感がでるという感じである。

カーステレオ用のハイバランスの周波数特性も高い棚にセットしたため、むしろメリットになったようである。
その日(10/27)は、あまりの鳴りっぷりのよさに正午から夜8時までずーっと歌謡曲を聴き続けた。

「クラリオンKM160Wはジャズもよく鳴るはず。明日はメイン システムでジャズを聴いてみよう。問題はどう配線するかだなぁ。」と考えながら寝た。

翌朝(10/28)、とりあえず予備として買っておいた、3台目のLXA−OT1をクラリオンKM160Wをセットした棚の上に置き、
5mのピンケーブルでDAコンバーター(ビクターDA999)に接続しジャズを聴いてみた。
ボーカル同様、テナーやアルトにも音が伸びきった時、独特の艶と響きが乗ってくる。
だが、低域はほとんど出ない。SONY SS-V700標準のバスレフ ダクトはφ30mm長さ10cmでFDは36Hz。
有効に低音を増強しておらず、ほとんど息抜き穴のダンプドバスレフである。
ダクトを工夫、改造すれば、少しは良くなるだろうが、小型のボックスだから、あまり期待できない。

だが、なかなか魅力的な音質なのは確かだから、DAコンバーター(ビクターDA999)のピンケーブルを抜き差しすることで、メインスピーカーのJBL CF150と代わる代わる使おうかなとも考えた。

このとき、「デジタルアンプLXA−OT1を3つ買って、マルチ・アンプで使う」といっていた、男の隠れ家のコロちゃんの言葉を思い出した。
そうか、両方一緒に鳴らせばいいんだ。

LAX−01のボリュームを調整して、双方のスピーカーを最適音量にして鳴らすのである。
そうすればメインのJBL CF150をスーパーウーハーとして使えるではないか。

DAコンバーター(ビクターDA999)にピンケーブル分岐コネクターを使って、2つのデジタルアンプLAX−01に同時に信号を出力するのである。
(写真3はピンケーブル分岐コネクターと5mのピンケーブル)

ジュリー ロンドン、チェット ベーカーなどのボーカルは声に艶、色気が出て素晴らしい。

しかし、すべての曲がよくなるわけではなくダメな曲もある。
この方式は最適音量を見出すのが、なかなか難しい。

本当のマルチアンプはディバイダ―を使ってユニットごとに調整するらしいが、2つのスピーカーシステムを単純に組合わせるだけでは、
スコーカーの帯域がかぶってしまうから、うまくいかないのは当り前か。

CF150をスーパー ウーハーとするよりは、むしろクラリオンKM160Wをスーパー スコーカーとして使うというイメージの方がうまくいくようだ。
もっとも、スーパー スコーカーなんていうのは聞いたことがないけど。

しばらくは、2つのスピーカーシステムを同時使用するつもりだが、悪戦苦闘した結果、うまく行かないときは、どちらかのデジタルアンプLXA−OT1のスイッチを切ることによって、スピーカーの選択を簡単に行なう。という方向に行くことになるような気がする。

そうなった時は、クラリオンKM160Wに最適なバスレフ ダクトを装着して、低音を増強しようと思っている。

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·         メグの会の事務局業務

 

毎月、第2週の土、日曜日には「メグの会のお知らせ」はがき をプリンターで作成して、投函しなければならない。
文面をプリントした後、宛名をプリントする前に、念のため一枚ずつ並べてインクを乾かさなくてはいけないから、2〜3時間はかかるかなぁ。
慣れてはいるが、年間12回、年賀状を作っているようなものである。

今月も14日にハガキをプリントしようとしたら、プリンターが異常に遅い。一枚30秒もかかって、電源を入れなおしても、「プリントヘッドが見つかりません」という不気味なメッセージ。
電源のオンオフを2、3回繰り返したら、なんとかマトモに動くようになり、「メグの会のお知らせ」を手書きするはめにはならずに済んだ。
ただ、この症状はプリンターのプリントヘッドの寿命で、そのうち故障する。
案の定19日にはまったく印字できなくなり、キヤノン・サービスにTELすると
「550iのプリントヘッドは2年前に生産中止になりました。新しい機種購入のご検討をお願いします」とのことだった。
やっぱりなぁ。550iは10年前のプリンターだもんなぁ。丈夫な奴だったが・・・

ただ、この日のために、2008年1月に予備機としてプリンターを買っておいた。
キヤノン・IP3300 開封品特価六千円だった。
当時、ウィンドウズ98SE対応のプリンターが消えつつあり、当社事務所のメイン・パソコンのOSが98SEであるため、
最後の98SE対応のプリンターを買っておいたのだ。
使わずに事務所に保管していたIP3300に、ようやく出番がやってきたのである。
メグに行く前にプリンター・ドライバーをセットして使えるようにした。やれやれ。

さて、今月は吉祥寺ディスクユニオンに取り置きを頼んでおいた。
9/19発売のブルーノートのLTシリーズ4枚。これで通算10枚である。
ディスクユニオン発行の「10枚でもう一枚プレゼント」引換券も10枚になったので、L ドナルドソンのミッドナイトサンをゲット。
あとは、安いCDを7枚買った。

1 D バード クリーパー 999 円
2 H ランド テイクエイム 999 円
3 S タレンタイン エイントノーウェイ 999 円
4 S タレンタイン ミスターナチュラル 999 円
5 D ピアソン ライトタッチ (4267) 480 円
6 R ガーランド ブライト&ブリージー 380 円
7 M ディビス コンパクト ジャズ 290 円
8 R ルイス R ルイス B テーラーデュオ 290 円
9 J ジャクソン グッドピープル 100 円
10 アウトオブブルー スパイラル ステアーズ 100 円
11 オムニバス JAZZ BEST 100 円
12 L ドナルドソン ミッドナイトサン 0 円

本日(21日)、午前中かけてリッピングした。
その間にメグの会ホームページ10月の更新を行い、「さて、これからゆっくり聴こうかな」と思っているところである。

現在は、ホップスがノート・パソコンの自動選曲で流れている。ホップスだとかけ流しで、聴き流しても惜しげがなくていい。
ノート・パソコンをDDコンバーター経由でメインDAコンバーターに接続したのは大成功で、高音質で その他 の音楽が楽しめている。
ただ、数曲かけると冷却ファンが回りだして少々気になる。ディスクトップほどうるさくはないのだが・・・

そこで、ファン周辺の通風口のスリットを撤去・拡大して冷却効率を上げるとともに、風切り音の減少を狙った。(写真3 奥に見えるのが冷却ファン)

効果は多少あったかな という感じで、改造後も冷却ファンの回転頻度には変りはないようだ。

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·         DDコンバーター その2

 

アマゾンで買ったDDコンバーターが不良品で動かなかったため、他に同等品がないかとネットで探してみると、SD-022-BK(EX) というのがあった。
これは、USBから同軸と光デジタルに変換できる。
正式型番  SD-022-BK(EX) メーカー SMSL(写真)
(以下 商品説明の引用)
商品説明  ASIOモードをサポートしています。
パソコン(USB)とデジタルオーディオ機器(AVアンプ、DAC,他)を接続する機器です。
24ビット96Kデジタルオーディオ信号出力をサポートしています
サポートPCM、AC3、DTSデジタルオーディオフォーマット

USBレシーバーにTE7022搭載、USB-DDC。TENOR社のTE7022使用
OS付属のドライバでプラグアンドプレイ(OSでの自動認識)
出力系統は光・同軸のデジタル2系統を装備し、同時に2台の機器へデジタル信号を送り出す事ができます。
USBバスパワーで、パソコンにUSBケーブル1本で接続OK、PCからハイクォリティーデジタル信号を取り出しDACに接続します。

仕様
 対応サンプリングレート:16bit/24bit 32KHz、44.1KHz、48KHz、96KHz
 PCM・AC3・DTS対応
 電力供給:USBバスパワー
 サイズ:80mm(L) x 20mm(H) x50mm (W) 重量:350g 材質:アルミ  色:ブラック
 対応OS:Windows XP/Vista/Windows7 MacOS9.1以降

入力端子:  USB2.0×1
出力端子:・TOSLINK(光デジタル)×1 ・RCA同軸デジタル×1
(引用終り)

4980円〜5200円ぐらいが相場だったが、
SP01.JP という店が強烈に安くて最安値2995円(送料別)であった。
この店は品揃えが面白く、バスレフ用ダクト、吸音材、コネクター等、自作スピーカーのパーツ、デジタルアンプなども格安で販売している。
URL⇒http://www.sp01.jp/71_917.html

どうしても、ノートパソコンの音源をDAコンバーター=ビクターDA999+JBL CF150で聴いてみたかったので、9/23に注文すると、翌日、商品が届いた。

USB端子に接続(写真3)すると、例によってプラグ&ディレイの自動ウィザードが起動し認識され、すぐに音も出た。こんどは大丈夫だ。

しかし、サンプリングレートが44.1kHzである。
パソコンのサンプリングレートは48kHzのはずなのに、なぜかダウンコンバートされてしまう。

ビクターDA999はサンプリングレート48kHzの入力で真価を発揮(透明感・音抜け・SN比向上)するので、少々がっかりした。
ネットでドライバーをダウンロード、インストールして設定をいじってみたがダメだった。

しかし、気を取り直していろいろなジャンルの音楽を再生してみたが、付録DAコンバーターの数段上を行く音質。
やっぱりなぁー。DAコンバーターの格が ちがうもんなぁー。

経験上、CDやMD等のデジタル音源はDAコンバーターの品質に左右され、DAコンバーターに金をかけないと良い音で聴けない。
パソコンのデジタル音源も同様なのは当然である。

これで、ジャズ以外の音楽ソースもビクターDA999+JBL CF150で聴けることになったため、付録DAコンバーターの2軍落ち、お払い箱は確定である。
ただ、ナショナルAJ−500や、手持ちのスピーカーを鳴らしたいときには、サブシステムとして使おうと思う。


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·         DDコンバーター

 

付録USB/DACアンプ+ナショナルAJ−500のサブ・システムがうまくいき、気を良くして音楽を楽しんでいたが、
付録DAコンバーターの変換精度がよくないため、本システムに比べると音が粗く、長い時間聴くと聴き疲れする。

やはり音の柔らかさは本システムのDAコンバーター=ビクターDA999には及ばない。
50万円のDACと付録を比べれば当り前なのだか・・・

ノートパソコンのUSBのデジタル信号を同軸・光デジタル信号に変換すれば、本システムのDAコンバーター ビクターDA999+JBL CF150でジャズ以外の音楽が高音質で楽しめる。

なにか、そういう変換機がないか探してみた。付録がついていたデジファイ誌をみていると同軸のデジタル出力がついたDAコンバーターがあった。15000円。
これを買おうかと思ったが、DAコンバーター機能は不要である。

USBのデジタル信号を同軸・光デジタル信号に変換だけをする製品があるのではないかと思い、ネットで検索すると、DDコンバーターというものが安価で何種類か売られているではないか。

で、3280円と一番安かったFan Music USB-DDC Coaxial OUT FM-6011 という製品をアマゾンで買ってみることにした。
安いが、チップはDAコンバーターで有名なBurr Brown社製である。
買った人のレビューもいい。

9/13届いたので早速、使ってみた。(写真1)
音量はやや小さいが、本システムのパソコンVL500/2Dの光デジタル出力とほぼ同等の音質で再生できた。
これは素晴らしい!と喜んだのだが10曲ほど聴いた後、USBケーブルの配線をきれいに整えようとして、一度ケーブルを外したら音が出なくなってしまった。
ビクターDA999のインジケーターが点灯しないからデジタル信号が来ていない。
同軸ケーブルを換えてみてもダメだった。

初期不良で交換してもらおうと思ったのだが、アマゾンでは本製品は返品しか受け付けないという。
しかたなく返品することにした。残念無念。

ただ、こうしたDDコンバーターを使えばどのパソコンも本システムのDAコンバーターに接続できることが確認できたのは収穫だった。
事務所には仕事用パソコンが5台あり、ハードディスクの空きはいっぱいある。
それらを音楽再生にに有効活用すれば、新たなオーディオ・システム構築の可能性が拡がるのだ。

昔からオーディオをやっている人は、愛用してきたDAコンバーターもしくはデジタル入力を備えたCDプレーヤーを必ず持っている。
だから、PCオーディオを始める際、USB/DAコンバーターなどは本来不要である。
DDコンバーターさえあれば、これまで自分が育ててきた音質でPCオーディオが楽しめるのである。

しかし、DDコンバーターはあまり注目されていませんねー。


(写真2)は、9月に買ったCD。下の5枚は最近発売されたブルーノートBNLTシリーズ。999円。
当時、未発売に終ったもののアルフレッド・ライオン プロデュースの高品質ジャズである。
持っていない盤は買おうと思っている。
左上のJoe Sampleは300円。格調高いWith Stringsのジャズでフュージョンではなかった。
となりはタビ―・ヘイズのロンドン・ジャズ・カルテット。500円と安く、珍しいので買ったが正解だった。


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·         スピーカー工作

 

涼しくなるのを待って、スピーカー工作をしよう!
と思っていたのだが、一向に涼しくならず、業を煮やして 9/12に決行した。

3年前にハードオフで840円(ペア)で買ったソニーのスピーカーSS−P33XAV(寸法  W:185×H:285×D:225mm 重量 3,3kg)
を改造して、手持ちのスピーカーユニットを取り付けるのである。(写真1)

ユニットを取り外す際分かったのだが、このスピーカーは手抜きの極致で、外観は立派なのだが、吸音材はなし。
ネットワークもなし。ウーハーとツィーターは単にパラレル結線されているだけであった。

買った時、試しに使ってみたが、まったくダメで音楽が楽しくなかったのはネットワーク省略が原因であったのだ。
せめてツィーターにローカットのコンデンサーぐらいつければ良かったのに・・・
ただ、箱の外観・つくりはしっかりしているので、ユニット交換の改造には好適である。

事務所の日陰側のベランダで、12時半から約40分かけて、ジグソーでスピーカーユニットの取り付け穴を拡大し、スピーカーユニットを取り付けた。(写真2)
スピーカーはナショナルAJ−500。96年ごろ秋葉原のコイズミ無線で1本800円で入手したものである。
白いコーン紙でセンターキャップが銀色に輝く LE8T的デザインでルックス抜群である。

当時、コイズミ無線の有料パンフレット「THE 16cm」には、このスピーカーが最もコストパーフォーマンスが高く、
しかも「在庫僅か」とあったので翌週、秋葉原に買いに走ったのであった。
そのパンフレットには高域にピークがあり、高域が強いからツィーターは不要とある。
で、フルレンジとしてダイレクトに結線した。(元のツィーターは外していないがダミーである)

さて、音。
これが、すばらしく音の鮮度がいいのである。
いままで、パイオニアPE16、テクニクス20F10、フォステクスFE107、フォステクスFX200、ダイトーDS16F等々
いろんなフルレンジ・ユニットを使ってきたが、こんな鮮度のよさは経験したことがない。

前のスピーカーオンキョーD202は音が重い感じだったが、切れがあるし余韻や響きも上回っている。

一般的にフルレンジはネットワークがないから音の鮮度がいいし、ウーハーの中域よりもフルレンジの中域のほうが質かいい。
付録のDACアンプ基板との相性も良かったのかもしれない。

まさか、こんなによく鳴るとは思っていなかった。うれしい誤算である。
この音にオンキョーD202はノックアウト負け。お払い箱である。
そして、僕もAJ−500にノックアウトされてしまった。ナショナル恐るべし。
こんなスピーカーはもう手に入らないし、他のスピーカーに交換することもできない。一生添い遂げるスピーカーであろう。

フルレンジでスピーカーBOXも小さいから、ジャズベースの低いところは出ないが、満足できる低音の量感がある。

ただ、このスピーカーで聴くのは なつメロが中心だから低音が出なくても全く問題はない。
そして、余分な音が出ないのが良い。
例えば、80年代ポップスのディスコ調のベースや、カセットテープ音源の混濁した低音やテープ特有のヒスノイズ等、
音楽に関係ない余分な いやな音は再生しないのである。
ある意味ではオーディオ的ではないのだが、この特性はかえって有難い。

ナショナルAJ−500のエッジはフィクスド・エッジでコーン紙の外周を薄くしてコルゲーション加工したもので、このエッジ部にはダンプ材が塗布されているようである。
このフィクスド・エッジがいままで聴いたことがないような鮮度の高い音の秘密ではないかと思う。

ソニーのスピーカーBOXとの相性も良かったようで、リアバスレフも効果的に効いている。

ナショナルAJ−500を買ったのは96年。こんないいものを16年も使わずに持っていたのである。もったいない。
でも、生きている間に聴く機会ができて良かったと思う。
これも、付録のDAC付きアンプを紹介してくれた男の隠れ家のコロちゃんのおかげである。

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·         付録USB DAC付きアンプ

 

7月に予約しておいた「PCオーディオDigi Fi NO.7が入荷した」との電話が8/29にあったので、早速受け取りにいった。2980円也。

目当ては特別付録の USB DAC付きデジタルアンプ である。

XP搭載のノートパソコン(2001年製 東芝ダイナブックDB55C/4CA)のUSB端子に接続してみると、プラグ&ディレイの自動ウィザードが起動し、
「新しいデバイスが見つかりました。〜使用準備ができました。」とすんなり認識され、オンキョーのスピーカーD−V3を接続して、メディアプレーヤーで音出しすると、すぐに音が出た。
ボーカルがきれいに聴こえ、気にしていた音量も十分に大きく、使えそうである。

この東芝のノートパソコンはヤフオクで110円で落札し、ジャズ以外の音楽再生に使おうと思っていたのだが、ハードディスク交換作業中に内蔵オーディオ・デバイスを壊してしまい、音が出なくなっていた機械である。(NO.72参照)
仕方がなく、画像をセットして、デジタル・フォトフレームとして使っていたが、すぐに飽きて使わなくなってしまい、埃をかぶっていた。

今回入手したUSB DAC付きデジタルアンプが、このノートパソコンの外部オーディオ・デバイスとして働くようになったから、当初の予定どおりジャズ以外の音楽再生に使えることになった。

さて、次はセッテッングをどうするかである。最初はノートパソコンの後ろに小型スピーカーを置いて聴いていたが、見栄えが悪く、ステレオ感はほとんどゼロ。(写真1)
やはり、ステレオは3メートルの距離を取って聴きたいところである。

いろいろ考えた結果、メイン・スピーカーJBL CF150の上段の棚に乗せて本棚として使用していたA4カラーボックスのなかにスピーカーを押し込むことにした。
ちなみに、このA4カラーボックスはタイ王国製で、安物のタイコではなく、材質はMDFである。

「スピーカーケーブルは短いほうがいい」というのがオーディオの鉄則であるから、
手元にノートパソコンを置いて、そこから5mのUSBケーブルをA4カラーボックスまで引っぱって
USB DAC付きデジタルアンプ基板をA4カラーボックスの上にセットすることにした。
(USB規格は最長5mのケーブルまでは動作保証される。)
そうするとスピーカーケーブルは70cmで済むのである。

早速、ネットショップMONOTAROで5mのUSBケーブルを注文した。USB延長ケーブル・タイプで170円だった。
手持ちのUSB変換アダプターでデジタルアンプ基板に接続する。

ケーブルが9/4に届いたので、早速セッテッングした。(写真2)
声がいい歌手、沢田研二の「勝手にしやがれ」、岡林信康の「うつし絵」を聴いてみたが、ボーカルが実にいい!
ロック、歌謡曲、クラッシック、ジャズどのジャンルも ほどよく再生するし、音量は十分過ぎるほど。
オンキョーのD−V3は小型のため定位感がよく、12cmウーハーのため低域のベース、ドラムがうるさくないから、ボーカルの再生に最適である。

ノートパソコンは構造上発熱が小さいため、冷却ファンの音が小さく、あまり気にならないためS/N比がいい。
今まで使っていたディスクトップのNEC VL300/2Dは(NO.76参照)、冷却ファンの音が大きいためS/N比が悪く、音楽が楽しくなかったのである。
これでVL300/2Dのお払い箱は確定である。

ただ、そのノートパソコンにも問題はあった。
軽い音飛びが発生したのだ。ちょうどLPのノイズのような ブッ というノイズがちょくちょく入るのである。

何とかしようと試行錯誤してみた。
このノートパソコンは2001年製のOS=98ミレニアム時代の古い機種であり、システム・リソースに余裕がないのでは?と疑った。

しかるに、周辺機器の接続状況はUSB2.0のPCスロットカードを差して、そこに11000曲の音楽データが入った1.5TBの外付けハードディスクを接続している。
(大容量の外付けハードディスクでジャズを含むすべての音楽を再生しようと思っていた)

昔、初めて買ったPC=東芝の98ノートパソコン(1998年製)はPCスロットカードを差すと、動作が極端に遅くなったことを思い出し、この2001年製の東芝ノートパソコンも同じ性質を持っているのかもしれないと推測し、外部周辺機器をすべて取り外すことにした。
PCスロットカードも必要な時以外は外しておくことにした。
外付けハードディスクは使用を諦め、ノートパソコン本体の内蔵ハードディスクで音楽再生することにし、外付けハードディスクからジャズ以外の音楽情報2000曲・55GBをコピーした。
すると、音飛びはあっさり解消したのである。 やった!

一週間は、この状態で満足して聴いていた。
しかし、歌謡曲やロックはいいのだがクラッシックは再生音が大味で繊細感とか分解能に、やや不満がでてきた。

で、スピーカーを、クラッシックがきれいに再生できたオンキョーのD−202Aに交換してみることにした。(写真3)
オンキョーのD−V3も定位感がよく、なかなかの鳴りっぷりではあるが、軽量級の12cmウーハーでは、やはり低域はやや苦しい。
その点D−202Aは16cm超の口径を持つ重量7.5Kgの本格スピーカーであるから、低域の押し出しや繊細感はかなりのものである。

どちらの音質も捨てがたく迷ったが、いつでも元に戻せるから、しばらくはD−202Aを使ってみることにした。

USB DAC付きデジタルアンプ基板をA4カラーボックスの上にセットしたことにより、高さが34cm以内のスピーカーなら、いつでも簡単に差し替えができるようになった。
A4カラーボックスが いわば「スピーカー交換BOX」として機能するのである。
これは、今回の大きな収穫であった。

手持ちの未使用・休眠中のスピーカー・ユニット群は、
フォステクスのFX−200(20cmフルレンジ)、
クラリオンKM160W(16cmダブルコーン)、
ナショナルAJ−500(16cmフルレンジ)等々あるのだか、いかんせん鳴らす場所がなかった。
しかし、USB DAC付きデジタルアンプ基板を入手したおかげで、僕も「男の隠れ家 我楽多亭」のコロちゃんのように複数のスピーカーの聴き比べができる環境を手に入れたのである。

で、この秋の涼しい時期にスピーカーBOXを作成して、上記のスピーカー・ユニットを取り付け、オーディオ的に より幸せになろう と考えているところなのである。

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·         7月のメグの会

 

皆様、昨日のメグの会、ご参加ありがとうございました。

☆自作の鬼
 さて、7月のメグの会で久しぶりにWADAさんとお会いし、一緒に帰ったのだが、
しばらく、お会いしないうちにWADAさんは自作の鬼になっていた。

なんと38センチと25センチのスピーカーを装着した巨大なスピーカー・BOXを自作していたのである。(700×500ぐらいか?)
携帯で写真を見せてもらったが、綺麗に塗装され見事な出来栄えであった。
取り付け穴は自分でジグソーで開けたというから、すごい。

最初は密閉型で作成し、試聴したが低音不足だったので、スピーカー・ユニットを取り外し、
バッフル板にバスレフ・ポートを二つ設けて、バスレフ型に作り直したという。
その結果、「豊かな低音が得られた」と語っていた。

口でいうのは簡単だが、38センチのウーハーというのは非常に重く、脱着は苦労するし、合板を木工ボンドと釘で組み立てるのもなかなか大変な作業である。

なんでも、木工の工作に凝っていて、他にもレコード、CDラックなど、片っ端から作っていると言うのだ。

メグの会で板からスピーカー・ボックスを完全自作してジャズを楽しんでいる幸せな人は恐らくいない。

☆7月の買物
 今月もユニオンにいったが、店が改装され広く開放的なレイアウトになっていた。
綺麗でいいのだが、値付けは高くなっているようだ。
買わずに帰ろうと思ったのだが、何気なく新着のダンボールを見ると持っていないCDが沢山入っているではないか。結局、5枚買ってしまった。
C パーキンス イントロデューシングCパーキンス
G アモンズ ジェントルジャグvol.2
L トリスターノ L トリスターノ
L モーガン デジーアットモスフィア
W マーシュ カルテット
単価は700円だった。(写真1)
G アモンズ ジェントルジャグvol.2は以前、WADAさんがメグの会でかけたのを聴いて感動し、探していた盤である。

帰って、パソコンにリッピングしていたら、とうとう使用中のドライブがいっぱいになってしまった。容量が残っているのはDドライブで30GBである。音楽データの保存先をDドライブに切り替えてリッピングを完了した。
残りはCD約90枚分。少々心細くなってきた。

☆またまた付録アンプ登場
 先日、男の隠れ家 我楽多亭でコロちゃんが
「朗報! 8月末発売のステレオサウンド社刊
PCオーディオDigi Fi NO.7に
USB DAC付きデジタルアンプ(完成品)が特別付録として付く!
入力端子にパソコンのUSB出力、スピーカー端子付きなので
転がっているスピーカーを繋げば、PCオーディオシステム完成。
無料ダウンロードできるアップルのソフト@Tunesなどを使い気軽にPCオーディオを楽しめる。
搭載するD/Aコンバーターはバーブラウンの2704、素性のいいデバイスだそうだ。
ダイナミックパワーは10W×2。
肝心のお値段2,980円。付録がない時は1,300円。すると1,680円のアンプ。
安い! コロちゃんは即本屋に2セット予約してしまった。(1セットは壊れた時の予備)」
と再びスクープ!

で、僕も早速 本屋に行って1冊 予約しておいた。コロちゃん、いつも貴重な情報ありがとうございます。

この基板は写真2のように非常にコンパクトで、パソコンのUSB端子からパスパワーによる電源供給がなされるので、ACアダプターは不要である。
だから、余りもののパソコンのUSB端子に付録の『USB DAC付きデジタルアンプ』を接続し、余りもののスピーカーを繋げば、写真3のようにPCオーディオシステムが完成するのである。
むふふ・・・

ひとつ、懸念しているのは音量である。
パソコンUSB端子からのパスパワーによる電源供給は小電力であり、能率が低いスピーカーを接続した場合、音量に余裕がなさそうなこと。(10W×2というのは大きそうだが、ダイナミックパワーというのは最大瞬間出力のことだと思う)
また、ボリュームがないのでパソコン側での音量調整に頼ることになり、微調整が難しいのではないだろうか。
だから、予約は1冊にしておいた。

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·         6月の買物

 

今月はユニオンでLPを3枚買った。
D ゴードン ライブアット パラディソ(2枚組み)570円
J ホッジス Mess of Blues    100円
G ヤング バーガンディ        100円

D ゴードンは1969年の録音でテナーの音はいいが、
ゴードンのヨーロッパLIVEは少々演奏が荒っぽいのが難点ではある。

J ホッジスはオルガンとのリラックスした演奏で良かった。
険盤した時は、傷が大きそうだったが100円だから買ったのだ。
意外とノイズは少なく、買って正解だった♪

ジョージ ヤング(ts)のバーガンディはキングの1986年NY録音で
デビット・マシューズがプロデュースしたもの。
ジョージ ヤングはスタジオ・ミュージシャン。
ベース R カーター ドラム A フォスター
100円だったら買い!でしょう。意外と良質の演奏でした。

さらにHiroseさんから、サイラス・チェスナットのCDをお借りすることができた。
これを聴くとサイラス・チェスナットは、どうやら普通のピアニストになったみたいである。

また、Hamadaさんから、JBLのCFシリーズのカタログ カラーコピーをいただいた。
ありがとうございます。
愛機CF150は絶好調で、毎日JAZZを楽しく聴いているのである。
CF150は最近、サイト「オーディオの足跡」にも追加された。
http://audio-heritage.jp/JBL/speaker/cf150.html

やはり、歴史に残る機種であったのだなぁーと個人的には思う。

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·         今月は収穫の多い月

 

昨日は中央線が線路の架け替え工事で、折返し運転していた。
知らずに中央線に乗った僕は東小金井の乗換で、ホームのあまりの混雑にパニック障害を起こしそうになった。

今月もユニオンに行ったが、特に安くもなく、欲しいものもなかったので今月はパスした。

その後、腹ごしらえで吉野家にいったら、しゃれたイタリアンレストランのように改装されていたのでびっくりした。
「いつから、こんなに綺麗になったんですか」と女子店員に聞くと、「4/27からです」
という返事。
店が綺麗だと、牛丼もビールもうまい!吉野家はスーパードライ中ビンが400円で飲めるから、前から贔屓にしていた。
これから吉祥寺にきたら、永久に吉野家で食事しようと決心した。

気分のいいところでメグにのりこむ。すると、ガラガラ。無理もない。本日は中央線が線路の架け替え工事だもんなー。
(その後、女性会員が大勢 来店し、華やかな会となりました)

しかし、今月は収穫の多い月だった。
メグの会ではNoguchiさんがプレゼントのLPを10枚も持ってきてくれたおかげで、
僕もプレゼントのLPを2枚(レスターヤングとノア ハワードas)ゲットし、
さらに殿下がJOHN PLONSKY(Tp) の Cool Man Coolという珍しいLPを貸してくださった。(写真)
そして、Hiroseさんがかけた、スタンゲッツ ミーツ ジェリーマリガンinハイファイの
「時さえ忘れて」が素晴らしく、この盤は持っているはずと思い、帰って家を探すと、衛星PCMから録音したMDがあるではないか。
早速、CDRにコピーしてパソコンにリッピングした。
機長がかけた、リーコニッツwithウォーンマーシュのMDもあるはずなのだが、こちらは見つからなかった。削除しちゃったのかも・・・

LP3枚をMDに録音し、CDRに焼いてパソコンにリッピング。午前中いっぱいかかった。LPはただでさえ時間がかかるのに、
どの盤もCDで再発されていないのでMICROSOFTのデータベースになかったからである。
それでも、googleで探せば曲名、ジャケット写真などが手に入るから問題はない。

さらに今月は自分で編集した曲を12曲 集めたMDもリッピンクした。
編集とは、MDで聴きたくない箇所をカットしてつなぎ合わせることで、自分が心地よく聴けるようにすることである。

ドラムやベースの異常に長いソロは聴いていて苦しいのでカットすることにしている。
プロデューサーの気分も味わえるのだ。

今回は ドラムソロでは
John Coltrane Crescent  のThe Drum Thing
Max Roach  Max の  Four-X
Art Blakey & The Jazz Messengers  At the Cafe Bohemia, Vol. 2(1508)の
AVILA  AND TEQUILA など。

John Coltrane Stardust のStardust
Donald Byrd Byrd in Paris の Dear Old Stockholm
Pチェンバースのながーいベースソロをカットした。
どの曲もそれ以外の演奏はすばらしいので、これで安心して楽しく聴ける。
(もちろんオリジナルもパソコンに保存している)

今月パソコンにリッピングした曲は、約50曲。
来月のメグの会まで一ヶ月かけて、ゆっくり聴いていく予定である。

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·         OfficeXp売却

 

先日、HardOffで売ることができなかった
マイクロソフトOfficeXpの未開封品は800円で売れた。

大阪は吹田市のOS styleという店にネット経由で見積もり依頼。
OfficeXpの開封品も手元にあったので見積もり依頼すると400円。
合計1200円である。
しかも、送料は着払いの先方負担。5/7に入金された。

僕は1999年に買ったOffice2000をずーと愛用しているので、ほとんど変らないOfficeXpは不要であった。
OfficeXpの未開封品、開封品とも安値で買った中古パソコンに添付されていたもので、引出しの肥やしになっていたのだ。

ヤフオクで売ることも考えたが、費用がかかるし(月額346円⇒年4152円!)、売り手に立つと梱包、発送に気を使うし、
思わぬクレームを受けることもあるので、中古ショップに売ったほうが後腐れがなくていいのである。


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·         エアーインテーク

 

4/28、久しぶりに近所のHardOffへ不要品の売却に行った。
連休だし、事務所の整理をしたかったからだ。
持ち込んだのは、マイクロソフトOfficeXpの未開封品とオンキョーのチューナーアンプFR−V5、キヤノンのデジカメ A75である。(写真1)
売却価格はしめて400円。
アンプが300円、デジカメが100円。ソフトは買取していないということで、マイクロソフトOfficeXpは売れなかった。

せっかく行ったので、店内を見てまわった。2、3年前に比べると値付けが低くなっている。デフレ、不況、ヤフオクとの競合の影響かな。
以前は欲しい物があっても高くて手が出なかったが、現在は送料込みのヤフオクの相場とほぼ同等である。

ちなみに、今年に入ってヤフオクで調達した品物は下記のとおりである。(送料別)
購入日 商品名 落札価格
1月 15日 日立 タッチパネル液晶モニタ RLC150UT3-OJ21 ※スタンドなし 120 円
1月 15日 HYUNDAIデスクトップモニター&NECキーボード 1 円
1月 18日 ディスクトップパソコン NEC PC-VL300 2D WINXP ジャンク 1,000 円
1月 20日 3.5 IDE 320G WD3200AAJB PATA HDDリファビッシュ品 3,880 円
1月 21日 ディスクトップパソコンNEC VALUESTAR PC-VLl300 2D1s 80 円
1月 26日 Fujitsu ACアダプタ 12V 3.0A CA05951-4280 680 円
1月 29日 TOSHIBAノートパソコン Dynabook DB55C/4CA 110 円
1月 30日 富士通★ACアダプター★CA05951-4285★保証付! 198 円
2月 12日 USB 3D サウンドカード 新品 190 円
3月 10日 ディスクトップパソコンNEC VALUESTAR VL500/2 / AMD Duron 950MHz / 128MB ジャンク 1 円
3月 13日 ディスクトップパソコンNEC VALUESTAR VL500/2D (Duron 950MHz、256MB、60GB、コンボ) 500 円
3月 23日 メモリ PC133 512MB×2枚 500 円
4月 10日 キャノン インクBCI-3eC シアン ジャンク 10 円
4月 1日 光デジタルケーブル/音響ケーブル 両端角型 5m[M] 750 円
4月 1日 キャノン汎用インク【BCI-3e】新品 110 円
4月 1日 キャノン汎用インク【BCI-3e】新品 110 円
4月 1日 キャノン汎用インク【BCI-3e】新品 110 円
4月 1日 RCAプラグ延長アダプタ(2コネクタ/赤・白) 金メッキ[M] 120 円
4月 1日 3.5mmステレオプラグ→3.5ミリx2 2分配アダプタ [M] 140 円
4月 9日 ディスクトップパソコンNEC VALUESTAR XP VL500/2D1S ディスプレイ付き 1,000 円
4月 27日 キャノン 純正インク BCI−3e 4色セット 新品 未開封  1,200 円
4月 28日 キャノン 純正 BCI−3e 3色セット 新品 未開封  711 円

パソコン・パーツのジャンク コーナーを見ていると、CPUクーラー、メモリーの棚に
AINEXの「エアーインテーク60⇒80」(写真2)があるではないか。
これはCPUクーラーの60mmのファンを80mmにするためのアダプターである。
ファンを大径化すれば、風量は同じで低回転化できるため、パソコンの静音化ができるのである。

しかし、パソコンの高性能化に伴い、CPUクーラーに60mmのファンを装着した機種がなくなったため、気がついた時には製造中止になっていて、欲しくても買えなかった品物なのである。ヤフオクでも見かけたことがなかった。

その未開封品が315円で売られているのだ。
「俺はお前を探していたんだぜ!」 「待っていたわよ♪」 てな感じである。
HardOffに来てよかった!

翌 4/29、早速ジャズ用のパソコンに取り付けた。
これまでは80mmのファンにビニール板を貼り付けた野蛮なものから、スポーツカーのカーブレータのエアファンネルのように洗練されたものになったので気分がいい。(写真3)

恐らく、冷却効率は向上するであろうから、バソコンにとって過酷なシーズン=夏に対する備えができたのであった。

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·         トラブルは完全解消

 

男の隠れ家 我楽多亭のコロちゃんから、「オーディオ(PCオーディオ)は落ち着きましたか?」とメールをいただいた。

『PCオーディオ の音飛びは再発していません。LANケーブルを外し、インターネットを遮断したことが大当たりでした。
9000曲のジャズが入ったPC=ハードディスク・デッキがダメになったら、これからの人生が暗くなるところでした。

CDをメディア・プレーヤーでリッピングするときだけ、ジャケット写真や曲名をマイクロソフトのサーバーから取り込む必要があるので、LANケーブルを差し込んでインターネットに接続します。
演奏中はLANケーブルを外しています。

ただ、メディア・プレーヤー10の『オプション⇒プレーヤー』 設定の中に「インターネットに接続する(他のコマンドより優先)」という □(チェック ボックス)のなかにチェックがはいっていたので、それを外してみました。今度、インターネットに接続して演奏してみようかと思っています。』 と返信しておいた。

昨日、メグの会の前に寄った吉祥寺ディスクユニオンで、ミルトジャクソンのCDを5枚買った。3枚以上で5%OFFだったので一枚あたり630円と意外と安く入手できた。
(内1枚はバラード アーティストリーとバイブレーションズのカップリングCDなので一枚あたり530円だったともいえる。)

さらにメグの会 会員のmariさんからルイス ナッシュのCDをお借りした。スティーブ ネルソンのビブラホンが素晴らしかったからである。(写真1)

本日、早朝からパソコンにリッピングして、8時半頃からこれらのCDを聴き始めたのだが、昼頃にLANケーブルを外すのを忘れているのに気がついた。
しかし、インターネットを遮断しなくても、音飛びは発生しなかった!
どうやら、僕のPC環境において、「インターネットに接続する(他のコマンドより優先)」の”□”のチェックを外しておけば、音飛びは発生しないようである。

これでトラブルは完全解消。LANケーブルを抜き差しをせずに元どおり、PCオーディオによるジャズが楽しめるようになったのである。

さて、コロちゃんの『男の隠れ家 我楽多亭 ブログ』も独特の語り口による、JBLスピーカーの紹介が始まった。古いJBLに興味を持っている人にとって、大いに参考になるプログではないだろうか。

例えば、「L100Century/センチュリー」と検索サイト gooole に入力すると、
男の隠れ家 我楽多亭 がトップで表示される。
もし、100回連載が続けは、クラッシックJBLスピーカーの貴重な資料となろう。

これで、メグの会のホームページのアクセス件数が増えるかも?

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·         音飛びのトラブル発生

 

ジャズ以外の“その他“音楽を入れたパソコンに夢中になっていたら、ジャズ用パソコンが拗ねて壊れた。
演奏中、音が「ブツ!」と飛ぶのである。それも毎曲、局の終盤で発生する。
これは大ショックで、早速パソコンを予備機(5台ある)と取り替えた。
今まで使っていたVL500 2D 1号機には愛着があって、電源ファンの不具合があっても騙し騙し使っていたのだが、今回はどうしようもない。
2009年9月21日に買ったから、音飛びのトラブル発生が4月7日だから、約2年半世話になったことになる。

後任は今年の3月13日に500円で買った8号機で、ほとんど新品状態のコンディションである。
ケースを開けて、ハードディスク、CDユニット、メモリー基板、CPUファン、USB2.0ボードを入れ替えるのである。
同じ機種だから、それだけで動くのである。

パソコンを変えたら音飛びは解消した。しかし8号機は電源がデルタ社製で、電源ファンの音が大きく、耳障りでSN比が悪い。
製造時期によって電源が異なり、ファンの回転数を高めた冷却を優先した設計だと騒音が大きくなるのだ。
1日は我慢していたが、SN比が悪いとジャズが楽しくないので、翌日パソコンを再交換した。

ここから泥沼に入っていったのである・・・

交換したのは4号機、これは事務用のサブとして使っていたもので、電源はタイガー社製でこれまで使っていた1号機と同じである。
ところがテストで電源を入れてみると、ディスプレイに画像が出ない。接続を何度かやり直したがダメでグラフィック回路が故障してしまったようだ。

残りの予備機の中にタイガー社製電源が付いた物は2台あるが汚れがひどかったり、動作が不安定であったりして、ジャズ用のハードディスク・デッキとしてメインで使うには不安がある。
で、グラフィック回路が故障した4号機からタイガー社製電源を取り外し8号機に取り付けることにした。
電源の交換は少々苦労したが、なんとか作業完了。(写真)
音出しすると素晴らしい音質である。「やった!」
上機嫌で2、3曲聴いていると、また音が「ブツ!」と飛ぶのである。
やはり、毎曲、局の終盤で発生することが多い。気をつけていると定期的10〜15分おきに発生しているようだ。
電源交換前は大丈夫だったのに・・・・

残りのパソコンのなかの5号機一台だけ、AC−BEL社の電源がついている。
テストで動かしてみるとこいつは静かである。
再び、ケースを開けて、ハードディスク、CDユニット、メモリー基板、CPUファン、USB2.0ボードを入れ替えた。
音出しすると音は飛ばない。

この日は安心して寝た。翌朝、いつものようにジャズを聴き始めて15分後、またブツと音飛び発生。

パソコンのせいではない。ハートディスクの不具合か?いや、ハートディスクはそんな中途半端な壊れ方はしない。
ネットで「メディアプレーヤー 音飛び」で検索してみる。
すると、CPUの負荷が高まると音飛びするという事例があった。
これで、直感的にインターネット接続ではないかと閃いた。
インターネットのLANケーブルを引き抜いて試聴してみる。
10分、20分、30分経過しても音飛びは発生しない。
「やった!」

なにかのはずみで、メディアプレーヤー が勝手に一定時間ごとにインターネットに接続してバックグラウンドで作業するようになってしまったらしい。新規コーディックの取得だろうか。

ただ、8号機に比べると音がやや固い。
電源がAC−BEL社に変ったから「極性があっていないのかも。」
と思い、電源プラグを逆にして接続すると音が柔らかく静かになり音質の不満は解決した。

ここまで、丸2日。
音飛びの原因はメディアプレーヤーによるインターネット接続だったわけだから、パソコンの交換作業はすべて徒労であった。
でも、パソコンの世界は女性関係と同じで、何かのはずみで一旦失なってしまった環境は容易には取り戻せないことが多いから、今回は幸運だったといえるだろう。

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·         CD文明の終焉

 

ソニーとフィリップスがCDというメディアを発明・開発して、あっというまに世界中に広まった。それが82年ごろだったから約30年前。
現在はインターネットで音楽データをハードディスクにダウンロードするのが一般的になり、CDは滅亡しつつある。LPも30年続いてCDにバトンタッチしている。
HOROSEさんの話では「NYではCD屋がなくなっている」という。
米国で起きたことはいずれ日本でも起きることが多い。ひとつの文明、産業の終わりかなぁー。
パソコン産業自体もパソコン価格が暴落して先行きが怪しいから、CDをパソコンにリッピングなんていう習慣もいずれなくなってしまうかもしれない。

先週、ジャズ以外のCDをパソコンにリッピングした。
なぜ、そんなことを始めたかというと、米国マイクロソフト社のウィンドウズXPのサポートが2017年で終了し、
それに伴ってXPの関連ソフトであるウィンドウズ・メディアプレーヤー10のCDデータベース・サーバーが使えなくなるかも知れないからである。
CDデータベースのサーバーが撤去されたらアルバムジャケット画像・曲のタイトルの自動セットが出来なくなってしまうのだ。

だから、今のうちに手持ち総ての音楽ソフトを、ローコストのパソコンを中心とする残存兵力を結集して音楽再生環境の砦を構築しておくべきだと思ったのである。
収集したLP、カセットテープ、MD等の音楽ソフトをCDRに変換してパソコンのハードディスクにリッピンクする。
そうして、人生の三分の二以上に及ぶオーディオ生活の集大成としてデータベース化しておけば、世の中がどのように変化しても自分の寿命が尽きるまで楽しめるであろう。

もう一つは、毎日聴いているジャズの素晴らしさを再認識するためである。
たまに、CDでクラッシックとかロックを聴くと退屈かうるさく感じるかどちらかで、30分が忍耐力の限界となる。
その後でジャズを聴くと「ジャズはやっぱりいいなぁ」とつくづく思うのだが、専用のパソコンを用意して、それを頻繁に行なえば、ジャズがもっと楽しくなるのではないだろうか。

手始めにCDからリッピングを開始した。
ジャズ以外のCDも意外と沢山あってダンボール2箱。約200枚、2000曲であった。
3/31から3日がかりですべてリッピングしてROCK CLASSIC KAYO SANTANA などとジャンルを設定しておいた。

パソコンは現在ジャズを聴いている物とは別に、専用パソコンを用意した。(写真)
NEC VL300/2D。現在ジャズ再生用デッキとして使用中のNEC VL500/2Dの兄弟機種である。
今年1月、ヤフオクで80円で落札したものである。送料込みで580円。
このパソコンも光デジタル出力端子を装備しているので、5mの光デジタルケーブルでDAコンバーターに接続する。
5mの光デジタルケーブルもヤフオクで新品(750円)を調達した。4/3に届き、事務所のカーペットの下にくぐらせて上手く配線することができた。

ハードディスクは手持ちの160GBを取り付けた。160GBでCD400〜500枚はリッピングできる計算である。

パソコンをハードディスク・デッキとして使う際、問題になるのは冷却ファンの騒音である。CPUファンをAINEXK社の2400rpmノイズレベル13dBK静穏タイプに交換した。

今後はMD、LP、カセットテープを順次リッピングしていく予定である。
CD以外にもLPが300枚以上、MDは100枚以上ありそうだし、カセットテープは よくわからないほど所有している。
MDはレンタルCDをコピーしたものを多数所有しており、これはすぐにCDRに変換できる。

カセットテープをリッピングするのはLPと同じで、まずMDにコピーして曲ごとに区切りを作り、CDRにデジタルコピーした後、ウィンドウズ・メディアプレーヤー10の“CD取り込み機能”を使ってリッピングする。
そうすれば、アルバム単位ならマイクロソフト社のCDデータベース・サーバーからアルバム・曲のタイトルが自動セットが出来るのだ。
音質はほとんど劣化しない。カセットテープのソフトはテープ再生からハードディスク再生になり、回転が安定するから聴感上の音質が向上することすらある。
ただ、カセットテープ自体の音質が少々物足りない。(ダイナミックレンジが狭く、SN比がよくない)

こうして、昨日(4/7)から、2台のパソコンで聴き始めた。
ジャズ以外の音楽を再生するパソコンはDAコンバーターの光デジタル端子4番、
ジャズ専用パソコンは光デジタル端子5番に接続しているおり、DAコンバーターはリモコン付きだから歩かずに切り替え可能である。
ジャズ以外の音楽を聴き始めると、一曲一曲のランダム再生であるから、クラッシック、ロック、ラテン、歌謡曲、と万遍なくかかるため意外と飽きないし、懐かしさで心が震えることもあったりする。

ジャズ以外のジャンルも自分が気に入って集めたものであるから悪いものは少なく、交互に聴くとなかなか楽しいものであった。

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·         帰ってきたスーパー・ツィーター

 

男の隠れ家 我楽多亭のオーナーがデジタル・アンプLXA−OT1を取上げていた。
コロちゃんの口コミで付録アンプつきのステレオ1月号が50冊も売れたんですね〜。
さすが、元腕利きの営業マン!

しかし、その中で、この付録アンプLXA−OT1をメインのアンプとして使っているのは僕ぐらいではないだろうか。
昨年暮れから使い始め3ヶ月が経過した。ちなみに電源は入れっぱなしである。

するとボリューム位置は一定なのに音量が上がってきた。
同時に情報量が増え、楽器の音が力強く聴こえるようになったのだ。
さらに、気になっていた高域のうるささが消えたのに、ある日(3/10)気がついた。

試しに取り外していたスーパー・ツィーターT90Aを接続してみた。
すると以前の高域のスパイスが戻ってきたのである。

いわゆる基板が温まってきた、エージングが進んだということであろう。
高級機並みの現象で、これから先が楽しみである。

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·         男の隠れ家 我楽多亭

 

「男の隠れ家 我楽多亭」のプログが始まったが、さまざまな写真が紹介されて実に楽しい。次回が楽しみである。

彼の男の隠れ家に訪問して、管理人の人生は変った。
「オーディオをこんなに楽しんでいる人がいるのか!」
という強烈なインパクトがあった。

「一度に聴けるスピーカーは1セットだけ」
と正論を言う人もいるが、彼の場合は理屈ではない。
普通、70セットもスピーカーを買うか?
オーディオに対するあくなき愛情がそうさせるのであろう。

しかも、あらゆるムダを排除して、ただ、収集したスピーカーと対峙することだけを主眼とした、ローコストの8畳プレハブを建設し、『男の隠れ家』と称して人生を楽しんでいるのである。

日々楽しく生きる上で、何が必要か。
@健康で、いい音でジャズが鳴り
Aお金に不自由せず
B時間に余裕があり、しかも自分の時間が十分ある
ことだろう。

人生は短い!
だから、及ばすながら、管理人もJBLの大型スピーカーを買って事務所に設置し、自分なりの『男の隠れ家』を構築してみたのである。
今になってみると、その判断は まったく正しかった。

ジャズ・オーディオの趣味分野だけでなく、いいスピーカーでジャズが流れていると、事業もうまく行くようになるのである。

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·         ズート・シムズ プレイズ ジョニー・マンデル

 

こないだのメグの会で私がかけた「ズート・シムズと思われる曲」は、
「ズート・シムズ プレイズ ジョニー・マンデル」の
「シナモン アンド クローブ」であることが判明しました。

SAKAUE さんは、きっぱりと「80年代のズート・シムズである。」と断言していたし、
寺島さんは「曲名はシナモン アンド クローブだよ」と微笑みながら、仰っていた。

「うーん、やはり10数年前の“野口久和さんのターンテーブルの夜”エア・チェック時の自分のメモは正しかったのか」
そこで、いま流行りのダウンロード・サイトの試聴で確認することにした。
ダウンロード・サイトでは、購入する前に“サワリ”が聴けるのである。
「ズート・シムズ プレイズ ジョニー・マンデル」の第一曲目「シナモン アンド クローブ」を試聴すると、あの麗しい旋律が流れてくるではないか。

野口久和さんのターンテーブルの夜はLPの片面を通しでかけていたのだが、この曲と他曲の演奏の緊迫感の格差があまりに激しかったので、
「ズート・シムズ プレイズ ジョニー・マンデル」というメモは間違いではないかという疑念が起きたのだ。

「ズート・シムズ プレイズ ジョニー・マンデル」は84年録音。
このころのズートのアルバムの特徴として、第一曲目に色物的な目玉曲が配置され、
後はいつものズート。という感じが多いのである。
例の「サドンリー・イッツ・スプリング」中の「ブラームス・アイ・シンク」もそうであった。

寺島さん、SAKAUE さん、ありがとうございました。

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·         ノート・パソコンを落札

 

家人の部屋のノート・パソコンをディスクトップ・パソコンにグレードアップした際、
ヤフオクでいろいろな買物をしたことを書いたが、
はずみでノート・パソコンを落札してしまった。
液晶ディスプレイや、ディスクトップ・パソコンを物色している時に、
目についた綺麗なノート・パソコンを500円出入札しておいたら、落札してしまったのである。

2001年製 東芝ダイナブックDB55C/4CAで外観はほぼ新品のコンデション。(写真1)
14インチ液晶、ハードディスクは10GB、CPUはセレロン550Mz、
メモリーは192MB、OSは XP搭載。
付属品としてACアダプター、USB2.0カード、マウス付。(写真2)
落札価格は110円、送料込みで890円であった。

安く落札できたのは、CDドライブが故障していたのと、
ディスプレイのヒンジ周辺が割れているからである。(恐らく落下品であろう)

2/1に届いた。落下して破損してからは、ほとんど使っていなかったのではないか
と思われるほど、綺麗であった。
早速、インターネットに接続してみると異常に動作が鈍い。

これはバッファローの無線LANソフトがインストールされていたためである。削除した。

さらに、ほとんどOSのXPだけなのにハードディスクを6GB以上も占有している。
XPだけなら本来1.8〜3GBで済むはすであるから、これは異常である。

しらべてみると、XP サービスパック3のアンインストール情報や、
その他のリカバリー用の巨大ファイルも発見したので、すべて削除。
その結果、OSは3GB程度に圧縮できた。
これで、使用に耐える速度になった。

さらに、Cドライブだけの1パーテーションだったので、手持ちのソフトを使って、
パーテーションを分割してDドライブを新設、そこにCドライブのバックアップを作成しておいた。これで、何かあっても安心である。

その状態で、ハードディスクを手持ちの100GBの物に交換した。

このノートパソコンはネジを総て取り外し、キーボードも外さないとハードディスク交換ができないタイプである。
壊してしまう可能性もあったが、安く買ったものだから、勇気を出してやってみた。(写真3)

オリジナルの10GBのハードディスクを取り外し、パーテーションをコピーできるソフトで手持ちの100GBのハードディスクに、Cドライブを丸ごとコピーした後、差し替えるのである。

ハードディスクは意外と簡単に交換できたが、外したキーホードのフィルム コネクターがつかない。
何度押し込んでもダメで、何度が異常終了もした。
ネットで調べると、キーホードの小さなコネクターにはロック機構がついていて、それを広げてフィルム コネクターを挿入し、ロックを閉じなけれはならないことを発見した。

ようやく再組立てが完了し、動かしてみると、こんどは音が出なくなってしまった。
「オーディオ・デバイスがありません」というメッセージ。
キーホードの取り付けにてこずっている間に、何かの拍子でオーディオ・デバイスのハードを壊してしまったらしく、ついに音声の復活はなかった。
結局一日がかり。
丸一日ノートパソコンと格闘する羽目になってしまったが、この「動くか動かないか」という緊張感が なかなか楽しいのである。

このノートパソコンには光デジタル端子がついているので、音楽再生に使おうと思っていたのだが、音が出ないのでは仕方がない。

14インチの液晶は綺麗に写るので、取りだめておいた画像をセットして、デジタル・フォトフレームとして使うことにした。


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·         毎日の晩酌が楽しい♪

 

昨年12月に買った付録アンプLXA−OT1の見事な鳴りっぷりに感動し、自宅のダイニングの壁にスピーカーを設置して、四六時中音楽を流すようにした。(写真1)
手持ちのオンキョーSV−D3に壁掛け金具を取り付けて木ねじ一本で吊り下げた。

家人の部屋のLXA−OT1にパラレル結線し、先にセットアップしたスピーカーSV−D5と同時駆動とした。(写真2)

このオンキョーSV−D3は12cmウーハーの小型スピーカーではあるが、左、右、天井、3つの壁のバッフル効果で低音が増強され十分な量感が得られたし、壁の反響により、響き余韻が出て、ホールで音楽を聴いているようなムードがある。

これはいける!
さらなる高音質を狙って、このシステムのパソコンをノート・パソコンからディスクトップ・パソコンにグレードアップすることにした。
今までの、OS=98SE、メディア・プレーヤー9 をセットしたノート・パソコンを

OS=XP、メディア・プレーヤー10をセットした
ディスクトップ・パソコンNEC VL500/2にグレードアップしたのである。

XPパソコンのメディア・プレーヤー10は自動音声調整機能があり、音量を一定にして再生できるし、自動再生リストにより、きめ細かい再生プログラム作成が可能であり、
さらにロスレス圧縮のリッピングで、ほぼCDと同様の音質が得られるのである。

ノート・パソコンは動作が鈍く、操作性も悪い。
さらに98のメディア・プレーヤー9は自動音声調整機能、自動再生リストが使えないので、不便であった。

このディスクトップ・パソコンに事務所のパソコンのハードディスクをコピーしてセットすれば、ダイニングでも所有している8200曲のジャズがいつでも聴けるのである。

で、ヤフオクでいろいろな買物をした。
1.液晶ディスプレー
液晶ディスプレーの予備はなかったため、ヤフオクで15インチの液晶ディスプレーを2台買った。現在15インチの液晶ディスプレーは非常に安くなっており、1円と120円で落札できた。(送料込みだと1500円と980円。)

2.ディスクトップ・パソコンNEC VL500/2の予備機
音楽再生用として事務所と自宅で2台のパソコンを使うことにしたので、その予備機として、同一機種をヤフオクで2台買った。OS XP付きで1000円と80円。
(送料込みで2100円、980円)(写真3)

3.ハードディスクの予備
ハードディスクの予備を買った。事務所のジャズ再生システムのバックアップとして保管していたウェスタンデジタル320GBのハードディスクを使おうとしたら壊れていたからである。
現在、リッピングしたジャズは8200曲。これを失ってしまったら、生きる希望を喪失してしまう。
これは、金には換えられないから、ほぼ新品のリファビッシュ品を通常価格で買った。

ウェスタンデジタルのIDA接続・320GBのハードディスクを4300円、4100円で2ケ買っておいた。意外とローコストで入手できた。

付録アンプLXA−OT1をメインシステムに使うようになって、不要になったビクターの プリメインアンプは、事務所の倉庫に保管していたのだが、パソコン、液晶ディスプレーの予備機が増えたため、置き場所がなく困っていたところ、メグの会会員の ITOさんが使ってくださると言うのでに差し上げた。
(見返りにジャズCDを数枚お借りして、楽しく聴かせて頂いた)

こうして、自宅のダイニングでも事務所のシステムと同じジャズ・データベースが聴けるようなり、毎日の晩酌が実に楽しくなったのであった。

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·         ステレオ誌付録アンプLXA−OT1をケースに入れる

 

  元旦に本屋に行き、またステレオ1月号を買った。
結局、付録アンプLXA−OT1欲しさにステレオ1月号を3冊も買ってしまった。

12月下旬に本屋に行ったとき1冊だけ残っていたので、レジに持っていき、
「来年度予算で買いたいから。」といって取り置きしてもらい、年が明けてから買ったのだ。
(会社の経費で買ったから、2800円の新聞図書費が単月で3つ連続すると「まずいかな?」と思ったからである。本屋の店員は変な顔をしていた)
この3台目は不動オーディオコンポ(写真1)のケースに入れて、モニタースピーカーや自作スピーカーを鳴らすための汎用アンプにしようと思ったのだ。

  さて、メインシステムに使ったLXA−OT1は、現在すこぶる好調で、毎日楽しくジャズを聴いている。
しかし、ここにたどり着くまでは、けっして平坦な道ではなかった。(すこし大袈裟か?)

「デジタルアンプの特徴として高域が伸長する」というのが、なまやさしいものではない。
高域が減衰する、従来のA級、B級アンプと性格が全く違うのである。

スーパーツィーターを外しても、高域のうるささ が消えず、ビクターXP−DA999 DAコンバーターのエクステンド(高域拡張)スイッチをOFFにした。

それでも高域がうるさく感じ、サエクのピンケーブルSL−1803(材質6N銅)を取り外し、
比較的高域がおとなしい特性のSONY1750円ピンケーブル(材質OFC)に交換したのだが、こんどは質感が物足りず、
日立メルトーンのピンケーブルMTAX−205に交換した。

1週間はこの状態で聴いていたが、艶、響き、空気感が乏しく、たまらず、DAコンバーターの拡張スイチをONに戻した。
ビクターXP−DA999はエクステンド(高域拡張)スイッチが命なのである。
すると、また高域がうるさい。

以前、挟み屋、松崎さんが推奨していたBNC−RCA変換コネクターをかませてみたが高域のうるささは改善せず。

ここで日立メルトーンのピンケーブルに見切りをつけ、古河のμ−P1に交換してみた。このピンケーブルがうまく嵌って、ようやく高域のうるささが消えたのである。
日立メルトーンはLC−OFC材で少々にぎやかな感じがあるのに対し、μ−P1はPC−OCC材で独特の静けさがあるのだ。

ケーブルは装着した時は良くても、2、3日するとエージングで音質が変ってしまうから、やっかいなのである。
ひさしぶりに落ちたケーブル地獄であった。

  さらに、電源も変えた。
付属していたラックスマンの専用ACアダプターは12V/1000mA(写真2左) だったが、
手持ちのACアダプターにNEC製の12V/1200mAの大きな物(写真2右)があったので交換してみると、サックスの厚みが増すではないか。
迷わず交換した。

もうひとつ、低域が少々弱く感じたので、足の下にブチルの金子式インシュレーターをかましてみると改善する。
振動を抑えた方がいいようなので、基板の上にもフチルの三重に巻いたものを被せておいた。
これらの甲斐あってJBL CF150のメインシステムは絶好調時の音の輝きを取り戻したのである。


  次は元旦に入手したLXA−OT1の3台目を不動オーディオコンポのケースに入れた汎用アンプの作成である。

LXA−OT1は76gしかなく、そのままではケーブルの弾性に負けて、浮き上がってしまう。
また、ピンケーブル端子、スピーカーケーブル端子が基板にハンダ付けされただけで強度不足。
ケーブルの交換を頻繁に行うと、そのうちに壊れてしまう。
で、大きく重いケースにいれて、使い勝手をよくしようと思った。
使用したケースはオーセンテッィクの衛星PCMチューナーである。(写真1)
この衛星PCMチューナーは8万円もしたのだが、PCMの衛星が使用不可となったため廃物となってしまったのである。
しかし、なかなかルックスはよく、何かの役に立つだろうと保管していた。

1/8(日)LXA−OT1をケースに取り付け、汎用アンプの音出し。
なかなかの鳴りっぷりで十分使えそうである。(写真3 左側の黒いノブがLXA−OT1のボリューム)
「ひょっとしたら、一生物かな?」などと呟きながら至福の時を過したのであった。

  そして、本日HAMADAさんからいただいたメールによればLXA−OT1を付録にしたステレオ1月号は、
すでに完売で、現在ヤフオクで高値でオークションされているらしい。

3台買っておいて、よかった♪

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·         JBL CF150を付録アンプで鳴らす

 

ステレオ誌付録アンプLXA−OT1の予想以上の鳴りっぷりに気をよくしたので、
LXA−OT1を、もう一台入手しておこうと思い、今朝、本屋に行きステレオ1月号を買ってきた。
(子供の頃、グリコのおまけが欲しくてキャラメルを買ったのを思い出す)

ステレオ誌LXA−OT1特集記事の中に
「出力5W+5Wというのは かの300Bシングルアンプに似た出力で、効率の良いスピーカーには充分な大きさである。」とあった。(峰尾昌男氏)

300Bシングルアンプ?よく見かける真空管アンプ用語である。改めて300Bシングルアンプなるものをネットで調べてみると、出力管1本の真空管アンプであることが判った。これに凝っている人も結構いるようで300Bシングルというのは奥深い世界であるようだ。

そうした人たちの中にはJBL4338(38cm 3ウェイ・フロア型)を300Bシングルアンプで鳴らして、よがっている人もいる。
4338の効率は93dBである。ならば、愛機 JBL CF150は98dBであるから、楽勝で鳴るはずだ。

もう一つ、「デジタルアンプの特徴として高域が伸長しており40kHzまで再生可能」とあるではないか。
スーパーツィーターT90Aがより真価を発揮するかもしれない。

で、メインシステムJBL CF150を付録アンプLXA−OT1で300Bシングルアンプ的に鳴らしてみようと思いたったのであった。

メインシステムはパソコンのファン静音化が成功したものの、以前のような音の切れ、躍動感、余韻、響き が今一つで悩んでいたところなのだ。

LXA−OT1は、あまりにコンパクトに作られているのでサエクSL1803ピンケーブル、5.5スケのスピーカーケーブルが入るか心配だったが、無事結線できた。

早速、鳴らしてみると音量は充分すぎるほどで、ボリューム位置は9時まで絞った。
音質は鮮烈で、シンバルは質、量ともに倍増した。定位感、響き、余韻、低域の押し出しもいい。
すべてにおいて今までのアンプAX−V1−Nを上回る。ビクターAX−V1−Nは、なにぶん15年以上前のアンプだから、しかたがないとは思う。
しかし、これで音のもや付きの原因がアンプの寿命であることが判明してよかった。

夢中でお気に入りのジャズを数曲聴いたところで、意識を失うように眠ってしまった。
目が醒めると再生音がうるさく感じる。
この症状は過去何度も経験していて、スーパーツィーターT90Aの鳴り過ぎが原因である。超高域がきついと眠くなるのである。

「デジタルアンプの特徴として高域が伸長する」というのが裏目にでたようだ。
「真価を発揮する」どころかT90Aは邪魔者になってしまったのである。
とりあえず、スーパーツィーターを外して、このアンプをメインシステムに使うことにした。

今までのアンプの上で結線した所を見ると単なるケーブル・コネクターのように見える。(写真)

音が鮮烈になったのは、LXA−OT1が、ほとんどパワーアンプ基板だけであり、
AC電源、リレー、セレクター、トーンコントロール回路、金属ケース等々、音質を劣化させる物がいっさい無いため、
DAコンバーターの音楽信号を鮮度を保ったまま、スピーカーに送り込めているからだろう。

でも、こんなアンプ基板を 「10万円以上が当り前のオーディオ世界」でただ同然の付録でばら撒いてしまったら、高いアンプが売れなくなるのでないかと心配になってしまう。(でも、高ければ音がいいという迷信に取り付かれている人たちも多いから杞憂だと思う)

ともあれ、LXA−OT1で半年は楽しめそうである。
連絡してくれたHamadaさん、企画・販売してくれたステレオ誌、ラックスマン社に感謝しなければならない。

く しくも、今日は12月24日、クリスマスイブであった。

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·         付録アンプのシステム

 

本日、Stereo付録デジタル・アンプを使った再生システムを作った。
家人のノートパソコン・オーディオのスピーカーをパソコン用小型パワード・スピーカーから、オーディオ用スピーカーにグレードアップしたのである。
再生する音楽はジャズ、タンゴ、ラテン、サウンドトラック、クラッシック等である。

当初は自作スピーカーに付録アンプ基板を組み込もうと思ったが、
家人から「自作スピーカーはルックスが悪い!」とクレームがあったので、
以前ヤフオクで買った「オンキョーD−V5」(写真1)という、13センチ・ウーハーの小型2ウェイ・スピーカーをドライブすることにした。
このスピーカーは能率が87dBと低いが、5W/chあれば実用になると思ったのである。

接続はノートパソコンのヘッドホン出力端子から、
「ミニ・ステレオジャック⇒ピン・ケーブル」の変換ケーブルでアンプ基板に接続し、
アンプ基板とスピーカーにケーブルをつなぐだけである。(写真2)

再生してみると、なかなかいい。きちんと鳴って音楽が楽しい。
さすが、オーディオ誌の付録である。

2800円と安いから、もう一つ買っておこうかな。

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·         Stereo 2012年1月号 付録デジタル・アンプ

 

本日、会員のHAMADAさんから、次のようなメールをいただきました。

『面白いアンプを購入しました。
それはAUDIO雑誌STEREO 1月号 今発売中の付録です。
通常は1200円から1,300円ですが、今月は付録つきで2800円です。するとアンプは1500円ですかね。
片チャン5ワットですが、十分な音量です。
ピン端子(入力)とスピーカー端子、電源アダプタ付きです。
ボリューム付きです。
透明なアクリル製の保護カバー付きです。写真写りは悪くなりますが。
設計はアンプメーカー ラックスマンです。完成品です。』

で、本日(12/20)管理人も早速、本屋に走って付録デジタル・アンプを手に入れた訳です。

下記はStereoのホームページの紹介文です。

『 1月号(12/19発売)の付録は、オーディオ・メーカーのラックスマンとの共同企画で実現したコンパクトなオリジナル・デジタル・アンプ(LXA-OT1)です。

このアンプは、コンパクトでありながら5W/chと、ハイパワーな出力を備え、オーディオファンの期待に必ず応える製品です。

オーディオ・コンポの1アイテムとしての使用はもちろんのこと、携帯音楽プレーヤー、PCなどで音楽を楽しんでいる方にも迫力ある音を実感できます。

 アンプ本体はすでに完成済みで、透明カバーを付け、自立させるための支柱をネジで止めるだけで、組み立てはとても簡単。高性能でコンパクトなため、さまざまな音楽シーンで気軽にご使用いただけます。また、このアンプを使ってさまざまなグレードアップも楽しめます。』

ラックスマン設計のデジタル・アンプというのが魅力的じゃないですか。
僕は、自作のスピーカーBOXの中にセットして、パワードスピーカーのアンプとし、パソコンやデレビの増幅に使うつもりです。

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·         勝ったかな?

 

今月はユニオンでCD2枚、LP2枚を買った。(写真1)
C フラー ジャズテット 570 円
M ウォルドロン スキッピン 380 円
M ジャクソン バラーズ&ブルース 760 円
オムニバス ムンクスタイル2 290 円
合計 2,000 円

C フラーのジャズテットは Lモーガン、Bゴルソンの3管でかなり良かった。
SAVOY58年録音。
スキッピンはヨーロッパ制作で現地のトランペッター ソニーグレイとM ウォルドロンの共演盤で良質のハードバップが聴けた。71年録音。
M ジャクソンの バラーズ&ブルースは三つのセッションを集めたもので思ったとおりの良い演奏。
58年録音。

ムンクスタイル2は元メグの会会員、大河内さん選曲のオムニバスで、
安かったから買ったのだが、なかなか言い演奏が詰まっていた。

「普通のジャズ」が数多く手に入り、今月の買物は「勝ったかな?」と思う。

先日行ったパソコンのCPUファン交換が大成功で、再生音が透明になったため、
ドラムがうるさくない普通のジャズを、
音量を押さえ気味にして、かけ流しで聴くのが快適で実に楽しい。
休日、本など読みながら一日聴くと70〜100曲ぐらい聴ける。
仕事の日は40〜50曲程度に減るが、音がいいと仕事も捗るようだ。

ジャズの名演奏は、どうしても
居住まいを正して、
スピーカーの中心にリスニングポジションととり、
真剣に聴かねば気がすまないし、そうしないと感動しない。
ブルーノートの名盤を かけ流しで聴いては、あまりにも“もったいない”と思うのである。
そうした観点から、考えると「普通のジャズ」は貴重なのである。

パソコンにLP、MDをリッピングするために買ったティアックのCDRレコーダー。
購入後一年が経過した。作成したCDRは一年間で470枚である。
このCDRレコーダーのおかげで、所有する総てのジャズ・メディアをCDRに変換することで、
パソコンのハードディスクに入力、一元化することができ、所有するコレクションを死蔵状態から活用状態にできたのは画期的で素晴らしいことであった。

しかも、それは極めてローコストに実現した。
ヤフオクで840円で買ったパソコンに3000円の新品320GBハードディスクをつけて、
35000円のCDRレコーダーで夢のジャズ・ライブラリー、データベースを作成できたのである。
この楽しみは、オリジナル盤収集に匹敵すると思っている。

ジャズだけではない。
仕事においてもパソコンと会計ソフトがあれば帳簿も一人でつけられる。
昔のように「経理が出来る人を雇う」なんていう必要はまったくなく、
経理知識がほとんどなくとも、パソコンと会計ソフトがあれば会社経営が極めてローコストで行え、一人で生きてゆけるのである。
実に良い時代になったものである。

さらに、個人的なことを言えばリーマン時代、コンピューターに関わる仕事を永くしていたため、パソコンを、なんとなく、ちょこちょこと、使える。
で、このメグの会のホームページも、それほど苦労せず運営できている。

先日もヤフオクでNEC MA10Tというパソコンを千円で落札した
2001年製NEC MA10T。 OSはWINDOWS WP、完動品が送料込みで2400円。
このパソコンは10年前、ビジネス用の定番だった機種で、我が社の主力パソコンである。(写真2)

発売当時は15万円。ペンティアムV 1GHZ を搭載し、340×320×10のコンパクト筐体なのに、ハードデスクは2個搭載可能という傑作機である。
既に3台所有していて、すべて稼動中。

現在稼動中の3台のOSはWINDOWS 98SE で、XP搭載のMA10Tも一台欲しいと思っていたのである。
OSとしてはロングランのWINDOWS XPは2014年までサポート期間で、その後も3年以上は確実に使えると踏んで買ったのだ。予備機としてリザーブしている。

で、管理人はインターネット革命とパソコン様に「ありがたい、ありがたい」といつも感謝しているのである。

こうした幸せいっぱい人生ではあるが、一抹の不安もある。
昨日のメグの会の帰りの中央線。
若い女性から席を譲られて大ショック。必死に断った。
中央線で席を譲られたのは2回目である。
しかし、なぜ、なんだろう?

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·         CPUファンを8cmに大型化

 

昨年の6月、SN比の向上を狙ってジャズ再生用のパソコンVL500/2D(NEC)のCPUのファンを山洋電機製の超静音ファン¥1799に交換した。

半年ぐらいは良好だったのだが、電源ファンからカラカラという異音が発生するようになり、さまざまな対策を打ってきた。

最初は、電源の上に6kgの鉛インゴットを載せた。
次に、一円玉で レゾナンス・チップを自作し電源ファンに貼り付けた。
それらの対策で一旦は異音は止まるのだが、室温が高くなると再発する。
今年の5月ごろから一層ひどくなり、ノイズでジャズが楽しくない。
で、卓上扇風機をパソコンの上に取り付けて冷却してみた。
が、卓上扇風機もうるさいのでパソコン冷却中はジャズが聴けない。

ジャズ再生中にパソコンを観察していると
老朽化した電源ファンだけが悪いのではなく、CPUに取り付けた超静音ファンが冷却能力不足であり、CPUの過熱がマザーボードに伝わることでマザーボードも過熱する。
結果、パソコンの熱センサーの指示で、老朽化した電源ファンは健気にも回転数を上げてマシン全体を冷却しようとして異音が発生しているようなのである。

結局、CPUの超静音ファンの能力不足が主原因だったのだ。
回転数 毎分1000rpm。純正ファンは3000rpmだから冷却能力はかなり劣っていた。
しかし、パソコンのカバーを取り外しているから、放熱すると高をくくっていた。それが間違いだった。

で、今年の夏CPUファンを元に戻した。すると、思ったとおり電源ファンの異音はピタリと止まり静かになった。

しかし、元の木阿弥で今度はCPUファンのノイズが気になる。
ちょうど、カセットテープのサーというヒス・ノイズに似ている。これがシンバルの音を濁らせるのである。

なんとかしないとジャズが楽しく聴けない。
今度はCPUファンを6cmから8cmに大型化することで冷却能力を稼ぎつつ、静音化することにした。
ネットで検索して回転数 毎分1200rpm、ノイズレベルは12dBとなかなかの性能で価格は640円という安さのAINEX CFY−80Sを選択した。ちなみに、ネットショップはe−TRENDである。

ついでに事務所で使っているパソコン3台のCPUファンも超静音ファンに交換することにし注文した。
こちらはノイズレベルは13dB、回転数 毎分2500rpm、800円/1個 である。仕事中はパソコン1〜2台は動いているので、こちらも静音化しトータルのS/N比向上を狙ったのである。

12/6にファンが届いたので、早速取り付けた。
たった2cmの差であるが、比較すると8cmファンは相当大きい。(写真1)
パソコンケースのステーを利用してファンを取り付け、さらに厚手のビニール板を両面テープでファン側板に貼付けることでCPUクーラ―を囲み、冷却効率UPを計った。(写真2)

結果は良好で、パソコンのノイズは激減し、まったく気にならなくなった。

同時に交換した仕事用パソコン3台のCPUファンも謳い文句どおりの超静音。
ほぼ、狙いどおりの環境が3340円で手に入ったのである。

しかし、これで来年の夏を乗り切れるかどうかは、夏になってみないとわからない。

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·         グリフィン・バグス

 

昨日はメグの会の前に吉祥寺ディスクユニオンに寄ったが、特に欲しい物が見当らず、
「今日は買わずに帰ろう」と思いつつ、LP500円以下コーナーをみていると、ジョニー・グリフィンの2枚組みがある。
ほとんど灰色一色のなかに黄色でJONNY、白でGRIFFIN。非常にあっさりしたジャケット。
「見たことがないジョニー・グリフィンの2枚組みが500円なら買っておこう」と思い、買った。

家に帰って調べてみると、タイトルは『グリフィン・バグス』。
『グリフィン・バグス』は衛星PCM放送から録音したMDを所有していた。

普通なら「買って損した」と思うのだが、このアルバムは16曲、76分だったため、74分MDに収まりきらず、
最後の一番かっこいい曲である「レディ・ヘビー・ボトムズ・ワルツ」が欠けてしまった失敗録音MDだったのである。

『グリフィン・バグス』というタイトルはジョニー・グリフィンとミルト・ジャクソンが参加しているからだが、
2人は共演しておらず、2人と全く関係のないピアノトリオとか男性ボーカル曲*とか不可解な演奏がなり含まれている変なアルバムという印象だった。

ネットで確認すると、ジョニー・グリフィンがフランシー・ボラーン楽団に在籍中、そのメンバーの演奏を集めたアルバムとのこと。
いわゆるオムニバス盤であったのだ。
少しタイトルに無理があり、本当はフランシー・ボラーンp+ケニー・クラークdsのアルバムなのである。
録音したのが平成16年の大晦日。永年の疑問が氷解した。

LPから最後の一曲「レディ・ヘビー・ボトムズ・ワルツ」をMDに録音。
衛星PCM放送から録音した15曲とあわせてCDRを作成、パソコンにリッピングした。
ブルーノートの4092「ザ・コ゜―ルデン・エイト」的な演奏が期待できそう。
じっくり聴きたいと思う。


*歌手はミルト・ジャクソンだった。かなり上手い。

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·         外付けハードディスクを買った

 

先月末、ジャズ・パソコンのデータ・バックアップ用に外付けハードディスクをネット通販で買った。
テレビの下に設置するようにコンパクトに設計されていて、デザインもいいし、生産終了品で格安だったのが魅力だった。
バッファロー製 1500ギガバイト、6999円。

ハソコン本体には320ギガバイトのハードディスクを装着しているが、残りは20ギガバイト。そろそろオーバーフローしそうなので対策を考えていた。
リッピンク゛も、そろそろ打ち止めにしようとは思うものの、止められないのである。

CD一枚をハードディスクにリッピンク゛すると、約300メガバイトを必要とするから、CD3枚で1ギガバイト消費する。すると後60枚。

ハードディスクの増設も考えたが、使用中のパソコンには増設用の電源コネクターがない。
結局、OSのバックアップ・ファイルを保存しているハードディスクのDドライブのデータを外付けハードディスクに移動することで、
30ギガバイトの容量を確保することにした。

そうすると、合計50ギガバイトとなり、後150枚のCDをリッピングすることができる。
最近リッピングしたアルバムは次のようなものである。

MD D ゴイゴビッチ アフターアロングタイム
MD S ロリンズ インストックフォルム1959
MD H アレン アリトルタッチオブハリー
MD B シャンク ミーツザリズムセクション
MD C ウォルトン アスモールホテル
LP A ファーマー オンザロード
MD R ブライアント Rブライアント プレイズ
MD P デスモンド テイクテン
MD M ルグラン ルグランジャズ

リッピングしていないLP、衛星放送を録音したMDがそれぞれ100枚ぐらいあるし、
新規に買うCD、LPもあるから、聴かないデータはこまめに削除していこうと思っている。

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·         9月の収穫

 

9/17メグの会の前に、吉祥寺ディスク・ユニオンに行った。
しかし、決算バーゲンとはいいながら、『5枚以上で10%OFF』で大したことはなかった。
だから買いはCD、LP各1枚、計500円に止めた。ゲーリー・トーマスとミルト・ジャクソン。
LPのミルト・ジャクソンはMDに録音して、曲をディバイディングした後、CDRにコピーした。

さて、今月のメグの会は良い選曲が多かった。そのため、上記の2枚以外にも収穫があった。
1.Simodaさんがかけた、ダスコ・ゴイコビッチのスナップショット。 曲は枯葉。
これが実にいい。
ダスコ・ゴイコビッチのスナップショットはMD(平成15年1月に衛星PCMで録音)を持っているのだが、ハードディスクにリッピングしていなかったのである。

2.Nogutiさんがかけたハンプ&ゲッツはほのぼのしていて良かった。
MD(平成15年4月に衛星PCMで録音)があるが、ハンプが唸っているような気がして放置していた。

3.KiyoharaさんがかけたThe Milt Jackson Quartet (PRESTIGE7003)
ムーンレイは良かった。
この盤はLPを持っているのに、この曲は新鮮に聴えたのだ。
おかしい。ハードディスクを調べてみると、このアルバムが見当らない。
たぶん、ジャケットが似ているOpus DE JAZZと混同して、リッピングしていなかったのだ。

ついでに、この3枚もリッピングしたので、9月の収穫は5枚となった。

まだまだ、こうしたMDやLPが眠っていそうな気がしてきた。
一種の埋蔵金である。メンバーの皆さんの選曲をたよりに発掘してゆこうと思っている。

Hiroseさま
僕がかけたミルト・ジャクソン Wizard Of The Vibes の
「テナーは誰だ」という質問がHiroseさんからありました。
この盤は衛星PCMで録音したMDから作ったCDRで、フランス盤でネットの情報が少ないため解らなかったのですが、今日改めて調べると、どうやらAl Cohnのようです。

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·         シンバルがいい!

 

手持ちのLP、衛星PCM放送を録音したMDをCDRに変換してパソコンへのリッピングする作業はほば完了した。
リッピングしたCDR合計442タイトル。多少音質は丸くなるようだが、CDと同等の音質で再生される。
現在、7600曲がハードディスクに保存されている。

ウィンドウズ・メディア・プレーヤー10はOSと一体となった優れたデータベース機能を持っており、ジャズのデータ・ベースとして重宝している。

例えば、アルバム「アウト オブ ジス ワールド」のミュージシャンをPアダムスからDバードに変更すると、そのアルバムは瞬時にDバードのライブラリーに移動する。
自動編集機能がなかなか優れているのである。
紙へのプリントや、データの外部出力はできないが、さほど不便に感じたことはない。

もっとも気に入っているのは「自動再生リスト」によるランダム再生機能である。
自分が設定した条件で絞込みを行い、パソコンが選曲して連続再生を繰り返すものであるが、これが素晴らしい。

「次は何を聞こうか」とCD・LPの棚を物色して、ケースからメディアを取り出してプレーヤーにセットして聴く。
こうした行動はムダで意外と時間がかかる上、選曲はどうしても偏って聴きたくない曲まで聴いてしまったりする。

そうした時間的ロスがゼロになるのである。
人生は短く、その上ジャズを聴ける時間はさらに限定されている。このメリットは大きい。

区分7は以前からの愛聴曲で約800曲
区分3は最近の愛聴曲で約500曲
区分5はBGM曲で約1500曲
区分4はずべての愛聴曲から区分7と区分3を除いたもので約3700曲
区分1は削除対象でハードディスクの容量を確保するため定期的に削除している。

そのときの気分によって、上記の区分を選択すれば、膨大なライブラリーの中からパソコンが条件に従って選曲、演奏してくれるのである。

スピーカー JBL CF150のほうは絶好調で、最近の事件はシンバルが素晴らしく鳴るようになったこと。
6月25日にスーパーツィーターに接続しているスピーカーケーブルを変更してみた。
結果は良くなく、元に戻したのだが、そのときにスピーカーケーブルの端末処理をやり直したのだ。
すると、音質激変。シンバルが銀色の粉になって吹き出すようになったのである。
特に、ブルーノート盤が素晴らしく、中でもビリー・ヒギンズ(D)が入ったアルバムのシンバルが最高によく鳴る。
ホーンの響き、余韻もさらよくなっている。

このケーブルは約15年前、秋葉原の九州電気で買ったノーブランド品で、端末処理はその時に行ったものだった。
CF150を買った後、慌ただしくスーパーツィーターを取り付け、セッティングを試行錯誤していたため、そのまま使っていたのである。
端末処理は定期的に行ったほうがいいことは本で読んで知ってはいたが、小型スピーカーでは、差がわからないことが多かった。

しかし、CF150は98dB、スーパーツィーターT90Aは106dBの超高能率スピーカー。
こうした高能率スピーカーでは必須のことだったのだろう。
電流の流れが改善されたことによって、メインスピーカーとスーパーツィーターが一体のシステムとして鳴るようになったようだ。

ただ、シンバルを気分よく聴くためにボリュームを上げることになるため、聴き疲れすることが多くなったのが難点である。
スーパーツィーターが鳴りすぎているのかもしれない。

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·         老化現象

 

いやー、やりましたねー!日本女子サッカー。
延長後半の沢選手の奇跡の同点シュート。
PK戦でのキーパー海堀選手の空中を飛びながらボールを足でクリアする忍者のようなプレイ。凄すぎる。

気分をよくしたところで、メグの会ホームページの更新。8時半完了。
本来、翌日の4時までには行うのですが、忘れていた。

最近、大事なことをポカッと忘れることが多くなって、困っているのである。
メグの会のお知らせハガキも日曜に作るのを忘れて月曜の朝、慌てて出したし、
メグの会でHamadaさんに渡す約束をしたアクセサリーを持っていくのを忘れ、
帰りの電車の中で「しまった!」と思い出す始末。老化現象か?

そういえば、7/16メグの会に行く途中の中央線。
国分寺で特別快速に乗換て、網棚にカバンとレコードをのせ、吊革につかまった瞬間、前に座っていた男性から席を譲られてしまったのである。
一瞬パニックになり、何がなんだかわからなくなりつつも、懸命に断ったのだが、
その人は「どうぞ、どうぞ」と言いながらドア際に去っていった。頭が禿げていて、自分と同年代位の男性であった。
よほど老けて、もしくは疲れているように見えたのかなー
しかたがないので、三鷹まで座っていったが、終日、なにか悪いことが起きるのではないかと心配だった。

この日は吉祥寺ユニオンは5枚以上で15%引き。CDを7枚買った。
1 C パーカー Cパーカーウィズストリングス 570 円
2 D ランディ 枯葉 730 円
3 L トンプソン ラッキーストライク 650 円
4 M ジャクソン サンフラワー 410 円
5 S ボーン Withクインシージョーンズ 410 円
6 Y ラティフ ワーナージャズ 410 円
7 Y ラティフ イースタン サウンド 650 円
合計  3,830 円

模様替えをしてLPの売り場が減ってしまったのは寂しかった。時代の流れですなー。

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·         メグの会、万歳

 

今朝は4時半に目が醒めた。9時から約7時間、よく眠れた方である。
毎月第2日曜日はメグの会のはがきを出す日である。
朝の散歩にのついでに投函しようと思い、寝ぼけまなこでパソコンに向う。
今月は三名の新入会員があったので、住所の登録などを行い、はがきをプリントアウトし終わると、5時半だった。
約一時間の作業。
毎月年賀状の作成をしている気分である。

メグの会ホームページのトップページと掲示板にも「メグの会のお知らせ」の書き込みを行い作業完了、ようやく散歩に出る。
近くの小山に登る(坂道を登ると心臓によいのである)途中のポストにハガキを投函。
「やれやれ、これで今月のメグの会のお勤めも終った」とホッとする。
散歩から帰ると朝風呂に入り、あとは終日ジャズを聴いて過すことになる。
今日は休日だから80曲以上聴けるだろう。

ヒューズを取り外したCF150は響き、余韻、艶が出て、いくら聴いていても聴き飽きることがない。
事務所のシステムにおいて、最近やったことは、
振動対策として18mmの合板をパソコンの下に敷いたことと、
小型扇風機をパソコン横にセットして、音楽を止めた時にパソコンを冷却できるようにしたことである。

早いもので、JBL CF150を買って約一年が経過した。
買うきっかけとなったのは、昨年の5月、Hamadaさんの隠れ家を訪問したことであった。

8畳フレハブ2階建ての超シンプルなオーディオルーム。
壁の三面はびっしりとビンテージ・スピーカーが積重ねられ、どのスピーカーもラックスマンの高級切替機によって即座に音出しが可能になっていた。
JBL センチュリー L100を筆頭にJBLのビンテージがスラッと並び、中には2S−305など国産ビンテージもあった。
それらは、マランツの管球セパレート・アンプによって極上の音で鳴っていた。
これには、オーディオに、すれて、すれて、すれきっていた管理人も痺れた。

自分にもオーディオ的 夢があった。
そう、長岡鉄男先生のような方舟的なリスニング・ルームを持つことに憧れていたのである。
「いつか、たんまり金を儲けて、でっかいリスニング・ルームをつくるのだ!」
と思っていたが、大金を稼ぐのは意外と大変で(あたりまえ)、
気がつけば歳をとって、いつ死んでもおかしくない年齢になっていた。
「我日暮れて道遠し」

で、リスニング・ルーム建設は諦めていたところにHamadaさんの隠れ家を見たのである。
「俺も自分なりにできる範囲で、方舟的なリスニング・ルームを持つべきなのではないのか」と思ったのである。

考えてみれば、自分の会社の事務所としてマンションを借りていて、自由に使うことができるのである。
これは、永年の夢であった15インチのフルサイズ・ウーハーを持つJBLのスピーカーを設置するしかない、と思い立ったのだ。

運がいいことにJBL CF150の出物がタイミングよく手に入り、幸せなCF150との同棲生活が始まったのであった。

メグの会があったから、Hamadaさんの隠れ家に訪問でき、自分なりの方舟を持つことができたのだ。

メグの会、万歳。。

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·         バーチカルツインのモニタースピーカー

 

10日間のGWも今日で終わり。ジャズ三昧の毎日であった。パソコンの記録によれば、4/28から昨日までで延べ517曲聴いている。
時間もたっぷりあったので、43タイトルのLP、MDをCDRに変換して、パソコンにリッピッグした。

JBL CF150は一点の曇りもなく絶好調に鳴っており、パソコンも好調で、快適にGWを過すことができた。そのため、オーディオ・システムに手を加える必要はなし。

で、このGWを利用してリスニングルームの整理をすることにした。以前使っていたオンキョーのスピーカーを4つ放置したままなのだ。(左の棚の上に2ヶ、メインスピーカーの下の棚に2ヶ。)
不要なスピーカーは「リスニングルームに置かないほうが良い」というのが定説である。
事実、不自然なホーンの響きが左側から聞こえることがあった。左の棚の上のスピーカーが犯人かもしれない。

このスピーカーはD−V3といってオンキョーのミニコンポとセットで売られていたものである。2セット所有しているが、中古屋のハードオフに持っていっても安く買い叩かれる。以前、D−V5というスピーカーを売りに行ったときは200円という査定であったので、売らずに帰ってきた。
しかし、スピーカーは沢山所有しているので、もはや置く場所もなく、使い道がなければ安くても売るしかない。が、その前に分解して構造を確認してみた。(写真1)

D−V3の構造は
ウーハー 12cm(1170g)
ツィーター 2.5cm(430g)の2ウェイ
インピーダンス 6Ω
能率 85dB
クロスオーバー周波数 3kHz
寸法 147W 235D 250H
容積 約6リットル
重量 約4kg
板厚 バッフル面20mm その他は10mm
材質 パーチクルボード
ダクト φ4 長さ 8.5cm 公式から算出した共振周波数は71Hz (先端半分にスポンジの吸音材がかかっおり、ダンプド・バスレフ構造になっている)
ネットワーク コイル、コンデンサー、抵抗各2ヶ使用の12dB/oct

「なかなか立派な作りで、自作したら2万円以上かかるだろう。バッフルは黒に塗装されていて、ユニットデザインも含めたルックスもいい。」
そう思ったら手放すのが惜しくなり、活用する方法を探すことにした。

ひらめいたのは
『2段重ねにして、バーチカルツインとして能率を上げ、自宅のシステムのMD、CDRのヘッドホン端子につないでCDR録音時のモニタースピーカーとして使う 』 ということだった。(写真2)
現在はパソコン用のスピーカーをモニタースピーカーとして使っているが、低音がまったく出ないので不自由していたのである。(CDR録音時にはアンプの電源を入れないことが多い)

巾15cm、高さ50cmの細身のトールボーイモニターになって設置スペースは極めて小さくて済む。

この手のスピーカーは能率が低く、単独ではヘッドホン端子につないでも、大きな音は出せない。

しかし2段重ねにして、配線をパラレル接続とすることで、インピーダンスは3Ωとなり
その結果、能率は85dBから88dBに上がる計算である。

バーチカルツインとしてウーハーを2つ駆動すれば、振動板の実効面積は1.4倍の16センチ相当になるから、低域の増強も期待できる。

写真のように上のスピーカーのツィーターが真中にくるように積重ね、下のスピーカーのツィーターは不要だから、ネットを取り付け、ツィーター前面のネットに厚手のダンボールを差し込んで高域を遮断した。
これで中低域が強調された周波数特性になるはずである。

試聴した結果は大成功で、中低域の音離れがよく、ベースがボンボンと威勢良く飛び出してくる。ベースの量感も十分でダブルウーハーの効果も生きているようだ。
衛星放送を録音したMDがリッピングに値するJAZZかどうかを判断するには、中低域の再生が特に重要なのである。

巾15cmの細身のバッフルのため、低位感・音場感もいい。

パラレル接続の効果で能率が上がり、録音モニターとしては十分以上の音量を得ることになりヘッドホン端子の出力ボリュームは半分以下に絞ることになった。

そして、置き場所に困っていた4つのスピーカーが、一挙に片付いたのであった。


1.ウーハーを取り外したところと内部構造。バッフルが厚い!
2.上下に積重ね音出しテストしたところ
3.CDR録音機の後ろにモニタースピーカーとして設置。外側の白いスピーカーが今までのモニタースピーカー

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·         思わぬ音質向上その2

 

前回「一円玉レゾナンス・チップで、さらなる音質向上が望めるかもしれない!」と書いたその翌日、一円玉 レゾナンス・チップをさらに2ヶ自作し、CPUファンとハードディスクの側面に貼り付けた。(写真1、2)

オーディオの小物入れを探してみると、昔買ったレゾナンス・チップが2ヶ出てきたので、ブチル両面テープで再生して、パソコンの光デジタル出力端子部とハードディスクの側面に張りつけてみた。

しかし、残念ながら前回ほど劇的な音質変化はなく、効果はわからなかった。
前回の音質変化は電源ファンに貼り付けた『一円玉レゾナンス・チップ』だけでなく、電源に乗せた約4kgの鉛インゴットの制振効果が複合した結果だったのだろう。

さらなる振動対策としては
・CPUファン、ハードディスク取りつけネジに『防振シリコンゴムワッシャー』(8ヶで250円)をかませてみる。

・CDドライブを取り外し、45センチのATA33 フラットケーブル(200円)を買って外部に設置する。
現状のCDドライブ位置はハードディスクの真上である。
CDドライブはリッピングでハードディスクにWMVファイルを生成する際、ギューンという音を立ててかなり振動する。その振動がWMVファイル生成に悪影響しているかもしれないという不安が以前からあったのだ。

CDドライブを取り外せば、その空いたスペースにハードディスクを増設することができる。現在、ハードディスクの容量残は35GBで残り少なくなってきているのである。
いつか部品を買って総合的に対策してみようと思う。


さて、今回の『思わぬ音質向上』はヒューズである。

JBL CF150はスピーカーなのに、なぜか3A/250Vのヒューズが付いている。
ネットワークの回路図をみるとヒューズは+端子直後に入っていて各ユニットにはヒューズの細い線を通った電流が流れているのである。
このヒューズは買った時から気になっていて「ムダだし、音質にはよくないだろー」と思っていたのである。

最初は高音質のヒューズに交換しようと思い、ネットで探してみた。ところが1本3千円以上するのだ。ご冗談でしょう。
昔は250円もだせば銅線を使った高音質ヒューズが買えた。

次に考えたのが銅箔テープを買ってヒューズに巻くことで電流の流れを良くしようというもの。ただ銅箔テープを買わなければならない。100円ショップに売っていたこともあるらしいが、探すのが面倒くさい。

で、手近にあるもので対策することにした。
まず、スピーカーケーブルをほぐして細い銅線をヒューズに巻き、銅箔テープと同等の効果を狙った。
しかし、ヒューズホルダーにねじ込んでセットする際、細い銅線はズレてしまう。

そこで1.6mmの銅単線(Fケーブル)をヘアピン状に折り曲げヒューズホルダーに差し込んでヒューズのかわりに使うことにした。(写真3)

これは効いた。一挙に30万円級スピーカーの音になったのである。
CF150の潜在能力が100%引き出され音の鮮度が格段に向上した。
楽器の音が生々しくなり、ボリューム位置は同じでも音が大きい。

テナーサックスがふてぶてしく鳴るようになった。
例えばサムシングスペシャルのチャーリーラウズ、彼女の黒髪のジョニーグリフィンがソニーロリンズになったように、ふてぶてしく聴こえるのである。
ピアノの響きに深みが出たし、ベースも重々しく鳴るようになったのだ。

CF150の能率は98dBである。あの「JBL K2/S9500」をも上回る超高能率スピーカーである。
その割には「音に元気がないなー」という印象であった。
ネックはヒューズだったのだ。ヒューズを取れば本領発揮。高能率スピーカーのはじけるような中低域が飛び出してくるようになった。

それにしてもJBL社は、なぜCF150にヒューズを入れたのだろうか。
穿った見方をすれば、音質を劣化させるためにヒューズを入れた?
一本48000円のCF150が、同時期一本33万円で売っていたS3100(38cmウーハー付)と同等に鳴っては商売上マズイからではないか。そのくらいこのヒューズは音質劣化に効いていた。

CF150には他にも、スコーカーに付けられた『パンチングメタルのグリル』、約60HZに高くチューニングされたバスレフ・ダクト等、わざと音質を落とすため?と思われるような処理がなされているのである。

そうしたベールを一枚一枚剥ぎ取っていったら、素性が良いCF150は、異次元の音質を持つ、自分だけのスペシャル・スピーカーに生まれ変わったのであった。
夢なら醒めないで欲しいと思うのである。


 

 

·         『一円玉レゾナンス・チップ』で制振対策

 

4月のメグの会にはたくさんの方に参加いただきました。ありがとうございます。

さて、ハードディスクにリッピングしたジャズは合計6795曲で、そのうち気に入ってマーキングした愛聴曲は3700曲になった。
普通に生活していると一日に聴ける曲は40曲ぐらいだから、3700曲は3ヶ月で一巡していく計算である。

オーディオの方は1月の末のレイアウト変更で「ほとんど完了」という感じで落ち着いたため機器の変更はないが、
電源ファンの異音発生対策として、その都度鉛のウェイトを追加し、現在はブチルゴムの自作インシュレーターを電源の上に敷き
1.5kgの鉛のインゴット2本+150gウェイト×6ケを載せている。(写真)
それでも電源ファンの異音は完治せず忘れた頃に再発するのである。カラカラッという音なのでファンのベアリングの寿命だと思う。

で、制振のため、一円玉で レゾナンス・チップを自作した。
レゾナンス・チップは2000年ごろ買ってCDプレーヤーのトレー等に貼り付けたことがあったが、今でも売っていて
レゾナンス・チップ RT(ルーム・チューニング)というφ10mmの大型の製品もあるようだ。

自作したものは、一円玉を2枚ブチルゴムの両面テープで張り合わせ、7mm角のブチルゴムの両面テープを2重に張り合わせた片側に貼り付ける。
それを電源ファンの中心に貼り付けたのである。
ある程度効いているみたいで、その後異音は発生していない。

加えて、一円玉レゾナンス・チップの副次効果で、ホーンの響きが美しくなった。
例えば、ジーン・アモンズのボス テナー、Hittin‘the Jugのテナーが実に麗しく反響するのである。そして、ボリュームを上げてもうるさくないのだ。
ベースの鳴り方も重みが出て、ほどよく抑制されている。

だいたいパソコンという物はオーディオ機器と比べれば振動の塊で、今回の電源ファンを初めとして、
ハードディスク、CDドライブ、CPUファンという多くの振動発生源があるのだ。
それらが音質を劣化させている可能性がある。

思わぬ音質向上に気を良くするとともに
「一円玉レゾナンス・チップで、それぞれ対策すれば、さらなる音質向上が望めるかもしれない!」という希望がふくらんできたのであった。


·         「部屋が一番大切」

 

1月22日の土曜日、事務所の整理。
MDをハードディスクにリッピングするようになってMDをほとんど聴かなくなったため、
MDラックを撤去した。MDラックは35×45×20ほどの大きさで、右の壁際、高さ74センチの本棚の上に置いていた。

すると、いままで気になっていた定位が良くなり、モノラル盤が中央にピシッと定位するのである。音場感、響き余韻が一段とよくなった。

これまで問題が多かった右チャンネルは室内レイアウトに起因するものだった。
床に座るリスニング・ポジションであるため、MDラックが右のスピーカーの再生音を遮蔽し、定位が崩れていたようだ。
メディア・プレーヤーの再生エラーではなかったのである。また装置に濡れ衣を着せてしまった。
右の本棚上には、その他さまざまな小物をおいていたのだが、それらも総て片づけた。

これに気をよくして、スピーカーのネットも取り払った。これまでのスピーカーは総てネットを取って聴いていたが、
CF150の実測40センチの巨大なウーハーは威圧感が強烈だったため、ネットをつけて聴いていた。しかし、半年経って彼女の顔にも慣れてきたのだ。
ネットを取ると、もやが晴れ、クリアーな透明感が手に入った。

この状態で気分よく聴いていたのだが、
左右のバランスを考えると、高さ74センチの本棚も撤去してしまったたほうが、音の定位と広がりが「もっと良くなりそう」という思いが強くなってきたのである。

この本棚は37×105×30センチを2段に重ねた物なので、上のラックを下に降ろすことにした。

で、翌週の29日にレイアウト変更。
ついでに、本棚の後ろを通していた電源延長ケーブルを、3メートルの2.0キャブタイヤ・ケーブルに交換した。
これまでのケーブルは細く、長さも5メートルと長すぎて気になっていたのだ。

結果、定位感、音の見晴らしが一層良くなり、さらに電源延長ケーブルの交換によってベースが太くなった。

長岡鉄男先生が「部屋が一番大切」と言っていたが本当なんだなー。長岡鉄男先生の主張は、部屋、ソフト、装置の順だった。

さて、LPと衛星放送を録音したMDの「CDR⇒ハードディスクにリッピング」は順調に進み、177タイトルがハードディスクに収まった。
この結果、ハードディスクにリッピングしたジャズは合計5762曲で、そのうち気に入ってマーキングした愛聴曲は3155曲になった。

もういいでしょう!という気がしてきて、最近はリッピングを休んでいる。
しかし、人間の欲には限りがないから・・・・

@ リスニング・ポジションから見たMDラック撤去前(上)と撤去後(下)
A 上のラックを下に降ろし、左右対称にした
B 電源延長ケーブル(下が2.0キャブタイヤ・ケーブル)


·         1月の買物

 

結成10周年にあたる1月のメグの会は多くのメンバーに参加いただき盛況でした。ありがとうございます。
さらに、ゾノトーンのスピーカーケーブルの導入によりアバンギャルドの音質向上もあって、とても楽しい会になりました。
ナイスな設備投資をしてくださった寺島さん、
LP10枚を会員にプレゼントしてくれたNoguchiさん、
お花を持ってきてくれたSirasawaさん、ありがとうございました。

さて、1月もユニオンに行った。
しかし、この日はバーゲンの実施がなく、さらにCDRレコーダーを買った結果、家にあるLP、MDが総てパソコンにリッピングできるようになり、多くの未聴ソフトを抱えているため購入意欲がわかない。
300円の安値につられてLPを3枚買ったのだが、この日の買いは失敗で
チャーリーマリアーノはジャケ違いで既にCDを持っていた盤だったし、フィッシャーはピアノトリオだと思って買ったらピアノソロだった。エマーシーのキャノンボールはベスト盤だったためほとんどが聴いた曲だった。これのオリジナル盤が5400円で売られていたため、つい買ってしまったのだ。
まぁ、こんな時もある。

メグの会結成10周年で思い出すのはOgジャズである。
多くの先輩方がいい盤を紹介してくれていて、いまとなっては貴重な資料となっている。加えて、発行当時、衛星PCM放送でOgジャズ特集というのを一週間にわたって実施してくれた。その時に録音しておいたMDが15タイトルぐらいあって、あまり聴いていなかった。
例えば、D バークリーの ジャズオンザロックとか、D ゴイゴビッチ テントゥトゥーブルースとか、J スタッフォードのジョー+ジャズなどである。
今月は、こうしたMDをCDRにコピーしてリッピングして聴いている。

ウインドウズ・メディアプレーヤーを使ってハードディスクにリッピングして聴いていると、
所有するJAZZソフトがハードディスク内に一元化されて保管され、自然とデータベースが構築される。
そして、ソフトが行方不明にならず、即座に再生できるのが素晴らしい。

ただ、怖いのはハードディスクの故障である。これが発生すると総てを失ってしまう。
で、週に一回程度ハードディスクのミラーリング・バックアップを行っている。

メディアプレーヤーの難点は左右のバランスがおかしく、左チャンネルが強くなることである。モノラル盤なのにテナーが左から聞えてビックリしたりする。
最初はアンプが悪いと思っていたが、一度音楽を止めて再スタートすると改善することがあるから、ハソコン、メディアプレーヤー側の問題である。
これで結構なやんでいた。

ところが最近、メディアプレーヤーの機能である『自動音量調整』をONにしておくと、こうした症状が出ないのを発見したのである。
これは非常にうれしかった。
恐らく、曲が変るたびに音量の再設定がなされるためバランスのエラーが発生しにくいのではないかと思っている。

『自動音量調整』機能で適正音量に調整されて再生されると曲が良くなったように聴こえるから不思議である。

また、多くのジャズをランダム再生していると、曲によって音の大小の差はかなりある。
大音量にびっくりして、リモコンでボリュームを下げることを、かなり頻繁に行っていた。

『自動音量調整』をONにすると音質が劣化するような気がして使っていなかったのだが、失敗だった。


·         ジャズを聴くにはパソコンのメンテナンスが必要

 

皆様、あけまして おめでとうございます。

正月休みにオーディオ機器の修理を行った。

まず、電源から異音が発生しているパソコン(NEC VL500/2)。
鉛のウェイトで症状は軽くなったとはいえ、時々ブーンと唸りだす。
電源の取り付けが緩んでいるのかもしれないと思い、パソコンをラックから引き出し、
ドライバーで電源の取り次げネジを外してみると電源はしっかり固定されていた。

しかし、電源と接触しているシャーシの構造に問題があった。
0.3mmほどの2枚の薄い鉄板を重ねてあり、外側の鉄板に飾りのプラスチックが嵌め込まれている。
しかも、この2枚の薄い鉄板は中央部はリベットで止められているが、先端部は遊んでいるという構造なのだ。

それで、電源のファンが強く回る時に、この飾りのプラスチックが振子的に振動し、2枚の薄い鉄板が接触して鳴きだすことがわかった。
対策としては飾りのプラスチックを取り外し、2枚の薄い鉄板の間にブチルゴム(一枚もの)を挟んだ。
電源を元どおり固定すると、異音の発生は ほぼなくなり、電源ファンの音だけになった。

次はプレーヤー。愛用のプレーヤーはアイワPX−850である。
天気が良かった2日の午後、明るいところで作業する。
ダメになったカートリッジは平成12年に装着したものだった。ピッカリングのXV−15(150DJ)はMM型で7mVの高出力のためSN比がいい。
それをプリメインのイコライザーで増幅、再生している。

平成15年に買った未使用品と交換する。(針を交換するために買い、本体は予備として保存していた)
作業といっても、カートリッジにスポット溶接されている取り付け用金具を左右に捻ってポキッと折ったあと、
ブチルの両面テープで一体型のシェルにカートリッジを貼り付ける
だけなのだが、落ち着いてやらないと水平に接着できない。
この日は一回でうまくいった。
貼り付けた後、非常に細いシールド配線をラジオペンチで慎重に接続する。
ついでにターンテーブルのベルトも交換した。(アイワがソニーに吸収され、消滅した時に三本買っておいた)

約8年前、ディスク・ショーワの松崎さんに「カートリッジをブチルの両面テープで接着している」と話したら、
「そんな、いいかげんなことをして!」と結構、本気で怒っていた。
でも、この方式を10年以上続けているが脱落事故はなかったし、このプレーヤーで再生したLPはCDと同音質で鳴るのである。

無事、LPが聴けるようになったので、12月に吉祥寺ユニオンで買ったLPをMDに録音、CDRにデジタルコピーしてリッピングした。最初からだと意外と時間が掛かる。

一枚100円の安物買いのため、あまりいい演奏はなかったが、「ジャズタイムUSA 2枚組」のなかのホーキンスの演奏は素晴らしかった。

年末から、正月休みにかけて、40タイトルをリッピングした結果、パソコンの中のジャズは5600曲になった。
300GBのハードディスクの空き容量の残りは80GBである。
1曲は約30MB。100曲3GBとして2700曲、CD270枚分しか残っていない。

「これからはハードディスクを大事に使っていこう」と思ったため、ほとんど再生しないであろうペケ曲を220曲削除した。(容量にして6GB)
ゴミ箱の中をカラにして、デフラグ実行。
10年前には、ジャズを聴くのにパソコンのメンテナンスが必要になるとは思ってもみなかった。

1.飾りのプラスチック(ケース上)を取り外し、2枚の薄い鉄板の間にブチルゴムを挟んだ
2.ピッカリングのカートリッジ。型番は違うが同じ物 交換前XV−15、交換後150DJ
3.ターンテーブルのベルトも交換した


·         12月の買物

 

今月のメグの会も盛況でした。参加くださった皆様、ありがとうございます。
しかし、残念ながら、Susumuさんの好み=ピアノトリオを「ぶっ壊す」ことは出来ませんでした。
Susumuさん、長時間、そして的確なコメント、ありがとうございました。

さて、今月からLPの物色を再開することにしたし、
不要になったCDを15枚売却するので、少し早めにユニオンにむかう。

4時過ぎに着いて、CDの売却手続きをしていると、もうSimodaさんが買物を済ませて、レジで勘定をしていた。
買物を覗くとLPの100円が数枚、三割引の水色帯をゲットしていた。

100円コーナーはフュージョンとか日本人ボーカル等が多いが今月は意外と
まともなものが多かったので9枚買った。(写真)
アーティスト .       アルバム名
A シェップ .      withカーリン クローグ 100 円
A ブレーキー   .     ホールドオンI'mカミング 270 円
C フランシス    .    ベストヒット 100 円
L ドナルドソン     .   カルテット・クインテット 100 円
L ワイリー      .  ウエスト オブザ ムーン 70 円
R ノーボ       . レッド&ロス 100 円
R ルイス .       ライブatサボイ 70 円
オムニバス .       女性ボーカル集 100 円
オムニバス .       ジャズタイムUSA 2枚組 100 円
合計 .                      1,010 円

そして今朝、さっそくMDに録音しCDRに焼いてリッピングしようと思ったのだが、
プレーヤーがおかしい。右チャンネルの音が異常に小さいのである。

針を落とした直後は良いのだが、10分ほど再生していると右チャンネルの出力が次第に小さくなり、終いにはほとんどゼロになる。
どうやら、カートリッジがダメになったようだ。
思えば、リッピングに便利だからとCDばかり買って、半年ぐらいLPをかけなかった。
で、カートリッジが拗ねたのだろう。
愛用しているのはピッカリングで10年以上使用していたものである。
一体型のアームにブチルゴムで接着しているため交換には時間がかかる。
交換は、まとまった時間が取れ、落ち着いて作業ができる正月休みにする予定。
せっかくLPを買ったのに残念。

先日は(12月15日)ハードディスク・プレーヤ―として使っているパソコン(NEC VL500/2)から“ガー“という異音が発生した。
気になる音量で頻繁に起きるので、うるさくてジャズが聴けない。

最初はCPUのファンだと思った。
しかし、CPUファンに耳を近づけてみると音は静かである。
犯人は電源のファンだった。異音発生時には電源のボディが振動している。

パソコンを予備機と交換しようかとも思ったが、ハードディスク、メモリー、CPUファンといった主要部品を交換しなければならないため、
とりあえずブチルゴムの自作インシュレーターを電源の上に敷き、鉛のウェイトを6個載せてみた。(写真)

すると、ラッキーなことに異音は消えた。
電源のファンは電源内部に組み込まれていて交換が難しいし、
電源ユニットの取り外しは、とても手間がかかるから、再発したらパソコンごと交換したほうがいい。

やるとしたら、こっちも正月休み。 今年の正月休みは忙しくなるかもしれない。

皆様、よいお年をお迎えください。


·         いい盤はCDRにコピー

 

12月8日、メグの会のハガキを作成しているパソコンが壊れた。
440BXという基板が入った日立の古いパソコンである。
11日には通知のハガキを作成しなければならないから少し慌てた。
ケースを開けて調べてみるとATA133というバッファロー製のハードディスク・ボードの故障でハソコン本体、ハードディスクは無事だった。
ATA133は130GB以上のハードディスク(ビックドライブ)を古いパソコンに認識させるボードで、たった2年で故障してしまった。

このときは連日ジャズを聴き過ぎて疲れていたので、パソコンを修理した後は音楽を聴かずに丸2日パソコンで遊んでいた。
日立のパソコンで使っていた160GBのハードディスクは、昨年9月にヤフオクで1円で落札したNEC MA10に移設した。
MA10はビックドライブ対応であるため、ハードディスク・ボードは不要である。
このNEC MA10はグラフィック・チップが高性能になった後期バージョンで、なかなかの実力の持ち主だったため、
うれしくて いつまでも いじっていたのである。

さて、オーディオの件、リッピングが終ったCDRWは、前のデータを上書きして再利用するのだが、
LP ⇒ MD ⇒ CDRW、
衛星放送 ⇒ MD ⇒ CDRW
と手間をかけたCDRWを、そのまま消してしまうのは惜しい気がして、
いい盤はCDRにコピーしておこうと思った。たぶん聴かないと思うけど・・・・

で、ネットで調べると三菱化成製の50枚ケースなしで670円。
一枚13円、ただ同然である。
しかし、ネットで買うと送料がかかるので、12月10日 近所のヤマダ電機に行った。

TDK製が50枚ケースなしで850円。一枚17円。
ヤマダ電機自社ブランドの中国製は50枚399円だったが、
一応、国内ブランドのTDK製を買った。

CDRは寿命があって6年ほどで記録したデータが読めなくなるのである。
CDRが開発された当時、100年もつ というふれこみだったが嘘八百。
パソコンのバックアップCDRや、昔メグの会員さんからもらった音楽CDRも皆、読み取り不能になっているのだ。
早いものでは4年が寿命。CDRは“生もの”と割り切って使うことである。
(経験上、CDRWはデータが消えないので、長期保存したいデータはCDRWに記録している)

音楽CDR保存用に、120枚入りのCDケースも買った。ELECOM製で750円。

CDRWからCDRにコピーするのはパソコンを使うから簡単である。
一枚5分ぐらいで作業完了。これまでに30枚程度コピーしたが、再生してみると元のMDと同じ音質であった。


·         LPの物色を再開

 

CDRWはたぶん100枚ぐらいあると思う。
このメディアが出たときは凄いと思ったが、今は廃れて売っているのを見たことがない。
パソコンデータのバックアップに使っていたが、ハードディスクが激安になったため、使い道がないゴミになっていた。

26日から12月1日までに約60タイトルをMDからCDRWにデジタル録音した。
CDレコーダーはフル稼働状態。
といっても普段は事務所でジャズを聴いていて、隣の自宅に戻ったついでに録音を重ねたのである。

パソコンにリッピングして聴き比べてみると、意外にも衛星放送やCDをデジタルコピーしたものより、LPを音源にしたもののほうが音がよかった。
ただ、盤が反っていたり、磨り減ったLPはノイズが大きい。

LP ⇒ MD ⇒ CDRW ⇒ ハードディスク という手間はかかるが、
LPでしか聴けないジャズも結構あるから、止めていたユニオンでのLP物色を再開することにしよう。

ただ、困ったことは、ハードディスクにリッピングしても聴ききれない。
朝8時から夜8時まで事務所にいてジャズを聴いているが、飯も食うし、風呂にも入る。10時と3時にはお茶も飲む。音を切って真剣に仕事をする時もある。
するとリスニング時間は意外に限定されて、聴けても せいぜい70曲程度、
そのうち半分以上は前からの愛聴曲を聴いているため、新着曲を聴けるのは30曲ぐらいである。

先月、バーゲンの安値につられて40枚もCDを買ってしまい、まだ半分ぐらいしか聴いていない時に、
次々に作成したCDRWをリッピングしたので、聴き方が雑になってしまった。
そのためCDRWのリッピングは一日2枚という制限を設けた。
そうすると、追加される未再生曲は一日15曲程度となり、常時CD10枚分ぐらいがハードディスク内に在庫されることになる。

で、作成しすぎたCDRW達はダンボールに入って出番を待っているのである。


·         期待以上の音質に感激!

 

久々に買う新品の?オーディオ機器だったので、オーディオユニオンでもらったカタログを眺めて幸せな気分で到着を待つ。
すると、意外に早く26日朝9時に到着した。

物は綺麗で、新品状態である。MDの上にセットして、取説を見ながら、さっそくテスト録音。
LPで買ったフレディ・ハバートの『NO.5』(JAZZLINE)を録音したMDを音源にした。

以前、5枚200円で買ったTDKのCDRWが沢山あるため、これを使用。
まず、消去する。これは45秒かかる。
デジタル録音を選択して、待つこと40分。
MDが終るとCDRは待機状態になっているためSTOPボタンを押し、仕上げのファイナライズを実行。ファイナライズには1分半かかる。
これでCDRWが、CDプレーヤーで再生できるようになる。

次にパソコンにリッピング。
ウィンドウズ社のメディアプレーヤーによる『取り込み』(=リッピング)機能の中に、
サーバーからインターネットによって、ジャケット画像、曲名、タイトル名の情報が取得できる機能があるが、フレディ・ハバートの『NO.5』はCD化されていないため、フレディ・ハバートの適当なCDを代わりに選択し、タイトル名、曲名だけ変更した。

*メディアプレーヤー10では、タイトル名、演奏者を英語で入力し、検索ボタンを押すと候補がリストアップされるから、ジャケット画像をたよりに適切なものを選択して、編集画面で編集した後、『取り込み』(=リッピング)する。

試聴してみるとMDと同じ音質であった。
CDをリッピングした音源と比べても、「音にやや“にじみ“があるかな」 という程度で、ほぼ同等の音質である。
期待以上の結果に感激して、一気に8枚のMDを録音⇒リッピングした。
E アレキサンダー ヘビーヒッターズ
C フラー ソウルトロンボーン
JJ ジョンソン JJインク
J ロンドン J ロンドンベスト
J ロンドン J ロンドンベスト20
E ヒギンズ イフドリームカムトルー
R ボイド イーズイット
Z シムズ クッキン
J マクリーン ティッピンザスケール

LPをCDRに録音する場合問題になるのは、トラック(曲)の分割である。
CDレコーダーは、録音後に任意の場所でトラックを分割できるMDと違って、一旦録音してしまうとトラックを分割できない。
LPからCDRにするなら一曲ずつ録音するしかないが、大変な手間がかかる。

だから、任意の場所で音源を分割できるMDで編集して、デジタル録音をすれば、自動的にトラックが分割されたCDRが完成する。

一方、衛星PCM放送から録音したMDはトラックの分割は完璧になされているから、かけ流しで録音すればいい。

そして、MDのサンプリング周波数は44.1kHzでCDと同じだから、デジタル録音すれば、音質劣化の原因となるサンプリングレート・コンバーターは不要である。CDレコーダーはMDと相性がいいのである。
しかも、このCDレコーダーは業務用のため、コンシューマー機器では出来なかった、デジタル⇒デジタルの録音も自由自在。むふふ。。

*サンプリングレート・コンバーターはデジタル録音が出来、高音質で便利そうだが、
48kHz⇒44.1kHzにダウン・コンバートした場合は、意外と音質が劣化する。
サンプリングレート・コンバーターを使うなら、むしろ、アナログ録音したほうが高音質なのである。

こうなると、一気に行くしかない。家中のパソコン用のCDRWを動員して、MDからのコピーを開始したのであった。


·         オンキョーUSBデジタルオーディオプロセッサー

 

見ました。
オンキョーUSBデジタルオーディオプロセッサー「SE-U55SXU」19800円!
いわゆるUSB DAコンバーターという奴ですね。
Yosidaさんが言っていた「取り込み用のパソコン機器」の一種。

便利そうですが、価格からすると、所謂 おもちゃ ではないでしょうか?
MDを音楽CDのフォーマットに変換しているのは、
ウィンドウズ社のメディアプレーヤーによる『取り込み』(=リッピング)の際に
音楽CDのフォーマットで行うのが非常に便利だからです。
ウィンドウズ社のサーバーからインターネットによって、
ジャケット画像、曲名、タイトル名の入力が瞬時になされるという決定的利点があります。


·         CDレコーダー RW900SL

 

現在、ジャズのライブラリーは2014タイトルで゜その内訳は
CD ⇒ 530
LP ⇒ 526
MD ⇒ 933
である。
気に入ったものはCD、LP、MDとも持っているので重複はかなりある。
それでも、LPとMD 合せて1400枚以上である。
CDは総てパソコンにリッピングしたが、この1400枚は宝の持ち腐れで、未だに寝室の棚に眠っているのである。中には素晴らしい演奏も多い。

これらの音源を音楽CDのフォーマットに変換できれば、パソコンにリッピングできる。
そうすれば、パソコンのJAZZデータベースは一気に倍増するのである。

最近は心から欲しいというCDはなく、状態の良いLPや、衛星PCM放送で録音した高音質MDを持っているのに、
『パソコン リッピング用にCDを買い直す』、または、
『あまり欲しくないが一応聴いてみるか。とついでに買う』と、いやいやCDを買っているのである。

先日、メグ オーディオの会 副会長のYosidaさんに
「みなさん、アナログ音源はどうやってリッピングしているんですか?」と聴いてみた。
すると
「手間がかかるしLPはターンテーブルで聴いたほうが風情があるから、あまりやっている人はいない」ということだった。取り込み様のパソコン機器もあるようだが、使い方がよくわからないし、一万円以上はするとのこと。
手持のLPとMDをパソコン リッピング用に音楽CDのフォーマットに変換し、活用するためにはパソコンのインターフェースより、MD的に使えるCDレコーダーの方ががいいかなぁ と思ったのだった。

MDを愛用していたため、CDレコーダーは買いそびれ、持ったことがない。
そのうちパソコンが安くなり、CDレコーダーは廃れてしまった。
今どうなっているかヤフオクで調べてみると、業務用はかろうじて生き残っていた。

ティアックの業務用ブランドTASCAMのCD−RW900SLである。(写真)
新品の相場は50000円前後。再生品(パソコン業界でいうリハビッシュ品だと思う)が35000〜40000円。

11月22日、CDを買いに吉祥寺ディスクユニオンに行った際、1階のオーディオユニオンを覗いてみると、CD−RW900SLも陳列されていた。超薄型で割とルックスはいい。
店員さんに聞くと、音質も「まぁまぁ」だというし、業務用だからパソコン用のメディアが使えるというのである。

CDレコーダーがあれば、自室のLP棚、MD棚の膨大なメディアが、パソコンの10×15センチの小さなハードディスクに総て納めることができ、事務所のジャズ・ライブラリーは完璧になる!と夢は拡がってゆくのであった。
で、23日、ネットで池部楽器店という店に、35000円の再生品を着払いで注文した。(つづく)


·         11月の買物とXP−DA999

 

11月のメグの会はMikaさんの魅力のおかげで大盛況でした。
参加くださった皆様ありがとうございます。特にMikaさん、風邪のところ夜遅くまでお付き合いいただき感謝しております。

今月も、吉祥寺ディスクユニオンでCDを買う。
メグの会に出かける前、吉祥寺ディスクユニオンのホームページをみたら、特にバーゲンの記載はなかった。
10月は福岡でもCDを買っちゃったし、ちょうどいいから、今月はあまり買わないようにしよう。
そう思ったが『CD買取20%up』ということなので、いらないCDを14枚売りにいくことにした。

それで、いつもより遅く家を出て、ユニオンの店内に入ると、
『中古品1点より200円引き』
という張り紙がしてあるではないか。(後で気づいたのだが、吉祥寺ディスクユニオンのホームページにショップ ブログというのがあり、そこにバーゲン内容が記載されていた)
これは、買わないわけにはいかない。200円という定額値引きは安いCDにおいて、威力を発揮する。500円のCDは40%引きの300円になるのである。
なによりも限界効用を重視する私にとっては非常にうれしい。
索盤している時、Simodaさんにあって、「これいいよー」と言われ、普段なら絶対買わないポーランドのピアノトリオを2枚も買ってしまった。
パソコンにリッピングして聴くから、良い曲が入っているのに相対的に安いベスト盤を多く買った。
あまり時間がなかったため、21枚しか買えなかった。税抜きで8700円だった。(写真1)

1 A ファーマー  ジャズテット バックtoザシティ 380 円
2 A ペッパー  ウェイイットワズ 380 円
3 B ウェブスター  Bウェブスター フィネストアワー 380 円
4 B ウェブスター  ジャズマスター43 未開封 380 円
5 B ウェブスター  ノーフール ノーファン 0 円
6 B ゴルソン  ザモダンタッチ 670 円
7 C アダレイ  ゼムダーティブルース 570 円
8 C ベーカー  ジャズマスター32 570 円
9 C ベーカー  パシフィック ベスト 290 円
10 E ホープ  トリオ&クインテット 480 円
11 G マリガン  Gマリガン/Lハンプトン(Simodaさんに借りたCD)
12 J グリフィン  ナイトレディ 670 円
13 J コルトレーン   オレ! 380 円
14 J ヒース       オンザトレイル 570 円
15 J マクリーン  ワンステップビヨンド 380 円
16 K バレル   2 ギター 670 円
17 M ジャクソン  オパスデジャズ 380 円
18 M ディビス  モアミュージック フロムカーネギー 0 円
19 T ヘイズ       キング タビ― 380 円
20 T ヘイズ      サムオブ マイベイーストフレンド 480 円
21 Z カルトネッカー  トライアングルエクスプレッションズ 380 円
22 Z カルトネッカー  レイニホブルース 380 円
 合計   8,770 円

11月22日、飯田橋まで出かける用事が合ったため、帰りに吉祥寺ディスクユニオンによって、さらに17枚買った。税抜きで6220円だった。(写真2)
1 C アダレイ  ノウワットアイミーン? 290 円
2 D バード  タイムレス サボイベスト 480 円
3 D バード  モーターシティシーン 380 円
4 H シルバー  ブルースに処方箋 380 円
5 J コルトレーン  セッティンザスペース 280 円
6 J ティーガーデン  ベスト 380 円
7 J ホッジス  バーブ ベスト35 290 円
8 J ムーディー  ベスト  570 円
9 K ドリュー  スタンダードジャズピアノ 100 円
10 K ドリュー  ララバイ 380 円
11 K バレル  ギターフォーム 380 円
12 L ヤング  プレズ&テディ 290 円
13 M ディビス  クッキン カップリング 240 円
14 M ディビス  リラクシン カップリング 240 円
15 S スティット  ゼアイズノーグレーターラブ 290 円
16 S ロリンズ  コンテンポラリーリーダースブラス 190 円
17 T ジョーンズ  ザマグネッフィセントTジョーンズVOL.3 480 円
18 W ケリー ピアノ インタープリテーション 580 円
 合計  6,220円


さて、11月6日に自宅で使っていたDAコンバーター「ビクターXP−DA999」を事務所に運び込んだ。(写真3)

このDAコンバーターは97年発売で55万円。サンプリングレートを倍に拡張するという特徴をもっていて、高額だが結構売れたようだ。
今でも大事に使っている人が多く、中古品が19万円ぐらいで取引されている。

CDのサンプリング・レート44.1kHzはDAT等の48kHzを比べると高域の抜けが劣り、つかえ感があるが、
44.1kHzが88.2kHzに拡張変換されることで、高域は理論上20kHzから倍の40kHzに伸びることになるのだ。

そのため、CDだけでなく、LPもMDのモニターを経由してXP−DA999で聴くと高域の抜けが各段によくなる。
だから、ずっとこれを使ってLPを聴いていたのである。
事務所に移してしまうとLPが良い音で聴けなくなるが、物事に犠牲は付き物である。

パソコンのハードディスクにCDをリッピングするとサンプリング・レートは44.1kHzから48kHzに変換される。
そのデータをXP−DA999を経由で再生すれば96kHzに拡張されることになるのである。

これまでのMDのDAコンバーターを使った音も気に入っていたので不安もあったが、やはり価格相応にグレードアップされた音になった。

音が濃くなり、響きも深い。
これまでは低域に比べ、やや引っ込んでいた中高域の音圧が増したことで音にパワー感がでた。

空気感がわかるため、演奏者の緊張感が伝わってくる。
音楽の躍動感、ベースが厚みを増し、シンバルの微小な響きがよく聞こえ、
そのシンバルがスピーカーの上にセットしたスーパー・ツィーターから降りそそぐのである。

テナーサックスが厚みを増し、サブトーンもはっきり聞こえるし、
ボーカルやコーラスが鮮明にきこえ
ボリュームが小さくても音の細部が明瞭に聴こえる。

XP−DA999はCF150(38センチウーハー3ウェイ+スーパー・ツィーター)を得たことで、購入11年目にして真価を発揮したのであった。

なお、ケーブルはサエクのSL−1803に交換した。
この機械にはSL−1803がベストマッチなのだ。ほかの機械では良好な日立のメルトーンでは、なぜか音が荒れてしまうのである。

現在までで、CDからリッピングした4269曲がパソコンのハードディスクに入っている。
そのうち、お気に入りの曲が2168曲。
それらが、数ランク上の音で再生できるようになったのだから、現在、幸せこのうえない気分なのである。


·         XP−DA999

 

メグの会の九州旅行も無事に終わった。

観光スポット盛り沢山の楽しいツアーでした。幹事の機長、ケゲトーさん大変お世話になりました。
ありがとうございます。

福岡の後藤先生に連れて行ってもらったCD店キャットフィッシュでは10枚のCDを土産に買った。新譜が10%引きだったのだ。(写真1・2)

1 A ファーマー  Aファーマーセプステット   943 円
2 A ファーマー  アーリーアート    943 円
3 A ペッパー  アートオブペッパー   856 円
4 B ミッチェル  ザ カップ ベアラーズ   943 円
5 C ラウズ  テイキン ケア of ビジネス   943 円
6 D バード  バード ブロウズ on ベーコンヒル  856 円
7 F ハバート  アーティストリーof Fハバート  943 円
8 J クルセイダーズ  フリーダムサウンド   856 円
9 J マクリーン  ジャッキーズパル   943 円
10   J ルイス    グランドエンカウンター   856 円
合計  9,082 円

最近はCDが売れないためか、一枚999円とか1100円といった一昔前の中古品並みの値段で新品の名盤が買えるのは、うれしいことである。

タクシーの中で後藤先生から聞いたのだが、ハイエンドの世界でも、いまやCDはハードディスクにリッピングして聴くのが主流になりつつあるとのことで、
高級CDプレーヤーのメーカーであるリンも、ベストセラーCD12の後継機はCDプレーヤーではなく、リッピング・データ再生用のDAコンバーター的機材であるクライマックスを開発、販売したという。
ちなみに、後藤先生が愛用している、そのリンのデジタルミュージックプレーヤー クライマックスDSは294万円だそうである。
CDのリッピングは共通の話題であり、CDで聴くより音が安定するようだと意見が一致した。

後藤先生の話を聞いて、管理人の激安パソコンを活用したオーディオは時代の方向性に合致している と、意を強くしたのであった。
つまり、リンのクライマックスDSはイーサネット:100Base-T RJ45インターフェイスを使って、パソコンのハードディスクのリッピングしたデータを再生するということだから、
管理人のシステムにリンのクライマックスDSを追加すれば、即座にハイエンドの音が聴けるようになるのである。
ただ、今のところ実現する見込みは、まったく ない。

さて、旅行が終わり管理人の生活も平穏な日々に戻った。
JBL CF150を5月に買い、約半年かけて音質を追い込んでいった結果、今のCF150を軸としたシステムの音はほぼ完成し、満足している。
ハソコンの電源を別の部屋から取ったこと、PHONO端子にショートピンを差したことで、アースラインに混入するノイズを減らしたのが決定打であった。

福岡のキャットフィッシュで買った10枚のCDをリッピングして聴き終えたところで、
「音質が安定した今こそ、最終兵器XP−DA999(写真3)を投入する戦機なのではないか。」
と、考えたのである。
  (つづく)


·         10月の買物

 

10月のメグの会は補助椅子が出る大盛況。参加くださった皆様、ありがとうございます。

メグの会の前日、10月15日、ハンディタイプの掃除機を買った。(写真1)
ダイソンDC31 モーターヘッド。インターネット・ショップGENOで24000円だった。
相場より1500〜2000円安く、3個限定販売だったので、飛びつき買いしたのである。

手持のハンディタイプの掃除機は使うと埃が散乱し、喉がいがらっぽくなるし、嫌な匂いもする。
だから、そうした欠点が改善されたサイクロン式のダイソンDC31をいつか買おうと思っていた。

使ってみると、期待どおりの性能。事務所の棚の上とか、オーディオ・コンポの周辺にはすぐに埃が積もり、汚くて嫌だとは思うものの、
雑巾をしぼって拭き掃除をするのも面倒だから、放置していた。(限界に達すると、大型の掃除機で適当に吸い取っていた)

オーディオ・コンポの周辺がきれいになると、高級感が増し、音が良くなったように感じるのだ。

インターネット・ショップGENOは本来パソコン・パーツの店だったのだが、パソコン・パーツは雑貨品的に値下がりしたため、最近は家電も扱いだした。

で、ついでに、パソコン・パーツも買った。CDドライブ99円×4個
USB2.0増設ボード399円×3個。(写真2)
すぐに使う予定は無いが、あまり安いので予備品として買っておいた。
ただ、これまでの経験からいうと、予備品を用意しておくと、その部品は滅多に壊れず、「結局は使わなかった」ということが多い。

10月15日土曜日。
最近はメグの会に行く前にインターネットで disk union吉祥寺ジャズ館のショップ・セール情報を確認している。
(メグの会 ホームページのトップページに『disk union吉祥寺ジャズ館』の直リンクを新設済み)
今月も「中古品まとめ買いセール」 5枚以上で15%OFF である。ありがたし!

前日、DC31で掃除をしすぎたため、腰や腕が筋肉痛で痛いのを我慢して、メグの会に出発。バーゲンだから、いつもより30分早く家を出た。

約1時間半、索盤して15枚買った。(写真3)

1 B ウェブスター ソウルビル 810 円
2 B ゴルソン ゲッティンウィズイット 490 円
3 B テーラー DR T 400 円
4 C フラー Cフラーwith Rガーランド 490 円
5 C ブラウン C ブラウンwithストリングス 490 円
6 C ブラウン スタディインブラウン 490 円
7 D ゴードン リージェンスオブDゴードン 490 円
8 D バード バードインパリvol.1 (未開封) 890 円
9 E ヒギンズ 魅せられし心 1,050 円
10 G グリーン アイドルモーメンツ 650 円
11 G マリガン カリフォルニア コンサート 320 円
12 G マリガン ナイトライツ 810 円
13 S タレンタイン レットイットゴー 730 円
14 S スコット クイーンオブ ジ オルガン  570 円
15 S マン  2 3 4 650 円
  合計         9,330 円


·         9月の買物

 

残暑きびしい中、多くの方が9月のメグの会に参加くださり、心から感謝しております。

さて、9月は半期決算月。
で、吉祥寺ディスク・ユニオンは好例の決算バーゲンを敢行したのである。

中古CD5枚以上で、15%OFF! 10枚買った。(写真)

1 A ヘイグ インビテーション完全版 890 円
2 C アダレイ キャノンボールズ ボサノバ 490 円
3 C アダレイ シングスアーゲッティングベター 570 円
4 C マリアーノ C マリアーノ 570 円
5 D ゴードン ア ディ イン コペンハーゲン 570 円
6 E アレキサンダー ステイブルメイツ 490 円
7 E アレキサンダー モードフォーメイプス 650 円
8 H マギー ダスティブルー 650 円
9 M ジャクソン プレンティープレンティーソウル 570 円
10 S タレンタイン ザマン 890 円
合計      6,340 円

18日のメグの音は、中高音がきつく刺激的で、6時から10時過ぎまで4時間超、
司会だから、一番前の、スピーカーの至近距離に座って、長時間聴くのは、かなり辛いものがあった。

新井さんに聞くと、パワーアンプを片方交換したとのことであった。
メグはちょくちょくパワーアンプを交換するのである。メンテナンス?
パワーアンプを交換されるとメグの音は崩れる。それは何度も経験しているが今回の崩れは特筆ものである。
ひょっとしたら、電源の極性が左右のアンプで違っているのではないか。
アンプとケーブルの相性が悪いのかもしれない。来月は改善しているといいなぁ。

今日は口直しならぬ耳直しで、朝8時から2時まで事務所のシステムでジャズを聴いていた。

まるで天に昇ったような、いい気分になり、元気が出たところで、メグの会ホームページを更新したのであった。


·         ノイズ対策

 

前回、取り外したスーパーツィーターは逆相接続にしてウーハーの上に置いた。(写真1)
すると、うまくつながり、耳障りな音は消滅した。
これで、ツィーター*とスーパーツィーターは共に逆相接続となった。

*7/6 「正相合成」で、「CF150のウーハーは逆相接続」と書いたのは間違いだった。このとき見た配線図は縮小版で、スピーカーユニットの型番が小さくて読めず、さらにユニット構成図とネットワークの配線図が上下逆になっていたため勘違いしたのである。
先日ネットで見つけた、A4原寸のネットワークの配線図で、スピーカーユニットの型番を確認すると、逆相接続されているのはツィーターだった。

さて、ショートピンによる、音質の変化に驚き、電源ボックスの交換、ケーブルにノイズ・フィルターを装着したり、いろいろな対策をした。
しかし、劇的な音質改善はなかった。音の一体感がなくウーハーとスコーカーが別々に鳴っている感じで、中抜けの頼りない音である。ノイズフィルターの副作用かもしれない。

そこで9月5日、すべてのノイズフィルターをいったん外し、外来ノイズの発生源であるパソコンをアンプから遠ざけることにした。
機材を整理しレイアウトを変更した結果、アンプから1mほど離すことができた。(写真2)

さらに、電源を分離した。
これまでは、パソコンとアンプを同じ電源ボックスに接続していたが、隣の部屋からケーブルを引き込んでパソコン専用電源(写真3左)を設定した。

試聴してみると、音質はかなり改善されたが、少々荒さが残っている。
これはパソコンの電源ケーブルが怪しい。このケーブルはティアックのCDプレーヤーVRDS25XSの添付品を流用したものである。長さも2mあって長すぎる。

で、長岡鉄男先生が電源ケーブルとして愛用していた3.5スケアのキャブタイヤケーブルで自作することにした。
キャブタイヤケーブルの長さは80センチとし、松下電工のホスピタルグレードプラグ1100円、フルテックの3Pコネクター2000円を組み合わせ、(写真3右)
パソコンと最短距離で接続した。

この3.5スケアのキャブタイヤ電源ケーブルは最初は“まったり”した音なのだが、使っているうちに透明感、切れのある音になるのである。

ついでに、アンプとスピーカーケーブルの側にあった液晶ディスプレイのACアダプターもパソコンの横に遠ざけた。

これらの結果、パワー感、透明感のある、すっきりした音になった。。
音の変化を例えていえばCDプレーヤーを6万円から20万円にグレードアップした感じである。

ジャッキー・マクリーンのアルトが心地よく抜け、フィル・ウッズのアルトもうるさくない。
KOMEさんにもらった女性ボーカルも大音量再生で破綻がない。

これでJBL CF150の実力をすべて引き出せたと思う。
難点をいえば、低音も勢いを増したため、ボリュームを上げにくくなったことである。


·         ショートピンの続き

 

8月のメグの会、35度の猛暑の中、たくさんの方に参加いただきました。厚く御礼申し上げます。

さて、ショートピンの続き。
問題は壊れてしまった音のバランスである。
8月15日にショートピンを差し、音のバランスが壊れたため、とりあえずスーパーツィーターを取り外した。
しばらくは、その状態でパソコンのハードディスクでジャズを聴いていたのだか、どうも中抜けの頼りない音になってしまっている。そのうえ、ハイ上がりで低域が物足りず、聴き疲れするのだ。

ショートピンを差す前はそれなりにバランスが取れていたので、よっぽど元に戻そうかと思ったが、PHONO端子にショートピンを差した状態がアンプの正常な状態であり、この状態から、再セッティングすることが正しいオーディオ道であろうと考え直したのだ。
オーディオは『賽の河原の石積み』なのである。

外来ノイズの発生源はやはりパソコンだろうと思ったので、フェライトのノイズ・フィルターを使って対策することにした。
アンプの電源ケーブルはパソコンの30センチ上を横に伸びており、ノイズを拾っている可能性があるので、フェライトのノイズ・フィルターをかませた。
さらに、これまで使っていた汎用テーブルタップを、松下のホスピタルグレードW1318と、2スケのキャブタイヤ・ケーブルを使って自作したオーディオ用電源ボックスに交換した。このケーブルにもフェライトのノイズ・フィルターを装着した。(写真1上)

パソコンの内部電源コードにもフェライトのノイズ・フィルターをセットした。(写真1下)MDデッキなどの内部ケーブルにノイズ・フィルターが使われているので効果があると思ったのだ。
しかし、違いはほとんどわからない。

メグの会前日の8/20、久々にMDデッキでエディ・ヒギンズの「魅せられし心」を聴いたところ、窓ガラスが振動するほど素晴らしい低音が鳴り響くではないか。中高域もしっかり出ている。

これは、パソコンの電源の極性があっていないと直感。
パソコンの電源プラグを逆にして試聴すると高域のうるささが消え、低域が豊かになり、MDデッキと同等の音質になった。
以前は、この電源プラグの向きで高域が改善しバランスが取れたのだが、土台が間違っていたのである。

ひょっとすると、低域のピークもノイズの混入により発生していた可能性もある。低域のピーク対策としてダクト長を変更したのだが、元に戻すべきかもしれない。
しかし、現在の音に満足しているから、急ぐ必要はない。
オーディオはゆっくり、金をかけずに楽しむものなのである。それが自由業者、ランティエのオーディオなのだ。

ネットでショートピンについて調べていると、8本セットで8000円というラックスの高級ショートピン(写真2上)が売れているという。
「ショートピンが1本1000円! アホちゃうか?」とは思うが、なんでもあり、百鬼夜行のオーディオの世界では当然のプライシングなのかもしれない。
その能書き。
 『使用していない入力端子はその機器の入力インピーダンスのまま開放されており、外来ノイズの混入によって誘起された不要電圧が、デリケートな音楽信号を汚す要因となっています。
ショートピンによって使用していない入力回路を電気的にショートさせることで、オーディオ回路が安定し、クリーンで高品質な信号増幅が得られます。』

8本セットということはPHONO端子以外の未使用端子にも装着せよということなのだろう。

昔、秋葉原で1個40円で買ったピンプラグがたくさんあるので、ショートピンを自作することにした。
@長く伸びている−側の金具の先端をカット
A−側の金具を9の字に曲げて、
Bピンプラグ中心の+金具にハンダ付け
Cキャップをつけて出来上がり。(写真2下)
8個作って、AX−V1の未使用端子に装着したが、PHONO端子以外の端子は入力感度が鈍いためか音の変化はわからなかった。

8月はCDを5枚買った。(写真3)
(女性ボーカルはKOMEさんからいただいたもの)


·         ショートピン

 

今年は暑い!
が、JBL CF150とパソコンのおかげで快適に過している。
JBL CF150は、色々なチューニングの結果、音質面の不満はなくなった。
ただ、響き感が足りないように感じたので、スピーカーを僅かに外側に向けることにより間接音を増やすようにした。
5mm動かすと響き感は相当変わってくる。
オーディオ雑誌には「スピーカーはやや内側に向けるのが定石」と書かれているが、私は「逆だ」と思っている。内側に向けると逆相合成が発生し、音が打ち消されることが多いのだ。

現在パソコンのハードディスクには、ジャズ約3400曲(CD約340枚)を入力済みで、そのうち☆印をつけた気に入った曲は現在約1700曲である。
これをランダム再生でかけ流して聴いている。
電源を落とす時にその日再生した曲数を確認しているが、だいたい一日50〜70曲。

☆印をつけた“お気に入り“1700曲は、一ヶ月で一回転しており、メディア・プレーヤーがカウントする再生回数累計をみると通算7〜9回聴いている。
1度聴くと30日間はリストアップされないように設定しているから重複してかかることははない。(それ以外の普通の曲は6ヶ月再生していないとリストアップされるので、機械のウォーミングアップ時に聴くようにしている)

自分が気に入ったジャズ全曲を毎月もれなく聴けて、せっかく買ったCDが「宝の持ち腐れ」にならない というのはパソコン・オーディオの大きな利点だろう。

CDやLPを聴いていると「次にかかるのは嫌いな曲(うるさい曲)いやだな」と思うことがよくあるけど、パソコン・オーディオにはそれもない。
今後10年こうして聴き続けると、☆印をつけた好きな曲を120回聴くことができる。
聴き飽きたら、☆印を外せばいいから簡単に除外できるのである。

もはや、LPを袋から出してターンテーブルに乗せたり、CDをケースから取り出してCDプレーヤーに入れるというのは面倒くさくて、できないのである。

『ショートピン』
事務所にはプレーヤーがないのでアンプのPHONO端子は使っていない。
以前、オーディオ雑誌で「使っていないPHONO端子には『ショートピン』を差しておくと良い」と読んいたのである。
いつか使うときもあるだろうと思い、昔、秋葉原で買ったショートピンを発見したので、8/15、AX−V1のPHONO端子に差してみた。

すると、音質激変。
一聴して、濁り感がとれ静かになり、音の透明度が上がり明瞭になったように聴こえた。ボリュームも上げられる。

しかし、しばらく聴いていると高域が明瞭になりすぎ、聴いていてうるさい。スーパーツィーターが利き過ぎている感じだ。1uFのコンデンサーを使った時の音に似ている。

たまらず、スーパーツィーターを取り外した。
以前はスーパーツィーターがないと高域の抜けが悪く感じたのだが、今度はほとんど変わらないように聴こえる。

PHONO端子は感度がよいため、ノイズを拾うと言われているが、セレクターで回路は切られているはずである。不思議だ。
アンプをパソコンの真上(30センチ)に置いているためパソコンのノイズがPHONO端子から侵入していたのかもしれない。

何気なく使った小さなショートピンのために音質が大きく変化し、いささか当惑してしまった。


·         バスレフ・ポート改造

 

スピーカーを逆様にして、定位感は改善した。
しかし、これまでウーハーの隣にあったスーパー・ツィーターT90Aがツィーターと並ぶことになったため、シンバルが強すぎる。

しかたなく、スーパー・ツィーターを取り外して聴いていたのだが、艶、響き、透明さ、空気感、高域の抜けのよさが失われてしまった。

そこで26日、コンデンサーを0.47uFから0.33uFに交換してスーパー・ツィーターのレベルを落とすことにした。
幸運にも15年前にコイズミ無線で450円で買ったトリテックのフィルムコンデンサーの未使用品(写真1)がパーツ箱にあったのである。

0.33uFにすれば15kHZが12dB落ち、96dBぐらいになるはずだ。
コンデンサーの交換で高域がうるさくなくなり、艶、響き、透明さ、空気感、高域の抜けのよさが戻り、音の輪郭がはっきりした。
やはり、CF150にスーパー・ツィーターは必要である。
38センチ3ウェイ+スーパー・ツィーターの4ウェイは4343的で気分がいい。

高域が決まれば、次は低域である。
スピーカーを逆様にして、ウーハーとダクトを頭上に追いやっても低域が強すぎる。
やや演出された低音。特にピアノ・トリオのベースの帯域にピークがあるため不自然に聴こえるのである。

28日、低域を改善するためバスレフ・ポートを調整することにした。
厚手のダンボールを丸めてバスレフ・ポートに差し込み、聴感で長さを決めていくのだ。(写真2)
バス・レフレックス方式のスピーカーはダクトの共振を利用して、低域を増強しており、
ダクトを長くすれば、共振周波数(fd)が下がり、共振出力も下がる。
ダクトを短くすれば、共振周波数(fd)が上がり、共振出力は上がる。

CF150のバスレフ・ポートは開口径125mmで2本あるから、ダクトの長さは自由自在である。標準のダクト長は67mmで意外と短い。
最初は22センチ×2から始め、一本をふさいで片方を28〜6.7センチと色々試したが、ダクトが長いとドライブしきれないようで音が詰まってしまう。

ダクトを1つ塞いでも中低域が詰まって聴こえる。
また、ダクトはチムニー・ダクト的に外に出さないほうがよく、キャビネット内部に入れておいたほうが音が落ち着くこともわかった。

結局、バスレフ・ポートは両方オープンとし、片方は標準の長さのままで、もう一方を22センチとすることで落ち着いた。

CF150のダクト共振周波数(fd)を計算してみたが、標準の67mm×2は53Hz。
改造後の67mm+220mmは43Hzである。

長岡鉄男先生設計の38センチ3ウェイ F−200(写真3)のfdは40Hzだったから、いいところだろう。
F−200はCF150発売よりも一年早く発表された。CF150はF−200にそっくりで、JBL社は長岡鉄男先生の設計を参考にして、CF150の製品企画をしたのではないかと思うくらいである。
そのせいか長岡鉄男先生も、JBL社のCFシリーズを「ライバル」と言い、38センチ3ウェイのF−200の後、CFシリーズ同様に30センチ3ウェイ、25センチ3ウェイを設計している。

さて、この結果、低域が下に伸びて、特定周波数が強調されることはなくなった。
ベースがボンつき、まともに聴けなかったウィントン・ケリーの「フル・ビュー」が本システム同様、普通に鳴るようになった。

改造は成功したようである。


·         セッテング変更

 

スピーカーが正常に戻って、一時的に平和が戻った。

気持ちに余裕ができたので、以前から気になっていたネットワークをバスレフポートからデジカメを入れて撮ってみた。

ネットワークはスピーカーケーブル端子板の裏側に付いていて、わりと大きなコイルが使われた本格的なものであった。(写真1左)
雑誌で見た兄弟機種のCF100のネットワークにはコイルは見えず、割と簡単な物だったので意外である。(写真1右)

袴を除いた実質的寸法を測ると45×80×45cm。内容積は約144Lである。

また、HD・CDプレーヤー代わりのパソコンの振動対策として、下側のプラスチックケースを外して、シャーシにブチルの自作インシュレーターを直に敷いた。(写真2)

そうして、平穏に一週間が過ぎていった。

だが、土曜日になって音像の定位感に不満がでてきた。
モノラル録音なのに音像が真中に定位せず、左によるのである。
左には元気なスピーカーを置いたから仕方がないか とも思ったが、近くに寄って耳を近づけてみると音量は同等である。

左スピーカーが部屋の中央近くにあるセッテングが影響しているのかもしれない。(クローゼットの左側がドアなのだ)
その夜、対策として左スピーカーを外側に、右スピーカーを内側にふってみたが、効果なし。
逆にステレオ感が損なわれ、音像も崩れ、音楽が楽しくなくなったのである。

翌朝の日曜日、5時半に事務所に行く。
早朝でジャズを聴くこともならず、スピーカーを眺めていると、
定位が悪いのはウーハーの音圧がスコーカーの再生音を妨げているせいではないかと思えてきた。
スピーカー内部にはウーハーの背圧を防ぐために、スコーカーにバックキャビティをつけるくらいウーハーの低音のエネルギーは強い。
事務所を大きなエンクロージャーと考えれば、ウーハーとダクトの音圧に邪魔されて、スコーカーの音がリスニング・ポジションに完全に届いていないのでないかと考えたのである。

で、スピーカーの天地をひっくり返すことにした。
床から80センチ上のクローゼットの棚に置いているから、現状はウーハーが耳の高さにあるが、逆様にすればツィーターとスコーカーが耳の高さにくる。
ウーハーとダクトは頭上に追いやることができるから、リスニング・ポジションにはスコーカーの音が届くはずだ。

「もう二度とやりたくない!」
と思っていたスピーカーの上げ下ろしだが、しかたがない。慣れたせいか、15分ほどで終った。(写真3)
こうしたときには大型スピーカーの割には28kgと軽量なのが長所になる。

7時半まで待って、音出し。すると、全然、バラバラ。
音は出ているが音楽になっていないのである。
「しまった、やらなければよかった」と思ったが、後の祭り。元に戻す力も、気力も無くしていたたため、そのままパソコンのハードディスクでジャズを”かけ流し”にしていた。

10時半ごろ、1545「ウエィリング・ウィズ・ルー」のオールド・フォークスがかかった。
すると、“いい!”のである。モノラルらしく真中から音が出ているし、響きも艶もある。

「勝ったかな ♪〜」と思った。
思うに「全然、バラバラ」だったのは各スピーカーユニットが逆様になったため、ダイヤフラムが地球の重力に馴染んで正常に動作するようになるまで時間がかかったのではないか。
スピーカー・コレクターのHさんも、「大型スピーカーはある程度鳴らさないと本調子にならない」と仰っていたから、大型スピーカーを逆様にしたら正常に鳴るまでには、かなりの時間がかかって当然なのだろう。


·         スピーカーの修理

 

CDの勘定を済ませて、一階のオーディオ・ユニオンを覗いていると、会員のHさんと会った。
超スピーカーコレクターのHさんの隠れ家に訪問したことが、JBL CF150を買うきっかけとなったのは以前書いた。

Hさん 「いろいろやって、楽しんでいるようですね」
管理人 「それがスコーカーが鳴らなくなって・・・  ウーハーも怪しいんです。38センチの大型ウーハーは、どーやって取り外せばいいんですか。」
Hさん 「普通に外せばいいんですよ。ネジを外してもすぐに落ちてきませんから、大丈夫です。」
これを聞いて、少し安心した。その日、家に帰ったのは夜中の1時半だった。

翌日は「スピーカーを治さなくては」という潜在意識のせいか5時に目が醒める。少々二日酔い気味なので、昨日買った13枚のCDをパソコンに取り込んで時間をおいてから作業を開始することにした。
ハードディスクが内蔵の高速タイプになったが、CDユニットの速度が変わっていないためか、取り込み速度は同じだった。

10時ごろ、すべてのCDの取り込みが完了し、酔いも醒めたようなので作業を開始する。

まず、スコーカー。
接点復活剤をつけても完治しなかったので、ファストン端子をオス・メス両方クリーニングして、メス側をペンチで少しつぶして接続。さらに上からガッチリと押えておいた。

音を出すと、今度は治ったようだ。スコーカーのユニットは無事で、ファストン端子のゆるみがトラブルの原因だったのだ。
結局、これまでの一連のトラブルはアンプAX−V1のリレーの接触不良ではなかった。アンプは“シロ”だったのである。「ゴメン、ゴメン」とAX−V1を撫ぜておく。

スコーカーが治って、ネットワークが正常になったためか、ウーハーも良くなった。
ただ鳴り方は、気のせいかもしれないが若干弱いようだ。
しかし、睡眠不足で二日酔いのため38センチの大型ウーハーの脱着作業は失敗するかもしれず、後日に先送りすることにした。

代わりに、スピーカーを左右入れ替えることにした。スコーカー、ウーハー共に元気な方を左に持っていけば、左から出ることが多いホーンのソロがしっかりする。
左スピーカーのバスレフポートは2つともオープンにする。

幾分鳴り方がゆるいウーハーを右にしてバスレフポートを1つ塞げば、右から出ることが多いピアノトリオのベースが軽くなると考えたのである。
再生帯域が低いピアノトリオのベースはブーミーに聴こえることが多かった。
さらに右側のスピーカーは部屋の隅に設置しているため、低音が強調されていたから、一石二鳥である。

一本28キロ。普段、箸より重たいものは持たない生活をしているから、慎重に入替え作業をする。

ついでに、スピーカー背面のバスレフポートの寸法を計測した。
φ125mm、長さ67mm(×2)であった。

裏板厚は15mm。スコーカーをはずした時に、バッフルをノギスで測ったら15mmだったから、すべての板厚が15mmである。

バスレフポートから中を除くとウーハ―が見える。(写真)
板の材質はパーチクル・ボード。エキポシ接着剤で取り付けられた円筒形のスコーカーのバックキャビティも見える。

ウーハ―のフレームはアルミダイカストだが、S3100等の高級機のウーハーより薄いようだ。
上の方にはウーハ―のファストン端子も見える。この端子はスコーカーと同サイズの小さな物でローコスト品であった。

ウーハ―を外さなくても2本あるバスレフポートから手を入れれば、ファストン端子の増締め作業ができそうである。
マイナス側がゆるく、引っ張ると簡単に外れてしまった。やはりウーハーのファストン端子も緩んでいたのである。
小さなラジオペンチで+−ファストン端子をガッチリ押えると、なんとなく手ごたえを感じた。

スピーカーを左右入れ替えて音出し。弱かったウーハ―も増締め作業によって正常に戻った。
二日酔いの暑い夏の日の、CF150との汗だくの格闘に、勝利したのである。

作業の前にパソコンに取り込んでおいたCDをゆったりとした気分で聴いていると、これは私と一生添い遂げるスピーカーではないかという思いがしてきたのであった。


·         左スピーカーが死んでいる!

 

17日のメグの会は久々に超満員。補助椅子は総動員され、店内は酸欠状態?になるほどでした。
皆様、暑い中 遠方より御参加いただき ありがとうございます。

「あなた。面白くない顔して司会してるねぇー」
と二次会の中華街で寺島さんから言われた。確かに、あの日は元気がなかった。ほんとはメグの会に行っている場合ではなかったのだ。

というのは、朝からジャズを聴いていて、左チャンネルの音が不安定になった。アンプのスイッチをON/OFFしたり、ボリュームを上下してみたのだが、この日は改善しない。
こういうときには、面倒でも左右のスピーカーの結線を入替えてみるのが原則である。その結果、左スピーカーのスコーカーが死んでいることに気づいだ。取り外して確認するとファストン端子が幾分ゆるい。
(写真1は取り外したスコーカーと、スコーカーのバック・キャビティ。
バック・キャビティはウーハーからの背圧を防ぐための物である。円筒形の厚手のダンボール製で吸音材のフェルトがふわりと置かれていた)
接点復活剤をつけて取り付け、音出しする。幾分よくなったが、音は右スピーカーより小さい。さらにウーハーの鳴りも弱い。
大ショックである。

しかし、気を取り直して早めに外出。
メグの会に行く前に立川の山野楽器によってCDを買うのだ。戴物の全国共通百貨店券が6000円あり、立川の山野楽器はグランディオというデパートに入っているため百貨店券でジャズCDが買えるのである。
C アダレイ Cアダレイ クインテット
D ピアソン ワフー
H シルバー ホレススコープ
N アダレイ ブランチングアウト
R ガーランド R ガーランドトリオ ムーズビル6
S タレンタイン ジョイライド
W グレイ W グレイ メモリアルvol.2
すべて1100円だった。新品のジャズCDが安く買えるようになってうれしい。

吉祥寺のディスク・ユニオンでも中古CDを6枚買った。この日は「5枚以上買うと15%OFF」であった。
A ファーマー アート 970 円
W ケリー ケリーグレート 650 円
C フラー マグニフィセント トロンボーン 525 円
C フラー サウスアメリカンクッキン 525 円
S スティット S スティットB パウエルJJ ジョンソン 490 円
A ファーマー ミート ザ ジャズテット 240 円
H モブレー カーテンコール 2,270 円
合計 5,670 円
*Cフラーのサウスアメリカンクッキンとマグニフィセント トロンボーンはカップリングCD

ここでは、JCBギフトカードの千円券を5枚使用した。
現在、日本銀行券以外の一種の偽札が数多く存在し、キャッシュと同様に使える仕組みは、よくわからないが面白いことではある。
戴物のクオカード、図書カードが結構あるから、「ビールを飲むのに金は要らない」、「本を読むのに金は要らない」のである。


·         ダンプド・バスレフ

 

ハードディスク交換、音楽情報のコピーも無事に終わり、11日の日曜日は早朝に参議院選挙の投票を済ませ、終日パソコンのハードディスクでジャズを聴いていた。

仕事は休みだから、真剣にじっくり聴く。
すると、ベースが強く、ボリュームが上げられない。
録音によってはベースが異常に大きく聴こえ、他の楽器の音が聴き取りにくいのだ。
50HZ以下の低音が多すぎるようで、聴いていて息苦しいのである。

また、事務所のマンションが安普請のため、床が振動するような低音を出すと下の階に漏れてしまうから、クレームになっても困る。

低音過多の直接の原因としては、これまでの外付けのハードディスクから、本体内蔵のハードディスクに変更したことだと思われる。
が、前からベースが大きすぎて、他の楽器が聴き取りにくい傾向はあった。

他の要因としては、
・先日交換したケーブルのエージングが進んだ。
・JBL CF150を使い始めて約2ヶ月経過し、ウーハーの動きが良くなってきた。
・アンプも使い始めて約1ヶ月経って温まってきた等々が複合して、低域のレベルが次第に上がってきたのかもしれない。

問題は50HZ以下の超低音の過多であるから、バスレフ・ポートを対策すれば良いと思いついた。
JBL CF150は背面に巨大なバスレフ・ポートを2つ持っている。(写真1)
fd(バスレフのチューニング)はは35〜50Hzぐらいだと思う。これを、ひとつ塞ぐことにした。2つを完全に塞ぐと音がつまってしまうし、低音も出なくなる。

フロア型として設計されているCF150のバスレフ・ポートは本来、足元にあるべきものだが、クローゼットに押し込んでいるセッティング(写真2)のため、ちょうど耳の位置になっているのである。これも低音過多の原因だろう。

吸音材としてスピーカーの裏に置いていたスポンジでバスレフ・ポートを塞ぎ、本で抑えた。(写真3)
スポンジは多少、空気の出入りがあるから、形としてはダンプド・バスレフである。

この結果、低音過多は解消し、10時ぐらいまでボリュームを上げられるようになったのである。


·         ハードディスク交換

 

ずっと使っていた外付けの110GBハードディスクにはCD460枚、約5200曲のジャズを入力しているが、6月メグの会の日に買った12枚のCDを取り込んだら、とうとう一杯になってしまった。

なんとかしなければと思っていた矢先の7月7日、ネットのパソコンショッブで、ウェスタン・デジタル製のハードディスクが安く売られていたので2台買った。
内1台はジャズCDのデータを丸ごとバックアップするためである。
容量は320GBの内蔵用で、IDE接続(ウルトラATA100)7200rpm。リファビッシュ品2999円だった。(写真1)

ハードディスクのインターフェイスは、ウルトラATA100からシリアルATAに移行してしまい、旧型のウルトラATA100のハードディスクをメーカーが作らなくなってしまったために手頃な価格の売り物がなかったのである。

今回買ったのは外付けではなく、内蔵用ハードディスクだから、OSをセットしパソコンのハードディスクと差し替える必要がある。
パーテーションをコピーするソフトを持っているので楽勝だと思っていたのだか、8日、9日、10日の3日間、パソコンと格闘するはめになってしまった。

ハードディスクにOSをセットしてパソコンに取り付け電源ON。
するとXPは起動せず、不気味な青い画面が表示され、英語で 「問題が発生している」 と表示されるではないか。

いろいろ試行錯誤したり、ネットで調べたりして解ったのは、「ウィンドウズWPにおいてもハードディスク容量の壁というものがあり、137GB以上のハードディスクは認識しない」ということだった。
これはサービス・パック2をインストールすれば解決するという。

また、愛用しているパソコンVL500/2Dの旧式マザーボードも137GB以上の大きさのパーテーションを認識しないため、130GBのパーテーションを2つ作ることにした。
その内1つに110GBハードディスクのCD460枚、約5200曲のジャズをすべてコピーした。
もう1つのパーテーションにはこれから買うCDを順次コピーしていく予定だが、たぶん死ぬまで一杯になることはないだろう。

7月10日、3日目にしてようやくジャズを聴くことができるようになった。

毎分7200rpmの高速回転にもかかわらずハードディスクは静かなのだが、少々振動するようなので、パソコンの下に15mmのパーチクルボードを敷き、さらにブチル・ゴムと銅板を積層したインシュレーターをパソコンの四隅に敷いて対策した。(写真2)

心配していた音質の劣化は特になかった。
逆にハードディスクが静かになったため、S/N比が向上した。
そして、高速回転のハードディスクによりパソコンの起動時間も約30秒に短縮されたのであった。


·         ケーブル交換

 

アンプの電源を入れっぱなしにすると、ウォーミング・アップ不用で最初からトロリとしたサウンドに浸れるのはいい。夏は少々暑いけれど・・・

AX−V1が安定稼動するようになって、CF150のしっとりとした低音を満喫していたのだが、もっと幸せになってやろうと思った。

AX−V1とCF150の組合せは音も厚く、高域から低域までバランスよく鳴る。
しかし、色気、艶、響き感がもう少し欲しいと思ったのである。

いっそのこと、本システムのDAコンバーター=ビクターDA−999を投入しようかとも考えた。色気、艶、響き感は恐らく出る。
しかし、DA−999は本システムの柱だから、これを引き抜くと本システムが崩壊してしまう。
本システムが崩壊するとLPが聴けなくなるのである。

ビクターDA−999の投入は最後の手段としてとっておき、現行のDAコンバーターとアンプを接続するライン・ケーブルで同様の効果を狙うことにした。
ケーブルは上手く嵌れば機器を換えたのと同様の効果があるのは、寺島さんが主張しているとおりである。
本システムに使用しているケーブルを転用するのだが、ケーブルは予備があるから問題はない。

現行のケーブルはSONY RK−C315−GB(1630円/m)(写真1)である。
オーディオ評論家の三井啓さんが95年に推薦していたケーブルで、色づけや、癖がまったく無く、アナログ録音用、標準的なケーブルとしてに使っていたものである。

これをサエクのSL−1803(13000円/m)(写真2)に交換してみた。
解像度が良くなり、ベースの音程感もしっかりしてきた。S/N感も良くなった。
割と満足したので、これで2日間聴いていたが、結局、解像度が良くなっただけで、当初目指していた色気、艶、響き感はほとんど出ていない。

次に試したのは日立電線のメルトーンMTAX−205(9800円/m)(写真3)。
これは15年前、今はなき秋葉原のキムラ無線で1000円/mの切り売りケーブルを買って自作したものだが、手間をかけた割に音質改善効果がなかった。

それが、AX−V1とCF150の組合せにはうまく適合したようで、狙いどおりの色気、艶、響き感が出た。
だぶつき気味だった低音は弾力がでて、引き締った。
さらに、アート・ブレーキーのカフェ・ボヘミアでは演奏前のザワザワとした空気感が伝わってくる。

今まで聴こえなかった音が聴こえる不思議なケーブルである。


·         正相合成

 

7月1日、部屋の中には低音の「聴こえる場所」と「聴こえない場所」があるのに気がついた。
壁際にクッションをおいて、壁にもたれて聴くと、あわててボリュームを下げるほどベースが図太く聴こえるのだが、頭を40センチ前に出すとベースはフッと聴こえなくなる。
38センチ・ウーハーを搭載したCF150を使うようになって、50Hz以下の低音がきちんと再生されるようになったから発見したのである。

ネットで調べると、音の波長は340センチであるという。

我が事務所においても、スピーカーから直線距離340センチの位置がよく「聴こえる場所」であり、300センチ前後の位置が「聴こえない場所」なのである。

そして、「低音とは、概ね100Hz以下の音声であり、低音はエネルギーが大きく、壁からの反射も大きいため、
スピーカー、 壁、 視聴位置の3つの位置関係から、正相合成になる場合もあれば、逆相合成になる場合もある。」という。

壁際の位置が正相合成になる場所で、300センチ前後の位置が逆相合成になる場所なのかもしれない。
ということは、壁際が小音量で豊かな低音を得られる場所であるから、壁際をリスニング・ポジションとすればよいのである。

ネット上にCF150のサービス・マニュアルのサンプル(写真)があり、ネットワークの配線図を見ることができた。以前、「CF150のスコーカ―はスルーで鳴らしているのではないか」と書いたが大間違いで、スコーカ―にはコンデンサー2、コイル2、抵抗1の素子を使った本格的なネットワークが入っているではないか。さすがJBL、手抜きなしである。クロスオーバー周波数は500/5000Hz。
このスコーカ―が実に良い音で鳴ってくれるのだ。

そして、ウーハーは逆相接続であった。モニターの名機4343のウーハーも逆相接続で、そうしたJBLの伝統的共通点になんとなく嬉しくなってくる。

*ウーハーは正相接続だった。(9/7)
サービス・マニュアルのサンプルが縮小版だったため、スピーカーユニットの型番が小さくて読めず、ユニット構成図とネットワークの配線図が上下逆になっていたため勘違いしたのである。
先日ネットで見つけた、A4原寸のCF150のネットワークの配線図で、スピーカーユニットの型番を確認すると、逆相接続されているのはツィーターだった。

リスニング・ポジションを壁際に変更した結果、ボリューム位置 9時以下で十分な低音が再生できるようになった。


しかし好事魔多し。この翌日の7月2日、アンプAX−V1にトラブル発生。
前から中高域が薄い感じが気にはなってはいた。
この日は左チャンネルのホーンが蚊の鳴くような音になったり、音声が途切れたりする等、症状がひどい。
スピーカーの前に立って調べると、左チャンネルが正しく再生されていないのである。

アンプのスピーカー端子の配線を増締めしたり、スーパー・ツイーターを取り外したり、ピンケーブルの接続をやり直したりしたが変化なし。

ボリュームをグイと上げると解消する。
最初は、古いアンプだからボリュームの異常だろうと思った。しかし、ガリはないし、音声が途切れるのはボリュームのせいではない。

音声が途切れた状態の時、試しに、ヘッドホン端子にヘッドホン・プラグを差し込んでみる。すると、カチッというリレーの動作音がして音声がOFF。
プラグを抜くとカチッというリレーの動作音がして左スピーカ―から音が噴き出した。

リレーの接触不良。これも古いアンプによくあるトラブルである。
アンプの電源を入れた時、ヘッドホン・プラグを差し込んだ時に、スピーカーへの信号をON・OFFするリレーの左チャンネルの接点が経年変化でダメになっているのだ。
だから、アンプの電源を入れるたびに左チャンネルの音声が不安定になる。

対策としては、接触不良が治った状態で、アンプの電源を入れっぱなしにして、リレーを動作させなければよいのである。返品も考えたが、音は気にいっているし、ウォーミング・アップ短縮のためアンプの電源を入れっぱなしにして使っている人は多い。

で、AX−V1を使い続けることにしたのである。


·         パソコンのグレード・アップ

 

やりましたねー。オール・ジャパン!
強豪デンマークを下して、WC決勝トーナメント進出。
不眠対策で8時半に寝ているため、本日3時半起床。ちょうど、キックオフの時間だったので最初から最後まで見てしまったが、その間ずっと心臓のあたりが苦しい。
こういうビック・ゲーム観戦は身体によくないんだろうなー。

さて、CDプレーヤー/ハードディスク・プレーヤー代わりに使っているパソコンVL500/2D(NEC)の極性を正して最高の音質を手に入れたので、パソコンVL500/2Dに敬意を表し、グレード・アップをすることにした。

まず、音圧レベル10dBの超静音のCPUクーラー・ファン¥1799(写真1)でSN比を向上させた。
この結果、CPUクーラー・ファンのノイズは皆無になった
次に、CD再生中に異音が発生するようになった光学ユニットを新品のDVD−RWユニット¥1980(写真2)に交換した。

そして、予備品としてIDE接続のCD-ROMドライブ¥399(写真3)を3ケ買っておいた。
現在、パソコンのハードディスク、CD-ROMドライブ等はIDE接続から、SATA接続に切り替わっており、メーカーもIDE接続機器の製造は中止している。
だから、手持のパソコンを使い続けるためには、CD-ROMドライブ等のIDE接続機器が買えるうちに買っておいたほうが得策なのである。

いずれも新品を格安で入手できた。パソコンの周辺機器は暴落に次ぐ暴落で、現在、雑貨品並みの低価格に落ち込んでいるから費用負担は極めて小さいのだ。


·         プリメインアンプAX−V1 その3

 

メグの会の翌日20日は二日酔いにもかかわらず朝6時に起床し、対策のため事務所に篭った。
CDプレーヤー代わりのパソコンの電源を入れる時、「こいつの極性も逆にしてみよう」と思い立ち、コンセントの向きを反対にして、電源ON。

いつものようにメディア・プレーヤーを起動すると、デクスター・ゴードンが現れた。
曲はブロードウェイ。いつもより静かにサックスが鳴り始めた。ベースの響きも重々しい。

ひょっとすると解決したかもしれない。はやる心を抑えて、アルト・サックス、コルトレーン、アート・ブレーキーを聴く。すると、耳障り感が見事に解消しているではないか。
そして、喪失したシンバルが甦り、ス−パーツィータ―T90Aは爽やかにシンバルを奏で始めたのであった。レンジが広がりベースも下に伸びている。

天地の間に何一つない境地とは、こういう時のことをいうのであろう。
耳障り感はパソコンの極性が原因だったのである。この瞬間、事務所のサブ・システムは自宅の本システムを超えた。

メディア・プレーヤーによるHDプレーヤー及びCDプレーヤーとしてパソコンをメインのプレーヤーとして使い始めて1年以上になるが、パソコンは電源を落とす手間がかかり、聞き比べるのが面倒だったため極性のチェックをしたことがなかったのだ。迂闊であった。
パソコンであるという先入観を持ち続け、オーディオ機器として扱ってやらなかった俺が悪かった。
言い訳させてもらえば、前のアンプとスピーカーの組み合わせでは気づかないレベルであり、レンジの広いJBL CF150と、極性によって音質が激変するAX−V1を組み合わせたから、判ったのである。

この結果、パソコンのハード・ディスクに入っている5000曲以上のJAZZの名曲が、しなやかなベースの響きと黄金色のシンバルと共に事務所に舞い降りることになったのである。


·         プリメインアンプAX−V1 その2

 

事務所に運び込んで、早速、音出しテスト。
取り説に従って、電源コードの白いラインをグランド側にしてコンセントに差し込んだ。
左右、両チャンネルとも出力OK、リモコンも問題なく動作する。

しかし、肝心の音は少々寝ぼけた音である。長い間、通電されていなかったからだろうと思い、その夜はスイッチを切らずおいた。
翌朝、聴き直すが寝ぼけた音は相変わらずである。透明感、響き感はまったくなし。
さらにショックなのはシンバルが消えてしまったことだ。

「なんだこれ。壊れてんじゃないのか。」
売り飛ばすことも考えながら、聴き続けているうちに“極性”ではないか?と閃いた。

アンプの電源を落とし、コンセントの向きを逆にして再試聴すると。
やった!
モヤモヤした曇り感がとれ、透明感、響き感がでてきた。相変わらずシンバルは甘いが、これがこのアンプの持ち味なんだろう。
落ち着いた鳴り方だし、しばらく使ってみることにした。

取り説に従って電源コードの白いラインをグランド側にするというのは、うまくいかないことが多く、自分の聴感に従ったほうがいいのだ。

FR−V3を撤去して、代わりにAX−V1をラックに置いた。
18日、19日とずーっとジャズを聴いていたが、低域の出方が改善した他は前のアンプと大した違いはない。曲によっては耳障りに感じることも多い。
アルト・サックス、ジョン・コルトレーンのテナー、アート・ブレーキーのドラムがうるさいのである。

「うーん、なんとかしないとなぁー」と悩みながら、19日の4時、メグの会に出かけた。

5時頃、吉祥寺ディスク・ユニオンに着いた。この日はなんと「中古品10枚買うと15%OFF!」
機械も買い換えたことだしと、調子に乗ってCDを12枚も買ってしまった。8800円だった。

1 B ウェブスター アットザ ルネッサンス 740 円
2 B ゴルソン ジアザーサイドオブゴルソン 730 円
3 C アダレイ ベスト 490 円
4 L ヤング Laughin to Keep From Cryin 740 円
5 M ディビス ウォーキン 570 円
6 M ディビス バグスグルーブ 730 円未開封
7 M ディビス ワーキン 730 円未開封
8 O ネルソン スクリーミンザブルース 740 円
9 R ガーランド ムーズビル1 1,100 円 新品
10 R ガーランド レッズ・グッド・グルーヴ 1,100 円 新品
11 S クリス Jazz in Paris 570 円
12 S クリス インターミッション リフ 570 円


·         プリメインアンプAX−V1

 

6月のメグの会、ワールドカップの試合日にもかかわらず、たくさん方に参加いただきました。ありがとうございます。

さて、スーパー・ツィータを追加したCF150は素晴らしい音で鳴るようになった。ピアノ・トリオ、女性ボーカル、ショパンのピアノ曲などが特に良い。

ただ、サックス、トランペットが入ったハードバップになると少々混濁感があるのである。ピアノとか、女性ボーカルなど、一つの楽器の表現はいいのだが、ベース、ドラム、ホーンが同時に鳴る時の低音域の分解がうまくできていないのである。

現行のアンプ(オンキョーFR−V3+NEC SP105)と16センチ2ウェイのシステムでは、あまり気にならなかったが、38センチ3ウェイのCF150では、低域のレンジが30Hzまで伸びているため、恐らくアンプの能力不足なのだろう。

例によってヤフオクでアンプの物色を開始した。
条件としては、仕事をしながら聴くため、デスクから音量調整する必要があるため、リモコン付の機種。
さらに、5000円以下の値段で買えることである。というのはのと、ヤフオクでは会費を払わないと5000円以上の入札ができないのだ。

そうすると、新品価格39800円のDENON のプリメインアンプ PMA-390 Uあたりが狙い目になる。しかし、このクラスだと大きなグレートアップにはならない。
新品価格10万円クラスが望ましいのだが、それらの落札相場は18000〜4万円ぐらいで、5000円の入札制限額を大きくオーバーするし、さらに致命的なのはこのクラスではリモコンの設定がないのである。

6月2日以降、39800円クラスを何回か入札してみたが、リモコン無しなら3500円ぐらいで落札できるが、リモコン付で程度の良い物だと6000円〜1万円が相場であった。そのため落札は難しい。
多少、不満はあるが今のアンプを使えばいいと考え、ヤフオクでの入札は諦めた。

6月16日に不要品を売却しに近所のハードオフに行った。CF150をクローゼットにセットした際、クローゼットから追い出されたカセット・デッキや小型スピーカー等を売ったのである。
査定の間、アンプコーナーを覗いてみると、意外とアンプは高い。例えばDENON のプリメインアンプ PMA-390 Vのリモコン付が26800円だった。新品価格の半値以上である。
リモコン付だと後は安っぽいシステムコンポのアンプばかりだったが、中にビクターのAX−V1(新品価格105000円)があった。
売値は21000円。1996年頃のオーディオ誌の表紙裏に広告が載っていたので見覚えのある機種だった。この機械は半年前から陳列されていたような気がする。

その日は売却代金を受取っただけで帰ってきたのだか、翌日になると無性にビクターのAX−V1が気になってきた。
ネットで調べると、ヤフオクの落札価格が19000〜21600円、中古品販売店では、34800から49800円で売られている品物である。とするとハードオフで見た物件は安い。

自宅の資料で性能を確認すると重量13.5kg、消費電力175W、出力は40W+40W/8Ω。新品価格10万円クラスでリモコン付。理想的である。
発売当初95年6月号STEREO誌のベスト・バイ・ランキングは3位だった。
アルミをふんだんに使った上、シャーシは銅メッキで端子も高級品である。
安作りではなく、悪い機械ではなさそうだ。グレード的にもCF150に釣合う。

で、その日(6月17日)の夕方、再度ハードオフに行ってAX−V1プリメインアンプを真剣に観察した。
安い理由は、恐らくアルミ一体成型のボディ上面にかなり目立つ傷が数箇所あるからだろう。美しいヘアライン仕上げが台無しである。
さらに、子供のいたずらか、リモコンのボタンが3つ欠けているのだ。
しかし、これくらいは許容範囲だろうと思い、買うことにした。


·         JBL CF150のチューニング その2

 

CF150はリア・ダクトで、ダクトからの中高域の漏れがないためか余分な音がなく、SN感がいいという第一印象があった。
それが、パンチングメタルのプロテクト・カバーを外したことでSN感がさらに良くなって気をよくし、翌6月2日、勢いに乗ってさらなる対策を行った。

クローゼットの棚の板厚は5mm程度なので、スピーカーの重みで板が撓んでしまうため、45cm角の10mm厚の合板をあてがって補強した。

低域が だぶつき気味だったので、鉛の円盤をブチルで張り合わせた「沢村式インシュレーター」(写真1)を袴の下に敷いて、三点支持でスピーカーを10mm持ち上げた。低域が幾分かすっきりしたようだ。
これらの結果、押しても引いてもスピーカーはびくともしなくなった。

クローゼットの上段は床から80センチ。
部屋に椅子はなく、床に座って聴くリスニングホジションのため、ウーハーが耳に最も近い「逆リニアフェイス」になってしまったせいか、シンバルが遠くに聞こえる。
絨毯の上に寝転がって聴くとさらに低音だけが強調されてしまう。

そこで、スーパー・ツィータを追加することにした。
前のシステムでも使用していた高能率108dBのフォステックスのT90Aである。

CF150は98dBの高能率だから、今度はアッテネーターなしで、うまくつながるはずである。
長岡鉄男先生はJBL S3100に組み合わせるスーパー・ツィータとしてT90Aを薦めていた。
S3100の能率はは94dBだから、98dBのCF150にはもっとうまくつながるだろう。
0.47uFのコンデンサーをいれた6dB/OCTネットワークで接続。クロスオーバーは20kHZで、それ以下は急カーブで減衰するはずである。
セッティングはCF150のバッフル面より30センチほど下げて、約5度の仰角をつけた。(写真2)
こうすることで、リスニングホジションからスーパー・ツィータの軸上の直接音をはずし、やさしい高域を狙ったのである。

結果は、音の透明感が増し、部屋全体にシンバルが散乱し、ホーンが反響する理想的な音場が誕生したのである。
バド・パウエルのインパリ 「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」ではズ太いシンバルが出現しびっくりした。こんな音が入っていたとは・・・

そして、38センチ ウーハー。14日経過したころから、音圧が増し、空気感を伴った、ハッとするような低音が出始めたのである。1日10時間、事務所にいる間はジャズをかけ流していたので、眠っていたウーハーが目を覚ましたのだろう。

こうなると、下の住人のクレームが怖い。


·         JBL CF150のチューニング その1

 

JBL CF150、2日間は気分よく聴いていた。
しかし、3日目になると、中域が濁って聴こえるように感じてきた。

この濁りはスコーカ―に付いているプロテクト・カバーのパンチングメタル(写真1)の”鳴き”が原因ではないかと思ったので、6月1日、取り外すことにした。

ドライバーでスコーカ―の取り付けネジを外し、プロテクト・カバーをちょっと引っ張ると簡単に取り外すことができた。

カバーを外すとエッジが接着剤でフレームに雑に貼り付けられているのが目立つが、すべてが黒いのであまり気にならない。(写真2)

スコーカ―の取り付け穴からバッフルの板厚を見ると約2センチ。
スコーカ―のエッジはラバーで、コーン紙のコルゲーションはべェッキォA620のウーハーによく似ている。コストを落とした同等品かもしれない?
そして、推測ではあるがネットワーク上、このスコーカ―はスルーで鳴らしているのではないか。ローコストスピーカーだからネットワーク回路も単純だと思う。

さて、パンチングメタルのプロテクト・カバーを外した音は、
透明感が出るとともに、中域の音量が増し、一層バランスが良くなった気がしたのである。


·         JBL CF150の到着

 

5月30日午後4時20分JBL CF150が届いた。
ジュピター・オーディオの店長みずから配達してくださったのである。

電話で注文する時、「程度は?」と聞くと「極上品です」と店長は言ったが、確かに物は綺麗で、黒いサランネットは新品同様に見えた。
そのサランネットを外すと巨大な38センチウーハーが現れた。エッジは問題なし。コーン紙も日焼けしておらずなかなかのルックスである。(写真1)
リアの2本のダクトは大口径で迫力がある。(写真2)

店長さんを見送った後、時計を見るとまだ5時前である。
夕食前にセッテングを済ませることにし、まず、1本ずつ音出しテスト。
能率は98dBだが、インピーダンス8Ωのためか、意外にもオンキョーD−202A他複数駆動の現行システムより音は小さかった。

クローゼットの中の本をすべてダンボールに詰めて本棚を撤去した。ダンボールは約10箱。ちょっとした引越しである。

次はJBL CF150をクローゼットの上段に持ち上げるのだが、28.5キロの重量である。
ぎっくり腰にならないように慎重に作業。小1時間かかったが、大きな怪我もせず作業完了。JBLは無事に収まった。(写真3)

ちょうどぴったりで、隙間は1センチしかない。38センチウーハーを搭載したスピーカ―としてはCF150は最も軽量、コンパクトなのではなかろうか。

食事を後回しにして、試聴。小音量でもゆったりとした低音。
スコーカ―の質がよく、ピアノ、女性ボーカルがいい。

この日を境に、仕事が捗るようになったことは言うまでもない。


·         JBL CF150

 

先週の土曜日、メグの会のHさんの隠れ家(別宅)に招待されたので、行ってきた。
行かなければよかったのである。

というのは、聴かせていただいたJBLのセンチュリーL100を始めとする20セット以上の大型スピーカー群の次元の違う鳴りっぷり。
持参した、アイク・ケベック、ベビーフェイス・ウォレットのオルガン盤がセンチュリーL100で、素晴らしい音で鳴ったのだ。

友人のO氏の家で聴いたJBLのエベレスト以来の感動であった。いや衝撃と言ったほうがいい。

どうせ置く場所がなく、買える可能性はゼロ。
だから、エベレスト事件以来、JBLの大型スピーカーは、極力、見ない、聴かないようにしていたのである。
O氏のエベレストは完璧にセッテッングされていたが、HさんのセンチュリーL100は他のスピーカーの上に積み上げられた状態であった。

悪いことに現在はインターネットというものが有り、JBLのセンチュリーL100と入力すると沢山の情報が表示される。
Hさんはユニットとボックスをヤフ・オクなどで、別々に調達して10万円程度で入手されたとのことであった。

最近の相場は10〜15万円。意外と安い。ただ、70年代始めの物だから結構くたびれていて、情熱と知識は必須とおもわれた。
情熱、知識ともに欠ける管理人であるが、どうしてもJBLの大型スピーカーが欲しい!という強い欲求の前に
「冷静になれ、今のオンキョーで充分じゃないか」という理性は次第に小さくなっていったのである。

どうせ買うならエベレストと同じ38センチ・ウーハーがいい。
頭に浮かんだのは昔、欲しかったCF150である。
設置場所は事務所のクローゼットの中である。上段の棚は高さ90センチ。
CF150の高さは88.9センチでぴったり収まる。クローゼットの上段の棚は机代わりに使っていて、奥は本棚置き場になっているが、いわばデット・スペースで本棚を撤去してCF150を両端に設置すればいいのである。

早速、CF150の売り物を調べるとヤフ・オクで7万円。
過去には3万円以下で落札された物もあったようだ。

オーディオ・ショップをみると、どの店も49800円である。
これがCF150の現在の相場である。ちなみに新品価格は96000円、後に値上げされて11万円であった。超ローコストの大型スピーカーだったのである。
ほとんどの物件がSOLDであったが、秋葉原のジュピター・オーディオの物はまだ売れていないようである。ジュピター・オーディオは昔、日野市の南平にあり、ビンテージ専門の信用の置ける店である。

で、5月27日に電話で注文した。送料込みで49800円。
有り難いことである。重量は28.5Kg。ヤフ・オクで落札すると3000円〜8000円の送料がかかるのだ。

配達予定は30日の午後5時。現在、待っている間に本文を書いた。


·         3月の買物

 

3月メグの会は、満員の盛況でした。ご参加くださった皆様、ありがとうございます。

H様、フレッド・ハーシュの貴重な音源を聴かせていただき感謝しております。
「Work of Art」、ピアノを中心にじっくり聴き直してみます。

ゲゲトー様、アカデミックかつバラエティーに富んだ選曲、ありがとうございました。

さて、今月はディスク・ユニオンの決算バーゲンで、先月から楽しみにしていたのである。
前日にインターネットで吉祥寺支店のバーゲン内容を確認すると、「10枚以上買うと15%OFF」ということだった。ナイスである。
最近はパソコンのメディア・プレーヤーでしかJAZZを聴かないため、CDに狙いを絞った。約1時間索盤して下記の16枚を買った。〆て10,655円(税抜き)。

1 C ジョーダン  ブローイングフロムシカゴ 600 円
2 C ラウズ  ボサノババッカナル 600 円
3 D ベイリー  リーチングアウト 1,100 円
4 I ケベック  イージーリビング 1,275 円
5 J コルトレーン  &ジョニーハートマン 680 円
6 J ジャクソン  ホエンザタイムイズ リグ 430 円
7 K ドーハム  静かなるケニー 600 円
8 K バレル  アットザファイブスポットカフェ 770 円
9 O ネルソン  ブルースの真実 770 円
10 R フォード  マンハッタンブルース 430 円
11 S クリス  ジスイズクリス 600 円
12 S ロリンズ  ウィズザMJQ 600 円
13 S ロリンズ  ワークタイム 680 円
14 T ジョーンズ  アフターアワーズ 510 円
15 W グレイ  W グレイ メモリアルvol.1 510 円
16 オムニバス  ブルートレイルズ 500 円

初めて聴く盤は
6.ジャボン・ジャクソン、10.ロッキー・フォード、14、T ジョーンズ他オールスターのアフターアワーズ
あとは、LPもしくはPCM放送から録音したMDを持っているが、パソコン入力用に買った。パソコンに取り込むには圧倒的にCDが便利なのである。

2月下旬、仕事で渋谷に行く用事があったので、渋谷のディスク・ユニオンに寄って、不用CDを15枚売却した。
初めて行ったが、渋谷のジャズフロアは吉祥寺に比べるとかなり狭い。品物は少なく、価格設定はやや高めのであった。

中古ジャズCDを買うんなら、吉祥寺ディスク・ユニオンがベストである。と個人的には思う。


·         2月の買物

 

  2月メグの会は、超満員の盛況でした。皆様、ありがとうございます。
捧げるコーナーの岩波先生、お忙しい中、ご参加いただき、ありがとうございました。

さて、今月の買物は下記CD11枚。税込み8820円。(写真)
この日はCDを8枚、売却して4260円。JCBのギフトカード2000円を足して、出費を2000円に押えた。

1 A コーン A from Z & beyond 600 円
2 B ウィラン フレンチストーリー 900 円
3 D ダンドリッジ スムース オペレーター 500 円
4 D バード ブラックジャック 600 円
5 D フォーク フォーカスィング イン 600 円
6 D モス スィンギンアフェアー 600 円
7 H マギー ザリターンオブHマギー 600 円
8 H モブレー アナザーワークアウト 1600 円
9 J アードレイ J アードレイセブン 700 円
10 K ドーハム ジャズコントラスツ 900 円
11 L モーガン サーチフォーニューランド 800 円

メグの会の翌日、パソコンに入力してランダムに聴いた。
良かったのはA コーン、B ウィラン、H マギー、H モブレー、J アードレイ、K ドーハム。いずれもLP、MDで所有している愛聴盤だった。
後は今月中に売却する予定。今回は外れが多かった。現在、ディスクユニオンはCD買取価格20%UPキャンペーン中(5枚以上、3/8まで)だからちょうどいい。
ディスクユニオンという店はCD・LPの倉庫であって、保管手数料、交換手数料を支払って、手持のCD・LPと交換していると、管理人は考えている。

手持ちのCD 440枚をパソコンへに入力したら、曲数にして約4500曲のJAZZデータベースができあがった。120GBのハードディスクはパンク寸前である。

最初は、気に入った曲に、メディア・プレーヤーの自己評価欄に☆4つを入力していたのだが、手間が掛かるし、もともと気に入ったから所有しているCDだから、多くの曲に☆4つを入力する羽目になる。

で、騒々しく、あまり聴きたくない曲に☆1つをつけて除外することにした。
たとえば、アート・ブレーキーのドラムサンダー組曲みたいなドラムソロが長い曲、甲高く耳障りなアルトの曲等である

CDをパソコンに取り込んでしまうと、本システムで大音量で聴きたいCD以外は所有している意味がないので、順次売却して保管スペースを確保し、まだ聴いていないCDに交換していく方針である。


·         ボルチモア・オリオール

 

2月9日、夜中に目が醒めてしまって、寝室のPCM(衛星放送)チューナーのスイッチを入れる。

PCMは深夜零時から2時まで女性ボーカルを流している。夜中に目が醒めた時、音量を絞って聴くと気分がいいのである。

いつもは聴き流しているのだが、数曲目にハッとさせられる曲がかかった。曲想、歌声、バックのホーン、みな素晴らしいのだ。

反射的に時間を確認する。インターネットでミュージックバード番組表を見てアーチスト、曲名を確認するためである。

0:55。
番組表には「Barbara Lea 、Barbara Lea 、BALTIMORE ORIOLE」とあった。
バーバラ・リー。メグの会でHさんがかけたことがあったなー。

googleで調べるとアルバムタイトルは「Barbara Lea 、Barbara Lea 」大名盤であった。(写真)
気になっていたトランペットはジョニー・ウインドハース。知らない人だが、この曲のソロはヘレン・メリルとCブラウン的でかっこよかった。

Amazonのサイトだったので、値段がでていた。『822円』 安い!しかも送料無料!買っておこう。
よく行く吉祥寺ディスク・ユニオンではボーカル大名盤CDは中古でもいい値段で売られている。

12日に届いたので早速パソコンに取り込んで、ハードバップの合間に流れるようにして全曲聴いた。みんな良かったが、気に入った曲は3曲。
Baltimore Oriole、Gee Baby, Ain't I Good to You、Blue Skies。

実物を手にして、このCDはOJCのコレクター・チョイス50というシリーズの中の一枚であることが判った。
シリーズの中には持っていないものも、沢山あった。
「822円で買えるのなら、みんな買っちゃおう。」そう思って、インターネットで検索したのだが、そうは問屋が卸さず、みな1500円以上だった。
さらに不思議なのは、Amazonのサイトで、この「Barbara Lea 、Barbara Lea 」までもが1500円と表示されているのである。
2月9日深夜のみのバーゲンだったのだろうか?


·         メディア・プレーヤー11

 

1月16日、現在使用中のパソコンNEC VL500/2の予備品を買ったのだが、その後、同じ機種をまた1台買い足した。(ヤフ・オクで千円だった)

これで、NEC VL500/2Dは3台になった。事務所に予備品のパソコンが10台ぐらいあるが、パソコンは意外と壊れない。
故障する最悪の場合を考えて予備品を買ってしまう性分のため、MDデッキ、カセットデッキ、レコードプレーヤー等も同じ機種が2台ずつある。困ったものである。

さて、新しく買った2台の予備パソコンには現在使用中のパソコンと共通のソフトをインストールしていつでも使える状態にした。

しまっておくのは、もったいないのでCDジャケット画像の更新機能が付加されたメディア・プレーヤー11をインストールして使ってみることにした。

パソコンの場合、新しいソフトが 「すべて良い」 とは限らず、むしろバージョンアップは危険なバクチで、バージョンアップによって快適な環境が失われることも多いのである。
その点、予備機でテストすれば安心である。

メディア・プレーヤー11を使ってみると、約3メートル離れて操作する自分の環境においては、前のバージョンのメディア・プレーヤー10のほうが使いやすかった。

11は音楽を演奏するプレイビュー画面において、
・CDジャケットを映し出す画面の背景を黒にできない。(黒だとジャケット画像が映える)
・曲名、アーチスト名が本画面に表示されない。
という欠点があった。

その他の難点としては、メディア・プレーヤー11をインストールするには、XP用『サービスパック2』をインストールしなければならず、
その結果、OSが約1GB肥大化してしまうことがある。

しかし、優れている点もあった。
取り込んだCD一覧にジャケット画像が表示されるので、CDのライブラリーが非常に見やすい。(写真)
さらに、ジャケット画像のコピー&ペーストが自由自在なので、自分で収集したジャケット画像に換えることが容易にできるのである。

この機能はうれしい。日本盤のCDは15枚に1枚ぐらいの割合でジャケット写真がインターネットのデータベースに存在せず、取り込めないことがあるからだ。
他にもジャズ・イン・パリ シリーズ、フレッシュ・サウンド盤などもジャケット画像がないケースが多い。
メディア・プレーヤー10でジャケット画像がないWMVファイルを再生すると、青い『♪マーク』が表示され、少々不気味なのである。

11を使えば、ジャケット画像がない盤に、インターネットのアマゾン等のサイトでジャケット画像を入手して貼り付けることができる。


☆メディア・プレーヤーのCDジャケット画像は音楽情報が記録されたWMVファイル本体に組み込まれている。

CDをパソコンに取り込むと、アルバム一枚ごとにホルダーが作成され、ホルダー内に一曲ごとにWMVファイルが生成される。

そのWMVファイル一つずつにジャケット画像が記録され、再生時にそれをパソコン画面に表示するのである。

メディア・プレーヤー11でCDジャケット画像の更新を行うとアルバム・ホルダー内のWMVファイル一曲ごとにジャケット画像の書換が行われる。

試しに、メディア・プレーヤー11でCDジャケット画像更新を行った音楽データ(WMVファイル)をメディア・プレーヤー10で再生してみると、まったく問題なく再生でき、下位互換性があることがわかった。

結論としては、JAZZ再生用のメイン・マシンには、今までどおりメディア・プレーヤー10を使用し、
メディア・プレーヤー11を搭載した予備機を、CDジャケット画像の更新専用機として使うことにした。

WMVファイルの音楽データは120GBの外付けハードディスクに入っているので、
ジャケット画像を書き換える時だけ、外付けハードディスクのUSBケーブルを、10のメイン・マシンから、11の予備機につなぎ換えればよい。

こうして、10のメイン・マシンの快適な再生環境はそのままで、11の新機能の良い部分だけを利用できるナイス・システムが構築されたのである。


·         パソコンを落札

 

1月16日のメグの会に行く前、インターネットでヤフー・オークションを見ていたら、事務所のシステムでCDプレーヤー代わりに使っているパソコンNEC VL500/2のジャンク品が700円で出品されていた。予備品としてもう一台買っておこうと思っていた物である。

ジャンク品とはいえ、(WINDOWS XP HOME)のOS付き。
「700円はないだろう」と思い、上限870円で入札して、メグの会に出かけた。

翌朝、入札しておいたのを思い出し、ヤフー・オークションの結果を見ると、
意外にも700円の最低価格で落札できていた。自分以外だれも入札しなかったのである。
落札したら、絶対買わなければならない。これがヤフ・オクの掟である。

商品代金 700円、送料 950円、決済手数料 158円、
合計 1808円であった。日曜に入金したら、月曜に商品が届いた。

早速、動作確認。
梱包を解くと、少々傷んでいる。タテに置こうとすると立たない。足が一本欠けているのだ。ケース直付けの丈夫な足が欠けているという事は落下品の可能性が濃厚である。
よく見ると、PCIスロットも少々歪んでいる。
OS付きにもかかわらず、ジャンク品と明記されていたのはこのためか。

はたして、起動するだろうか?不安と期待が入り混じった心理状態でスイッチON。
すると・・・ WINDOWS XPの草原の画面が現れた。
「これは、使える!」
続いて、CDを再生してみると、完全に無反応。読まないのである。NEC VL500/2のCDユニットはかなり高い確率で故障している。
CDを取り出してトレイを閉めようとしても閉まらない。トレイを何度押し込んでも、自動的にトレイがOPENしてしまうのである。

こりぁー、ジャンク表示で売るわけだ。

でも、インターネットには接続できるし、ハードディスクは健在で60GB。当分使えそうである。
CDユニットを交換して、予備品として保管しておくことにしよう。これで、今CDプレーヤーとして使っているパソコンがいつ壊れても安心なのだ。


·         1月の買物

 

  1月メグの会、寒い中、たくさんの方に参加いただきました。ありがとうございます。
捧げるコーナーのHさん、6時から10時半まで、お疲れさまでした。的確なコメント、ありがとうございました。

さて、今月もメグの会1時間前に吉祥寺ディスクユニオンに行くと、SさんとNさんが先に来ていた。

最近は、終日、パソコンのメディア・プレーヤーの『自動再生リスト』でJAZZを聴くようになっため、今後はデータ・ベース(ライブラリー)入力用のCDのみに絞って買うことにした。
狙い目は、勿論ハードバップど真ん中のCDである。

約1時間、索盤して11枚レジにもっていき、検盤した結果、買ったのは下記10枚で税込み6720円。(写真)

1 A ペッパー インテンシティー 900 円
2 M ジャクソン ミートMジャクソン 900 円
3 J コルトレーン ソウルトレーン 500 円
4 T ヘイズ ポートレート 300 円
5 B リトル アウト・フロント 700 円
6 J コルトレーン トレーニングイン 700 円
7 L ヤング バーブ ベスト 600 円
8 L ヤング プレズ&テディ 700 円
9 S ゲッツ  スタンゲッツプレイズ 600 円
10 J コルトレーン スターダスト 500 円
4を除き、衛星放送で録音したMDを持っており、8〜10はLPもあるが、パソコン入力用に買った。

既に入力済みのCD約150枚分のメディア・プレーヤー ライブラリーは『最終再生日から30日以上経過した曲をかける』という条件を設定した『自動再生リスト』を使って正月2日から聴いていた。すると、15日にリストから条件設定対象がなくなってしまった。
1日、10枚聴いて14日間で150枚すべて聴いたことになる。
本日、昨日買った10枚と、手持ちCD 30枚の40枚をの追加入力しておいた。
上記の10枚もパソコンのランダムに再生で、数日間かけて一曲ずつ、じっくりと聴いていくことになる。

そして、気に入った曲には『自己評価 4 』を入力しておき、一とおり聴き終えた後、『自己評価 4 』だけを抽出した『自動再生リスト』で好きな曲だけを繰り返し聴いてゆくのである。

意外と人生、短いからね♪〜


·         スーパー・ツィーターその2

 

スーパーツィーターを追加することによる利点は、オーディオ評論家の方々が様々な解説をされている。
 超高域の再生帯域を伸張し、過渡特性が改善される。
高音の多くは倍音成分として低い周波数から連続した一つの音を形成しているから、ベース等の低域も充実する。

 また、指向性を改善して音像定位ををより明確にするとともに、音楽の陰影や奥行き、音場の広さなどが出てくる。
音の切れ味やシャープさを加え、音の透明感や繊細さを向上させ、音楽の表現能力を増すことができる。
 メーカー製のスピーカーシステムのツィーターはローコストのソフトドーム・ツィーターが主流だが、ホーン・ツィーターに比べるとソフトかつ曖昧な再生音で、リニアリティに欠ける。

10年前、こうした解説にクラクラっときて、ホーン型スーパーツィーターを買うべく秋葉原に走ったのであった。

 さて、スーパー・ツィーターT90Aの再接続に失敗した夜、寝床の中で画期的なアイデアが閃いた。バイ・アンプ接続である。
能率が高いT90Aを普通のスピーカーと結線して組み合わせようとするから、うまくいかないのである。メイン・アンプのボリューム・コントロールから独立したアンプでスーパー・ツィーター単独で小音量で駆動すれは問題は解決する。

問題はメイン・アンプのボリュームから“独立したアンプ“を何にするかである。
 MDのヘッドホーン端子からの出力をスーパー・ツィーターに流せばいい。DMD−7020のヘッドホーン端子にはボリュームがついているからアッテネーターの替わりになる。

事務所のシステムの柱はケンウッドのMD=DMD−7020である。DAコンバーターとして使っているから、すべてのデジタル・ソースはMDを経由する。
「THIS IS VERY GOOD IDEA!」その夜はよく眠れた。

翌日、物置からφ3.5のヘッドホーンジャックと赤黒のスピーカー・ケーブルを探し出し、ヘッドホーンジャックにスピーカー・ケーブルをハンダ付けし、MDのヘッドホーン端子に差し込んで準備完了。(写真1)

今度は1.0uFのコンデンサーで逆相で接続して、スーパー・ツィーターをメインスピーカーの横に置いた。(写真2)

MDのヘッドホーン端子のボリューム位置は10時。シンバルが相当うるさい。8時の位置まで絞って落ち着いた。
しかし、メインスピーカーのD−202Aの高域と重なって、強烈にハイ上がりの音である。

20kHz以下の高域をカットして、メインスピーカーの高域とのダブリを少なくするために、
コンデンサーを0.47uFに交換した。

シンバルは改善したが、今度は低域に問題発生。一番大切なベースが痩せてしまったのである。

コンデンサーを逆相で接続しているのが原因とみて、正相に直す。すると、ベースが元通りドスン、ドスンと鳴るようになった。
ここ等辺がオーディオの不思議なところで、スーパーツィーターの正相、逆相が低域にも大きく影響するのである。

高音の多くは倍音成分として低い周波数から連続した一つの音を形成しているから、低音再生にも影響するといわれている。

ともあれ、MDのヘッドホーン端子にスーパー・ツィーターを接続することで、思惑通り、T90Aの超高能率を克服することに成功した。

後は、レベル調整だけである。普段、聴いている8〜9時の音量に合わせて調整する。
ホーン型スーパー・ツィーターは鳴らしていると次第に音量が大きくなってくる。ダイヤフラムの動きが良くなるためか、もしくは配線・ネットワーク回路のエージングが進むためだと思う。

だから、アッテネーター代わりのヘッドホーン・ボリュームを絞っていく必要があるのだ。現在、ヘッドホーン・ボリュームは7時の位置である。6時半の位置が音量0であるから、ぎりぎりまで絞り込んで、もう後が無い状況である。(写真1)

試しにつないだヘッドホーンはほとんど鳴らないから、現在の出力は0.1W以下だと思う。6石トランジスタ・ラジオ並みである。改めて106dbという能率は凄いものだなぁと思う。

で、音はどうなったかというと高解像度の音になった。複数のスピーカーを鳴らしているので定位が甘かったが、スーパー・ツィーターが芯になってメインスピーカーの周辺に定位するようになった。
シンバルがキラめいて、ベースが明瞭になり、サックス・ピアノ・ホーンの艶・響きがでる。

『指向性を改善して音像定位ををより明確にするとともに、音楽の陰影や奥行き、音場の広さなどが出てくる。
音の切れ味やシャープさを加え、音の透明感や繊細さを向上させ、音楽の表現能力を増すことができる。』というのは本当だった。
10年を経て、こうした音を めでたく手中に収めることができたのである。

昼寝しながら聴くには、以前の曖昧なゆったりとした音のほうが良いが、そんなときはヘッドホンジャックを引き抜いてしまえば、即座にスーパー・ツィーターを切って元の音に戻すことができるのである。

T90Aの最終的設置場所は、メインスピーカーの外側に落ち着いた。(写真3)


·         FOSTEXスーパー・ツィーター

 

成人の日の11日、少々殺風景だった事務所のサブスピーカーの上にスーパー・ツィーターを飾ろうと思い立つ。

押し入れを探すと買った当時の箱に入ったT90Aを発見。フォステクス T90Aスーパーツィーター。(写真1)10年ぐらい前に3万円弱で買ったものである。

箱を開けると新品同様に金色に輝いていた。さっそくサブスピーカーの上に飾ってみると「待っていたわよ」と語りかけてくるような存在感。置いただけで音が良くなったように感じる。

その当時、JBLのLT−8にデザイン、特性ともそっくりのフォステクスFX−200という20センチ フルレンジを使った自作スピーカー・システムを使っており、高域増強のためにスーパーツィーターを買ったのである。

FX−200の能率は92dbだから、同程度以下の能率のスーパーツィーターを組み合わせるのが定石。しかし、T90Aのルックスに引かれて買ってしまったのである。
T90Aは106dbという超高能率。でも、コンデンサーとアッテネーターで能率を落とせば何とかなると思ったのだ。
しかし、0.47uFのコンデンサーで超高域以下をカットし、アッテネーターを一杯に絞り込んでも、スーパーツィーターの鳴り過ぎが制御できず、実力を発揮することなくお蔵入りしてしまったのである。

しばらくは眺めているうちに、「もう一度、鳴らせてみようか」という思いがムラムラしてきた。
面倒くさいアッテネーターへの配線・ハンダ付けをやらなくても、サテライト・スピーカー的に使っている4ΩのサブスピーカーDV−3 2本に直列で接続すれば、片チャンネル6本のスピーカーの中で唯一8Ωで高インピーダンスのスーパーツィーターは相対的に小さく鳴る筈だから うまくいくかもしれないと思ったのである。
昔、買いそろえたコンデンサー群とアッテネーターも出てきた。

とりあえず1.0uFのコンデンサーを使い、正相でつないでみた。
(スーパーツィーターを追加するときは、正相で接続するか・逆相で接続するかを聴感で決め、コンデンサーの容量を選択する。
その組合せは数多くあり、その中で最適なものを選択する作業は根気が要り、けっこう面倒なのである。)

すると相対的に小さく鳴る筈のスーパーツィーターが元気に鳴って、DV−3のサテライト・スピーカー2本からはまったく音が出なくなってしまった。T90Aの106dbという超高能率に、インピーダンス差などでは太刀打ちできなかったのた。
さらに、システム全体の低音が細り、音の広がり感もなくなってしまった。明らかに改悪である。
逆にDV−3のサテライト・スピーカーは音場感、雰囲気造りに意外と効いていたことが判った。

スーパーツィーターが鳴り過ぎの音を聞いていると独特の不快感が襲ってくる。
ある種の胸のつかえ感、ザラついた、いらいらする感じである。この“感じ“。 懐かしくもあるが、二度と味わいたくはない感覚である。

「やはり、こいつは一筋縄では使えない。飾って眺めるだけにしよう」と未練一杯で諦めたのであった。

続く


·         自動再生リスト

 

パソコンの120GB外付けハードディスクに150枚のCDを入力して、メディア・プレーヤー10でジャズを聴いていることは10月ごろに書いた。

最初はパソコンをCDプレーヤーの代用品として使い始めたのだが、今は所有しているCDをハードディスクに取り込んで、ランダム再生でジュークボックス的に使うことが多くなった。
事務所にいる約12時間、ジャズをかけ流しで聴いている。まことに気分がよろしい。

ミュージック・バード(衛星PCM放送)の9チャンネル=SWING EASYも有線放送的でいいのだが、好みではない曲、騒々しい曲が多くかかるし、さらに悪いことは同じ曲の繰り返しであるのが致命的であった。で、解約した。

パソコン=メディア・プレーヤーによるジュークボックスの利点は、自分の手持ちCDの中から気にいったものだけをハードディスクに入力しランダム再生するから、気にいらない曲は絶対にかからないことだ。
さらに、アルバム・タイトル、曲名、演奏者、アルバム・ジャケットの画像 がディプレイに表示されるのが素晴らしい。

ただし標準では、アルバム・ジャケットの画像はメディア・プレーヤーの表示は4センチ角、文字は5ミリだから、ディプレイから3メートル離れたリスニング・ポジションから読み取ることはできない。
が、ウィンドウズ添付ソフトの『拡大鏡』を使えば、画像はCDジャケット並みの12センチ角に、文字は1〜1.5センチぐらいに拡大できるから、離れたところからでも一目で確認できるようになる。

一曲ごとに切り替わるジャケットを眺めながらジャズを聴くのはジャズ喫茶的でなかなか楽しいものである。(写真)

しかし、現在の幸福な環境にたどり着くまでに、数々の試行錯誤があったのである。
単にランダム再生するだけでは、数日のうちに同じ曲が何度も かかるから、飽きてしまう。
再生リストを並べ替えても、その時はいいのだが、しばらく経つと、また同じ曲が再生される。

150枚もCDを入力しているのに、なぜかパソコン君は偏よった選曲をしてしまうのである。
昨年の暮れにはメディア・プレーヤーでジャズを聴くのが、いやになってMDとCD−RWばかりを聴いていた。

しかし、サブ・スピーカー群を追加した新システムが実にうまくいって、豊かな気持ちで、JAZZに包まれた平和な年末年始を過していた正月2日。
 マイクロソフトのホームページで画期的な発見をしたのである。

音楽データを自動更新する『自動再生リスト』というのがあるというのだ。
それを使ったら、「過去30日に再生した曲を除く」という条件設定が出来たのである。

もっと早く知っていれば・・・。
メディア・プレーヤー10にはいろいろな機能があるようだが、オーディオ機器とちがって、解りやすく丁寧な取説などはない。パソコンの世界はそれが当り前なのだが・・・・

条件設定した『自動再生リスト』を使うと、パソコン君は150枚のCDを公平に選曲する、管理人の忠実な下部に変身したのである。

さらに、メディア・プレーヤーのデータ・ベース(ライブラリー)には『ユーザー評価』という項目があり、1〜5までの数字を入力できることがわかった。
例えば、自分が気に入ったスタンダード曲に“4”を入力して、『自動再生リスト』で「ユーザー評価が4と等しい曲」という条件設定をすれば、お気に入りのスタンダード曲だけを聴くことができる。
だから、気に入った曲をメモしておいて、それを『ユーザー評価』欄に入力し、番号別の『自動再生リスト』を作成すれば、その時の気分に応じた選曲を楽しむことができるのである。

ただ、『自動再生リスト』を使うようになって、レコードを買う意欲をほとんど無くしてしまい、
選曲はパソコンに任せっきりのため、CDプレーヤー、MDデッキ、レコードプレーヤー、カセットデッキ等のオーディオ機器をまったく使わなくなって、困っている。


·         12月の買物

 

  12月メグの会、年末の忙しい中、たくさんの方に参加いただきました。ありがとうございます。
また、九州・福岡から帰ったばかりの寺島先生も参加くださり、感謝、感謝なのであります。

さて、今月もメグの会1時間前に吉祥寺ディスクユニオンに行った。
店内に入ると、すでにメグの会メンバーがきている。やぁ、やぁ、と挨拶。
入り口付近にSさんがCDを物色中。
店の中央にはNさんがレコードを索盤している。
Nさんが確保したレコードを見せてくれる。A・ペッパー、ラテン等々、相変わらず趣味がいい獲物を手にしていた。

この日は中古LPのオレンジ帯が20%、水色帯が10%引きだった。
約1時間、索盤して8枚レジにもっていき、検盤した結果、買ったのは4枚で2915円。(写真1)

CD
ケリー・ブルー 国内版 ビクター20ビット(630円)
お気に入りのキープ・イット・ムービング(別テイク)を聴き比べするために買った。持っている米国OJC盤は音量がやや小さく不満だったのだ。
聴き比べてみると音質は米国OJC盤とほぼ同じ。音量はやや大きい程度で失敗だった。

LP
1.ビリー・テーラーwithキャンディド 未開封 (840円)
2.カーティス・フラー スライディング・イージー(945円)
3.ケニー・ドリュー トーキン&ウォーキン (500円)

1.ビリー・テーラーのは手持ちのアイウッシュ・アイニューが良かったし、未開封も魅力だった。
ビリー・テーラーのピアノはいいのだか、キャンディドのほとんど無意味なコンガ ソロが延々と(最長2分)続くのは苦しい。MDに録音した後、コンガソロはすべてカットした。

2.はハンク・モブリーが参加していて、以前から探していた。
実際に聴いてみると演奏者の熱気不足。Bゴルソン、Gグライスのアレンジャ―まかせというべきか、期待したほどではなかった。でも59年メンバーは皆全盛期、特にリー・モーガンのソロが素晴らしかった。

3.は衛星放送から録音したMDを持っていたので、あえて買わなくてもよかったのだが、20%引にひかれて買ってしまった。
でも、こうした名盤はターンテーブルにのせるだけでも気分がいいものである。


メグの会二次会の中華街からの帰り道、前回の「サブ・スピーカーを追加」を読んでくれたYさんから「小さなスピーカーを集めているのか?」と質問があった。
話すと長くなるから「べつに〜――」と曖昧に答えておいたが、集めていたわけではない。自然に貯まってしまったのだ。

実はオンキョーのCD・MD一体型アンプFR−V3、同FR−V5+スピーカ―セットを三回もヤフ・オクで買ってしまったのである。
最初に1100円で買ったFR−V3が調子がよく気に入ったので、予備品としてCD部不良のジャンク品のFR−V3を500円で買ったのだが、肝心のライン入力部が故障しておりアンプとしては使い物にならなかった。
その翌週、よせばいいのにジャンク品のFR−V5(FR−V3の上級機)を500円で買った。
しかし、これも運悪く ライン入力部が故障していた。
故障品の2台のアンプは近所のハード・オフで処分した。FR−V3が100円。FR−V5は500円で売れた。

小さなスピーカー⇒オンキョーD−V5、D−V3の三台はこれら一体型アンプについてきて、取り残された物なのだ。
これらスピーカーもいずれハード・オフで処分するつもりで、とりあえず事務所に山積みにしておいたのである。(写真2)

その前にも、ジャンク品のティアックCD−Rを500円で買って失敗している。「電源入る」という商品説明につられて落札したのだが、ケースを開けてみると配線コネクターがはずれていて、前の持ち主が格闘した形跡が見られ、絶対に修理できない代物だった。これもハード・オフで500円で引き取ってもらった。(写真3)

こう書くと損は少ないようだが、宅配便の送料が一件当り1000〜1500円かかっているので積った損は大きい。
ヤフー・オークションというのは中毒性があって癖になってしまうようなのだ。その結果、事務所はジャンク品のガラクタだらけということになる。

ちなみにハード・オフという店は車で30分以内の近場に5、6店舗もある。東証一部上場の企業で、なかなかの高業績企業である。

商売の仕組みは基本的に古本屋と同じで、極端に安く仕入れて、高く売ることで利益を出している。
以前、ケンウッドのFMチューナーKT−6050を売ったら2000円だった。
後日、店内をぶらついていると自分が売ったKT−6050を見つけた。
12600円の正札がついていた。ということは仕入れ価格の六倍で売るようである。

オンキョーD−V5、D−V3スピーカーのハード・オフ売価は3000〜3500円ぐらいだったから、買取り値は500円以下だと思う。

12センチウーハーの2ウェイ・スピーカーを自作すると最低8000円はかかるから、500円で売る位なら自分で有効活用したほうが得策ではある。
(下に続く)


·         結果良好

 

 さて、自然に貯まった、これらスピーカーを総動員した結果はどうであったか。

狙いどおり、低域の量感は増大した。従来、ボリュームは9時の位置で聴いていたが、8時の位置でも十分かつ、深み・弾力がある低音が得られるようになった。
非力なアンプ*であっても、複数スピーカーの駆動に何の問題もなかった。

* 現状のアンプ構成は
プリ・アンプ  =オンキョーCD・MD一体型アンプFR−V3 定格出力12W×2/8Ω(写真1)
パワー・アンプ =NECアンプ付きスピーカーPC−SP105のアンプ基板 定格出力 不明(写真2)
を使用している。
接続方法はFR−V3のヘッドホーン出力をPC−SP105のアンプ基板に入力して、そのアンプ基板の出力配線にメイン・スピーカーへのケーブルをハンダ付けしている。

アンプを2重にしている理由は低音の増強である。
FR−V3の再生音は低音不足で、ジャズが楽しくないのである。経年変化でパワー・トランジスタが劣化しているのかもしれない。
で、試しにPC−SP105を経由してスピーカーに接続してみると、低音不足が見事に解消されたのだ。
 今回は、そのPC−SP105のアンプ基板に8台のサブスピーカー群を追加接続したのである。

長岡鉄男先生の自作スピーカー教科書によれば、スピーカーを複数使用した場合の実質的な振動板面積はスピーカー口径合計の70%ということである。
(12×3+15)×70%=35.7センチであるから、理論上は35センチのサブウーハーを追加したのと同等ということになる。

また、長岡鉄男先生は同一ボックスに複数のスピーカーを使用した場合、中高域は減衰すると書かれている。それで低音増強用のサブスピーカーをバッフルを揃え、2つ組み合わせて使用することで同一ボックスに複数のスピーカーを使用したのと同様の効果を狙ったのだ。ただし、その効果があったかどうかは不明である。

音源が片チャンネル3ヵ所になったため、音場感は向上し豊かなステレオイメージが得られるようになった。心配した定位感もメイン・スピーカーの能率が最も高いためか悪くはならなかった。

当初は指向性による中高域減衰を狙って、全てのサブスピーカーを横向きにセッティングしていたが、棚の上においた2台のD−V3は最も低能率なため、ごく小音量で鳴っており、サラウンドのサテライト・スピーカー的に空気感、音の広がり感を得るために使ったほうが効果的と思い正面やや外側に向けるように設置し直した。

さらに、うれしいのはシンバルが鮮明に聴こえるようになったことだ。それも耳障りな音ではない。同一メーカー製で音質共通の2.5センチ ソフト・ドームツィーターが10個も鳴っているのが効いているようだ。

また高域が改善したのは、スピーカー群のトータル・インピーダンスが6Ωから3Ωに下がったことも影響している可能性がある。パワー・アンプのPC−SP105の付属スピーカーのインピーダンスは4Ωだから、アンプの回路も4Ωを前提に設計されているのかもしれない。

管理人はこの新システムで、豊かな気持ちで、JAZZに包まれた平和な年末年始を過すのである。

皆様も、良いお年をお迎えください。


·         サブ・スピーカーを追加

 

11月後半から仕事が急速に忙しくなり、気がついたら今年も残りわずか。
リーマンが破綻して、世界経済がグチャグチャになった昨年に比べれば、今年は平和な年だったが、暮れになってドバイのデフォルト問題できな臭くなってきた。
加えて、我が国財政も不況による税収不足で国債増発は必至。長期金利が上がると日本経済は大ピンチ!
来年はともかく、今年は平和に終って欲しいなぁー。

ところで、書きかけだったオーディオの対策。

一組のスピーカーから、ジャズを楽しむための音量を得ようとするから、低音が鉄筋を伝わって下の階の家にもれる。

サブ・スピーカーを追加して、音源を分散することで解決しようと考えたのである。
サブ・スピーカーには余っているものを4組使用することにした
  型名            ウーハー  インピーダンス  出力音圧
1.オンキョーD−072  15センチ   6Ω         88dB
2.オンキョーD−V5   12センチ   6Ω         85dB
3.オンキョーD−V3   12センチ   6Ω         85dB
4.オンキョーD−V3   12センチ   6Ω         85dB

メーカーは全てオンキョーで、ツィーター・ユニットは、いずれも2.5センチのソフトドームで共通。2〜4はウーハーも共通であるから音色はほとんど同じである。

ちなみに、メイン・スピーカーのD−202Aは16センチウーハーでインピーダンス6Ω、出力音圧レベルは90dBで最も能率が良い。
パラレルで接続した場合はメイン・スピーカーが最も大きな音で鳴ることになり、都合が良い。

メイン・スピーカーD−202Aの入力端子にはバナナプラグ用のジャックがついているので、そこからサブ・スピーカーへの音声信号を取り出すことにした。
1と2(写真1)、 3と4(写真2)をそれぞれペアにして直列で結線する。
するとインピーダンスは12Ωになる。さらにペア同士を並列で結線するとインピーダンスは6Ω。所謂「パラ・シリ」接続である。

これをインピーダンス6Ωのメイン・スピーカーに並列で接続するとトータルのインピーダンスは3Ωになる。
サブスピーカー4つの中で最もグレードの高いのが1のD−072(写真1の手前側)で、出力音圧レベルが88dBだから、これが最も大きく鳴る。

サブ・スピーカーの配置は、メイン・スピーカーに対して90°に対向してセットする。また、左右対称にしないで、少しずらすことで定在波で低音が減衰しないようにした。

こうすることで、指向性を利用してサブ・スピーカーの高・中域がメイン・スピーカーと重ならないようにし、低音だけを補強することを狙ったのである。
1と2は床に、3と4は棚の上(高さ1m)に置いた。

片チャンネル5スピーカー、左右合計10スピーカー。スピーカー・ユニット総数は20個。これを非力なアンプで駆動するのである。はたして・・・・・


·         11月の買物

 

11月メグの会は、オーディオ愛好家の I さんに捧げるということで、高音質の優秀録音盤の選曲が多く、さらに懐かしいメンバーの参加もあって、とても楽しい4時間を過すことができました。ご参加くださったメンバーの皆様、ありがとうございます。

さて、例によってメグの会の前に吉祥寺ディスクユニオンに行った。
Nさんを見習って、「渋いレコードを手に入れよう。心を入換えて索盤するのだ!」と決心したのである。

店内に入ると、既にNさんも来ているではないか。挨拶すると「今日は、ないねー」とのこと。見ると2、3枚しか手にしていない。
約1時間、索盤して8枚買った。しめて5310円。(5千円以上買うと10%引きだった)

LP
1.BLUE NOTEベスト盤 東芝2枚組 (270円)
2.ソニー・クラーク/ウィントン・ケリーBLUE NOTE未発表曲集(1080円)
3.ジャズ・メッセンジャーズ(Epic) (900円)
4.ジョン・コルトレーン アフロブルーLIVE パブロ2枚組(540円)
5.ペッハー・アダムス クリテイクス・チョイス(630円)
6.スコット・ハミルトン ノーベース・ヒット(270円)
7.バド・ジョンソン レッツ・スウィング ムーズビル(720円)
8.ジュニア・マンス ライブ・アット・スィート・ベイジル(720円)

1と2は11月のメグの会のテーマがBLUE NOTEで、コレクターのHさんが持ってなさそうだったので自慢しようと思って買った。
1.はジャケットがハードカバーの本のように立派で、音質も良かった。当時3800円 モーニン、チェニジアの夜、サイドワインダー、クール・ストラッティン、サムシン・エルス、フューゴ、クレオパトラの夢。これ一枚でBLUE NOTEが堪能できる古き良き時代のメイド・イン・ジャパン。壁に立てかけて飾っておくことにした。

2.はB面のウィントン・ケリーの演奏がよかった。

3.ジャズ・メッセンジャーズはオリジナルデザインのLPだったので買った。持っているLPは擬似ステレオ盤で、ジャケット違いのもの。

4.この盤はNさんが譲ってくれた。コルトレーンのアフロ・ブルーは好きな曲だが、バートランドのLIVEは録音が悪くて不満だった。思ったとおり、こちらのほうが録音が良かった。

5.ペッハー・アダムス クリテイクス・チョイスは 以前、Fさんから借りて聴き、気に入っていた。手ごろな値段だったので躊躇なく買った。ベースはダグ・ワトキンス。

6.スコット・ハミルトンはベースレス・トリオ。270円の激安に引かれて買った。が、思いのほか演奏はよかった。

7.バド・ジョンソンは ムーズビルだったので迷わず買い。ムーズビルとスィングビルは集めているのである。

8.ジュニア・マンス ライブはジャケットが怪しいので迷った。しかし、メンバーからして普通のピアノ・トリオだろうと思って買ったのだが、演奏は平凡で緊迫感なし。失敗。

この他にも
チック・コリアBLUE NOTE録音2枚組(600円)
ニーナ・シモン2枚組(300円)
ディジー・リース スターブライド(900円)ほか数枚、確保していたのだが、店内のどこかに置き忘れて?買い損なってしまった。Nさんが譲ってくれたものもあったのに・・・
メグについた後、気がついたが後の祭り。

しかし、Nさんみたいに、渋いレコードを買うことは難しいのである。


ところで、今月のメグの会の主役、指扇のオーディオ愛好家 I さんの話を伺うと、よい環境でオーディオをエンジョイされていて、まっこと羨ましい限りなのである。

それに引き換え、この俺は・・・
たかだか2〜5Wの音量で、事務所の下の住人から「低音が響いてうるさい!」と苦情を受けるようなチープな環境なのである。
鉄筋コンクリートのマンションなのに、よっぽど手抜き工事をしたとみえる。

なにか対策を講じなければ、俺のジャズ・オーディオライフに明日はない。(つづく)


·         大橋祐子さんのLIVE参加

 

11/6(金)メグで行われた大橋祐子さんのLIVEに行った。

平日は仕事が忙しく、しかも夜は8時半に寝てしまうので、メグのLIVEに行ったことはなかった。
しかし、大橋祐子さんが、メグの会で弾いてくれたピアノソロのベサメ・ムーチョがすばらしく、
前橋のKさんからも「不入りだと大橋さんが可哀想だから是非一緒に行こう!」という強い誘いの電話もあり、LIVEが金曜日の夜で翌日、翌々日が休日だったのが決定打となった。

行ってびっくり。補助椅子が出る大入り満員。凄い人気で、演奏が始まる前に満席になった。
寺島さんが「全面的にバックアップしたい」と気張っているのがわかる。途中で帰った人、途中から来店した人も沢山いたので、延べ50人は入ったのではなかろうか。
メグの会のメンバーもNさん、Yさん他数名来店していた。
ピアノトリオの演奏も良かった。ただ、ベースのアンプボリュームが大き過ぎて、大橋さんの美しいピアノの響きが打ち消されてしまったのが残念ではある。

LIVEの後、寺島さんや前橋のKさんたちと件の中華料理屋で二次会。
うれしいことに大橋さんも顔を出してくれた。(写真1)
演奏の後で疲れているだろうにミュージシャンという仕事は大変だなぁと思う。

さて、メグのLIVEの前に、吉祥寺ディスクユニオンに行き、LPを一枚買った。
ミルト・ジャクソンのビリッジゲートライブ(700円)。(写真2)

Nさんもディスクユニオンに来ていた。「最近ここ、いいものが少なくありませんか?」と言うと、「9月決算前だったせいじゃないの」と涼しい顔。
買ったものを見せていただくと、渋いLPを十枚くらい仕込んでいた。しかもかなりのローコストで、である。
やはり、管理人とは年季が違う・・・。

今日は時間があったので10/24の八ヶ岳旅行の写真をプリントした。
今月のメグの会で参加者の皆さんに配るのである。
だが、途中でプリンターの赤インクがなくなってしまった。
その原因は、寺島さんが行きの談合坂SAで真紅のマフラーを買い、それを最後まで、ずーっと首に巻いていたためである。(“まね”して買った人もいた)(写真3)

だから、どの写真にも真紅のマフラーが登場する。ゆえに赤インクの消耗が激しいのだ。

メグの会の旅行も、たしか6回目。「もう、八ヶ岳方面は飽きたなー」と思っても会の皆さんと行くと結構楽しい。
不思議だ。

 


·         10月の買物

 

10月メグの会はあいにくの雨でしたが、ほぼ満員の盛況になりました。
参加くださった、メンバーの皆様、酒太さま ありがとうございます。

さて、例の如く、メグの会の前に吉祥寺ディスクユニオンに行ったのだが、買ったのはLP一枚だけ。まぁ、こんな月もあるんでしょう。 S.スティット&Mジャクソン(500円)。(写真1左)
昔のバップだけど、なかなか良かった。しかし最近、吉祥寺ディスクユニオンには“目ぼしいブツ(物)”が少なくて、無理して買うことが多い。

それに加えて、先週は120GBのハードディスクで連日JAZZを聴いていたので、少々JAZZに食傷気味になっていたせいもある。

というのは、パソコンのDVDユニットでジャズを聴いていたのだが、パソコンのハードディスクが一杯になってしまったため、DVD作成は5枚で止まってしまったのである。
ハードディスク容量60GBの内、OSとリカバリー領域で20GB使っているから、データ領域は正味40GB。
DVD5枚分に相当するCD約100枚の取り込みで容量不足になってしまう。

で、以前、仕事のデータをバックアップするのに使っていた「USB接続120GB外付けハードディスク」をCD録音用に転用することにした。(写真1右)
120GBあると、手持ちのJAZZ・CDをすべて取り込んでも、まだ余裕がある。

体育の日の3連休を利用して、新たに40枚以上のCDを外付けハードディスクに取り込んだ。これまで取り込んだ分と合わせると約150枚になった。

そうなると、DVDにコピーしなくても、外付けハードディスクを丸ごとパソコンでランダム再生することで、所有している全てのCDによるジュークボックス的再生が可能になったのである。
自分が所有するCDの音楽情報を全て記録できるデータベースが外付けハードディスク内に完成したともいえる。

さらに、もうひとつメリットがある。CDをハードディスクに取り込んでWMAファイルとして再生すると、デジタル信号のサンプリング周波数がCDの44.1kHzから、一ランク上りDAT並の48kHzになるのである。
気持ち、高域の抜けが良くなるようである。

しかし、今までCDプレーヤー代わりに使っていたパソコンNEC VC1000/J8がDVD再生中にしばしば音飛びを起こすので、録音専用に使っていた、NEC VL500/2に交換してみると音飛びは皆無になった。恐らくチップセットのバージョンが新しいためだろう。

ただ、VL500/2のCPUは発熱が多いAMDのデュロン950を使っているため、CPUクーラーのファンが強烈にうるさいのである。

ケースを開けて、手持ちの低回転の静音ファンに交換してみる。(写真2左が静音、右が純正品)

さらにファンの風向きを下向きから上向きに変更した。オリジナルのファンの風向きは下向きのためCPUクーラーのフィンにファンの風が当り、盛大に風切り音が発生していたのだ。
通風の邪魔になるフロッピー・ディスク・ドライブは取り外し、冷却のためケースの上ブタを取り外した。光デジタル出力端子がついているので、光ケーブルでMDデッキに接続、MDのDAコンバーターを介して再生することにした。(写真3左)

さらに、パソコンをラックの隅に追いやり、スポンジで囲ってしまった。(写真3右)

これで、CDプレーヤーとして使用に耐える静かさになった。長時間聴いた後触るとCPUクーラーのフィンはかなり熱いが、音楽の再生しかしないからCPUの負荷は少なく問題はないはずである。
万が一、壊れても870円で買ったパソコンだから惜しくはない。

気分よく聴いていたのだが、ウィンドウズのメディアプレーヤーのランダム再生は、ランダムといっても規則性があって一定間隔で再生していくことに気がついた。再生リストはミュージシャン名のアルファベット順に並んでいるから、同じミュージシャンが連続して再生されることになって、気分が変わらず、よろしくないのである。真剣に悩んだ。

例によって、グーグルで検索するとメディアプレーヤーの再生リストの並べ替えの方法が紹介されていた。
やはり、さすがパソコンである。 ソート(並べ替え)などは、お手の物だったのである。
[名前順]、[アーティスト順]、[アルバム順]、および [ファイル名順]で、並べ替えができる。とりあえずファイル名順で並べ替えしてみた。
そのうえで、ランダム再生してみると、パソコンの選曲が偏らず、快適なジャズ空間が生成されるのであった。


·         DVDでジャズを聴く

 

最近、パソコンのDVDプレーヤーでジャズを聴くことが多い。といっても市販のDVDオーディオではない。
CDの音楽データをマイクロソフト社のメディアプレーヤー10を使ってWMAというファイル形式に変換して、パソコンのハードディスクに記録する。
CD一枚の記録は最高音質を選択して約7分。
データサイズは約200メガバイト。約半分に圧縮される。

その後、ハードディスクに取り込んだWMAファイルをDVDレコーダー専用ソフトを使ってDVDに書き込むのである。
音楽を記録したDVDはCDと同様にパソコンのCD・DVDプレーヤーで再生可能である。(もちろんハードディスクのWMAも再生できる。)

CD22枚が一枚のDVDに収まってしまうのだ。(写真1)
CD一枚7曲として150曲。一曲7分とすると、全部聴くには18時間を要する。
だから、ランダム再生にしておいて、パソコン様にジュークボックス的に選曲していただくのである。
さらにうれしいことには、パソコンのディスプレイに、アルバムタイトル、アーティスト名、曲名が表示される。拡大表示機能を使えば遠くからでも確認できる。(写真2)

MDやカセットテープを聴くこともあるので、DVDを聴くのは一日4〜6時間ぐらいである。

現在までに5枚のDVDを作成した。
ハンク・モブリー リーダー
ハンク・モブリー サイド
ソニー・クラーク
ルー・ドナルドソン
哀愁その一(ブルー・ミッチェル、ドナルド・バード、ジョージ・ウォーリントン他)

記録用DVDには何種類かあって、DVD−R、DVD−RW、DVD+RWを試したが、DVD+RWは音が少々尖ってしまうようだ。
DVD−RWが最も聴きやすい音質に仕上がった。音質はほぼMDと同じである。CDとの差はほとんどない。

このように、パソコンをCDプレーヤー代わりに使うと、なかなか便利である。

パソコンのCD・DVDユニットはデジタル・データを長期間にわたって、間違いなく記録・読み取りする様に設計されているため、ローコストのオーディオ用CDプレーヤーより耐久性があるようだ。ローコストのオーディオ用CDプレーヤーは10年程度でピックアップが劣化して故障することが多いのだ。

中古価格もオーディオ用CDプレーヤーが2万円以上するのに対し、パソコンはOS付で6千円以下。音質面でも6万円ぐらいの中級CDプレーヤーとほぼ同等である。

ヤフオクでXPのOS付パソコンを2台買ったのは、CD・DVDプレーヤー兼CD・DVDレコーダーにしようと思ったからだ。
DVDに録音するためにDVDレコーダー(パイオニアDV−111D)も買った。
パイオニアはオーディオ・メーカーのせいか音がいい?のである。

新しく買ったXPパソコンは
・NEC VL500/2 (XPホームOS付 870円)(写真1上)
・富士通 CE8/905 (XPホームOS付、15インチ液晶ディスプレイ付 1000円)(写真1下)
・DVDレコーダー パイオニアDV−111D 960円

あまりの安さに怖くなるほどである。

NEC VL500/2の方が状態が良かったので、こちらにパイオニアのDVDレコーダーを取り付けた。(写真3)
2台とも事務所の別室に置いて、オーディオ専用機として活用しようと思っている。


·         スピーカーの工作

 

9月21日、スピーカーの工作を行った。
手持ちのスピーカーユニットを装着するつもりで、SONYのスピーカー SS−P77XAVを7月に買ったのだか、
ヤフ・オクで完成品のD−072やD−202を格安で手に入れてしまったため、掃除をしただけで放置していたのである。

しかし、自作のスピーカーで音楽を聞く楽しみは捨てがたいものがある。
やるのなら、9月のシルバーウィークしかない!と決心していたのである。
念のためジグソーも2つ買った。曲線切り用の刃も買った。

SONY SS−P77XAVバッフル開口径は120mm。
それを、手持ちの16センチ フルレンジスピーカーを装着できるよう、145mmに拡大するのである。

φ145の型紙を作成して、シャープペンシルで印をつける。
ジグソーの刃が入るように、ドリルで5mmの穴を開け、作業開始。

ジグソーの扱い自体は意外と簡単だったが、木の粉が目に入ったり、木屑で鉛筆の線が見えなくなったりするので、掃除機で木屑を吸い込みながら、休み休み作業した。
ようやく切り終わり、次はスピーカーユニットのハンダ付けである。

3機種あるので、結構大変だった。聴き比べして、このBOXに装着するのは無印良品に決定した。
(写真2 左から無印良品DAITO DS16F、National AJ−500、Clarion KM160W)

気がつくと午後5時、半日がかりの作業だった。夕食もそこそこに試聴。
音離れよく、飛び出してくる音は、さすが16センチ フルレンジスピーカー。

その夜はビールを片手に、出来たてのスピーカーシステムが奏でるお気に入りのハードバップで、10時過ぎまで至福のひと時を過したのであった。


·         9月の買物

 

9月メグの会は5連休の初日にもかかわらず満員の盛況でした。
参加くださった、メンバーの皆様、ありがとうございます。

さて、メグの会の前に吉祥寺ディスクユニオンで
CD
1.Mジャクソン(ブルーノート1509) (800円)
2.M ジャクソン ハーレム (900円)
LP
3.Rブラウン&Mジャクソン(500円)
4.M ジャクソン モントリュー75(400円)
5.D ゴードン ソフィスケィトジャズジャイアント(500円)
6.L ヤング プレズ (1956年LIVE)(400円)
を買った。しめて3500円。(写真2)

6.Lヤング プレズ(写真1)は、ジャケットがいいので買った。Lヤングの表情が渋い。
メグの会でLヤングをかけたATさんに「いいだろー」と見せびらかしてしまった。
このジャケットは額に入れて、部屋に飾っておくのだ。演奏はLIVEで、いつもどおりのLヤング。

MジャクソンはLP2枚はよかったが、CDのほうは、まぁまぁ。ブルーノート1509はSモンクが邪魔。この人の演奏はどうしても好きになれない。
ハーレムは90年吹き込みでスマートだが迫力に欠ける。
でも、嫌いな曲を除外して、CD−RWに2枚合わせて録音してランダム再生したら、意外と楽しく聴けるものなのだ。

メグの会の翌日20日は、ヤフ・オクで 1円で落札したパソコン(NEC MA10写真3)が届いたので、動作確認で半日潰れてしまった。その後、メグの会のホームページ更新。

21日は以前から計画していたスピーカーの工作を行った。

22日は、またヤフ・オクで買ってしまったXPパソコンとアンプの動作確認。

23日はXPパソコンのセッティング。
そんなこんなで、シルバーウィークはあっというまに終ってしまった。

20日に届いたMA10はハードディスク、CD、FDが取り外されているため、1円の捨て値で売られていたのだ。まさに「余り物に値なし」
パソコンというのは人類の技術と叡智を結集した機械なのだが、資本主義のプライシングは冷酷である。

NEC MA10はペンティアムV 1GHzのCPUを搭載した良い機械で、管理人はメイン・パソコンとして愛用しているのである。(OSはWINDOWS 98SE)

だから、予備として買った。MA10の予備機はこれで4台目になる。(ただMA10は一度も壊れたことがない。丈夫な機械なのである。)

手持ちのハードディスクを接続して起動してみると、幸いなことに完動品であった。
CD、FDが取り外されているのはケース内部の冷却のために好都合なので、そのまま使うことにした。